お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

苦境に立たされたサッカーチームが家庭を救う!

森本毅郎 スタンバイ!

3/25(水)に、新型コロナウイルスの影響で中断していたJリーグが、五月の再開を目指す方針を発表しました。およそ二カ月は試合が行われない事が決定した訳ですが・・・

苦境に立たされているサッカーチームが、休校で困る子供のいる家庭へ向けて、続々と支援を始めたので、取材してきました。3月26日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

★キッズメニュー3名無料!?

まずは、J2のサッカーチーム「FC町田ゼルビア」が運営するレストラン「ゼルビア×キッチン」の店長、杉村祐貴さんのお話です。

「ゼルビア×キッチン」店長 杉村祐貴さん
パパママ応援キャンペーンとして、一人の保護者に対して3名までお子様のキッズメニューが無料。今コロナの影響もあって、家で過ごすお子様や、お昼ご飯を用意するお母さま達の役に立てれば。栄養のバランスも考えて、日替わりメニューの場合はプロのトップチームの選手に提供している一部のメニューをお子様にも提供している。お客様の数に関しては通常時よりは1.5倍近く、先週の土曜日は2.5倍の数の家族連れのお客様がいらっしゃって多くはなってきている。

もともと500円のキッズメニューを最大三名無料にするキャンペーンと言う事で、今新型コロナウィルスの影響で子供たちは給食が食べられない状況の中、有難いと親御さんから好評のようです。

しかも選手も立ち寄ることもあり、管理栄養士さんが考え抜いたバランスの良いメニューを子供たちも食べる事が出来る事もあり、お客さんの数は多い時で通常時の2.5倍にまで増えたそうです。

子供たちも、憧れのプロの選手が食べているものと同じメニューが食べられると言って、大変喜ばれているようです。

★ゼルビアロス

ただ「ゼルビア×キッチン」で見受けられるのは笑顔ばかりではないようです。再び杉村さんのお話です。

「ゼルビア×キッチン」店長 杉村祐貴さん
選手達が近くに練習場があるので、そこから練習が終わり次第ゼルビアキッチンに向かって食事を摂る。表情を見る位しか読み取れない所ではあるんですけど、残念な気持ちは見てとれる。サポーターさん方に関しては「何とかロス」ではないですけど、ゼルビアに飢えている方が多くいらっしゃって、この間もお客様がいらっしゃって、ゼルビーのぬいぐるみを置いて食事をするなど、悶々としたものは皆の中にあるのかな、と。そこは僕も一緒に残念な気持ちになっているので早く開催して元気な姿を見てほしいなと思います。

練習終わりに食事に来る選手たちの表情はやはり複雑な表情だと言うことです。サポーターの方の中には、ご自身で「ゼルビー」と言うゼルビアのマスコットキャラのぬいぐるみを持参して一緒にご飯を食べるなど、「ゼルビアロス」に陥っている方も多いそうです。

実際昨日、お店の最寄りの鶴川駅周辺を歩いた時に、町中にゼルビアのポスターが張られていて、空欄のスコアボードを見たときは少し切ない気持ちになりました。

★オンラインで体育の授業

ここまではFC町田ゼルビアの取り組みについてのお話でしたが、実は他のサッカーチームも、また違った形でお子さんのいるご家庭のサポートに取り組んでいるんです。FC大阪取締役副社長 近藤祐輔さんのお話です。

FC大阪取締役副社長 近藤祐輔さん
クラブとしてはこのコロナウィルスで試合が出来ない中、我々サッカークラブとして出来る事は何かないかなと言うことで体育の授業と言うものをオンラインで発信して、今学校に行けない子供たちに対して運動してもらおうと言うことでお送りしている形になります。皆で踊れるようなちょっとしたダンスだったりとか、ストレッチとか提供しようと思っています。

今学校に行けない子供たちが、自宅で簡単に体育の授業を受けられるように、家で出来る筋トレ、ダンス、ストレッチなどの動画を作成してYoutubeにアップしているんです。こちらもお子さんのいるご家庭の大きな支えになっているそうです。

★FC大阪の抱える不安

そんなFC大阪ですが、先ほどのFC町田ゼルビアとは異なり、JFLリーグの所属チームで、これからJリーグ参入を目指しています。今後のリーグ再開へ向けての複雑な心情を伺いました。再び近藤さんのお話です。

FC大阪取締役副社長 近藤祐輔さん
私共に降りているベースで言うと、まだ分からない事が多いのは確か。ただ昇格がない、と言うことは決まってはないので、我々はJリーグだったりJFLだったりで決まった事に対して、出来る限りのことはしていこうと思う。J3に上がる際に、順位とか観客動員数と言うのもありますので。試合数だったりそこら辺がまだどうなるか分からないので、はっきりすれば、それに向かって頑張ろうかなと思っています。

FC大阪は先月に将来的にJリーグに参入するための資格を取得したばかり。そんな中新型コロナの影響でJリーグ参入に必要な観客動員数など不安要素が多い中で、それでも苦しい家庭のサポートに回るスポーツマンならではの姿勢がありました。