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「家にいながら解放感が味わえるジャジーでファンキーなおすすめ新譜」(高橋芳朗の洋楽コラム)

ジェーン・スー 生活は踊る

音楽ジャーナリスト高橋芳朗さんによる洋楽コラム(2020/03/27)

「家にいながら解放感が味わえるジャジーでファンキーなおすすめ新譜」

家にいながら解放感が味わえるジャジーでファンキーなおすすめ新譜http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200327123440

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)

高橋:本日はこんなテーマでお送りいたします! 「家にいながら解放感が味わえるジャジーでファンキーなおすすめ新譜」。ここ一ヶ月ぐらいのリリースから気持ちよくてかっこいい、ジャジーなグルーヴが堪能できるおすすめの作品を聴いてもらいたいと思います。計4曲紹介しますね。

スー:いいねえ。いきましょう!

高橋:1曲目はホセ・ジェイムズの「Feels So Good」。これは2月5日にリリースされたニューアルバム『No Beginning No End 2』の収録曲です。ホセ・ジェイムズは1978年生まれ、ミネアポリス出身のシンガー。ニューヨークのニュースクール大学でジャズを専攻後、2008年にデビューしています。2012年から2018年まではジャズの名門レーベルブルーノートに所属して、2014年には椎名林檎さんと日本語でデュエットもしました。

この「Feels So Good」は「現代のミニー・リパートン」の異名をとる女性シンガー、セシリーとのデュエット曲。タイトルに偽りなしの爽快な曲になっています。

M1 Feels So Good feat. Cecily / Jose James

スー:湿度が低い!

高橋:ねえ。気持ちいい!

スー:麻のシャツのボタンを開けたら風がフワッと入ってくるみたいな、そんな感じ。行ったことないけどアカプルコ感。

高橋:わかりますよ、アカプルコ感というかちょっとしたリゾート感ね。続いては、ココロコ(KOKOROKO)の「Carry Me Home」。3月3日にリリースされたニューシングルです。ココロコはサウスロンドンで結成された男女混成の7人組バンド。2018年に現在のロンドンジャズシーンの盛り上がりをパッケージングしたコンピレーション『We Out Here』に参加したことで注目を集めて、去年EP『Kokoroko』でデビューしたばかりです。

これから聴いてもらう「Carry Me Home」も含めてアフリカ音楽/アフロビートの要素が色濃い音楽性なんですけど、アシッドジャズやジャズファンクの感覚で楽しんでもらえると思います。

M2 Carry Me Home / KOKOROKO


高橋:曲を聴いてるあいだ「ちょっと懐かしい感じだねー」なんて話をしていました。

スー:私の友人がこういう曲を聴いたときに「懐メロの新譜」という非常に的確な形容をしていたんですけど、これはもう完全にそれだなって。

高橋:まさに90年代前半の渋谷の雰囲気を思い起こすようなね。スーさんもよくWAVEでお買い物してたそうじゃないですか。

スー:ああっ、恥ずかしい! CLUB QUATTROにジャイルス・ピーターソンのイベントに行って、そのあと向かいのソーホーでご飯を食べたっていう(笑)。

高橋:僕もまったく同じルートをたどっていました(笑)。ちなみにホセ・ジェイムスもココロコもジャイルス・ピーターソンに見出されたという経緯があります。

では3曲目、ジェイコブ・コリアーの「In My Bones」。3月25日にリリースされたばかりのニューシングルです。ジェイコブ・コリアーはロンドン出身の25歳。この番組では昨年「Moon River」のカバー特集で取り上げたことがありますね。アカペラと楽器演奏の多重録音パフォーマンスをYouTubeで配信して一躍話題を集めたマルチミュージシャン。今年のグラミー賞ではその「Moon River」で最優秀アレンジ賞インストゥルメンタル/アカペラ部門を受賞しています。

この「In My Bones」は、今後リリース予定のアルバム『Djesse Vol. 3』からの先行シングル。ニュージーランドのシンガーソングライターのキンブラ、そして今年のグラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされていたニューオーリンズのソウルバンド、タンク・アンド・ザ・バンガズをフィーチャーしています。この曲はちょっとマイケル・ジャクソン的なファンキーさがあるんですけど、もう変態の域に達しているというか、ただただ圧巻です。

M3 In My Bones feat. Kimbra & Tank and The Bangas / Jacob Collier

スー:山下達郎さんもびっくりって感じですね。

高橋:すさまじい多重録音ぶり。先ほどマイケル・ジャクソンっぽいと言いましたけどプリンスの要素も入ってるのかな?

スー:うん、プリンスっぽい。ミネアポリス感はありますね。

高橋:そんな感じで曲自体80’s感があるんですけど、ミュージックビデオがまたピーター・ガブリエルの「Sledgehammer」風で楽しいのでそちらも併せてぜひ。

スー:フフフフフ、それわかる人はアラフィフになっちゃうぞ(笑)。

高橋:最後いっちゃいましょう。ベッカ・スティーブンスの「Slow Burn」。これは3月20日にリリースされたニューアルバム『Wonderbloom』の収録曲です。ベッカ・スティーブンスはノースカロライナ出身の女性シンガーソングライター。Apple Musicやウィキペディアのカテゴリーではジャズに分類されているんですけど、ジャズを基盤にしてフォークだったりロックだったりポップスだったり、いろいろな音楽のエッセンスを取り入れているアーティストです。

この「Slow Burn」はいま紹介したジェイコブ・コリアーとのコラボ曲。ふたりの共演はこれで3度目ぐらいかな? これもやっぱりマイケル・ジャクソンやプリンスの流れを汲む変態チックなシンセファンクになっております。

M4 Slow Burn / Becca Stevens

スー:すごいトリッキーでしたねー。今日紹介してもらった曲で踊って今週末を乗り切ろう! ヨシくん、来週もよろしくお願いします!

高橋:よろしくお願いします!

―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ―― ◇ ――
当ラジオ番組では「日々の生活に音楽を」をコンセプトに、音楽ジャーナリスト・高橋芳朗さんによる洋楽選曲を毎日オンエア。最新1週間のリストは以下です。

3月23日(月)

(11:08) If You Want It / Niteflyte
(11:29) Please Don’t Fall in Love / Average White Band
(11:38) Shine Like You Should / Melissa Manchester
(12:13) Still Falling for You / Boz Scaggs
(12:24) Don’t Cha Love Me / Crackin’

3月24日(火)

(11:06) You Are The Sunshine of My Life / Stevie Wonder
(11:26) Flying Easy / Donny Hathaway
(11:37) Gotta Get Closer to You / Terry Callier
(12:16) Love Each Other / Leon Thomas
(12:20) Feelin’ Mellow/ Weldon Irvine

3月25日(水)

(11:05) Brass in Pocket / The Pretenders
(11:27) Accidents Will Happen / Elvis Costello & The Attractions
(11:37) When I Write The Book / Rockpile
(12:11) Up The Junction / The Squeeze
(12:25) Happy Loving Couples / Joe Jackson
(12:49) ヴァージニティ / ムーンライダーズ

3月26日(木)

(11:06) Forca Bruta / Jorge Ben
(11:26) Vou Morar No Teu Sorriso / Trio Ternura
(11:36) Todo Meu Amor / Os Diagonais
(12:12) Cheguendengo / Elza Soares
(12:24) Vou Deitar e Rolar / Elis Regina
(12:49) Me Deixa Em Paz / Ivan Lins

3月27日(金)

(11:05) Rescue Me / A Taste of Honey
(11:36) Love Festival / Kool & The Gang
(12:12) Until the Morning Comes / Ray Parker Jr. & Raydio