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新型コロナで移動はどう変化?「自粛疲れ」の声も

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナウイルスの影響で政府から最初に「自粛」が呼びかけられてから、およそ1ヶ月が経ちました。そんな「自粛」の余波がどんなとことに及んでいるのか、3月25日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。


まずは、愛知県の教習所「ペーパードライバースクール ゼロ」の代表、上谷和彦さんに聞きました。

★ペーパードライバー講習が人気

「ペーパードライバースクール ゼロ」代表 上谷和彦さん
ペーパードライバー専門の講習。コロナウイルスの影響で、通勤や買い物で車を使いたい人が増えた。電車とか公共機関で普段移動してる人。そういう人たちが車で通勤したいとか、買い物に行きたいとか。愛知県の入院患者が出たり、死者が出始めてから特に増えた。車は個室ですからね、マスクもつけなくて良いですし。感染力が高いのが、皆さん怖いんじゃないんですかね、公共機関使うことが。

「満員電車で通勤するよりもマイカーで通勤したい、子供の送り迎えをマイカーで行いたい。だけど、しばらくハンドルを握っていないので運転が不安」という方が、コロナ騒動以降、積極的に講習を受けているようです。特に愛知県は、現状、東京都、北海道にに次いで、全国で3番目に感染者が多い県でもあるので、少しでも感染リスクを減らしたい方が他県よりも多いのかもしれないと、上谷さんは仰っていました。

また今回、自転車店にも話を聞いてみたんですが、どうやら自転車で移動する人も増えていて、自転車の需要も高まっているようです。

「感染力が高い」という部分で、移動の仕方を見直している人が増えているのかもしれません。

★タクシーの買い物代行サービスの利用者増

さらに、通勤だけではなく、買い物の動きも変わってきているようで、あるタクシー会社のサービスが話題となっています。群馬県館林市のタクシー会社、つゝじ観光バスの常務、小磯守正さんに聞きました。

つゝじ観光バス・常務 小磯守正さん
買い物代行サービス。夕飯等で食べる食材をメモ用紙に書いて、これを買ってきて下さいと乗務員に伝えて商品を買ってくる。昨年の同時期と比べて、この2~3月で、2倍~3倍に増えてきた。高齢者が多いので感染リスクを恐れている。特に先週、隣町の太田市で群馬県初の感染者が見つかって以来、不安を感じている方々が多い。私共の会社はタクシーと路線バスの業務だが、壊滅状態。落ち込んだ収益を何とか最低限に食い止めて、その他で補う努力をしなければならないんですが、買い物代行サービスが上手くこの状況にマッチしているサービスなのかなと考えている。

群馬県の南東に位置する館林市と邑楽郡の住民向けに行っているサービスで、こちらはコロナ騒動以降、利用者が2~3倍に増えているそうです。利用料金は、30分までが980円。その後30分ごとに500円ずつ料金が上がっていく仕組みで、商品代は別途、支払うということです。

お話を聞いていると経営的に非常に厳しい状態だそうで、まず、通常の移動手段としてのタクシー利用が2~3割減。さらに観光バス事業の方は壊滅的で、3月と4月の予約は全てキャンセル。そんな中で、なんとか買い物代行サービスに活路を見い出している状況で、何とか他のマイナスをこれで補填したいと仰っていました。

★新幹線の利用者数は回復傾向!?

一方で、長距離の移動は、何か変化はあるのか?新橋の金券ショップ「新橋チケット」を営む、伊集院浩二さんにお話を伺いました。

「新橋チケット」代表取締役 伊集院浩二さん
新幹線の回数券の売り上げがガタ落ちで、2月上旬位からパタっと売れなくなった。東京〜名古屋、東京〜大阪は売上が8割減。2~3ヶ月前は1万3千円前後で売っていたものが、一番安い時で1万1千650円。安売り合戦。ただ、先週から少し持ち直してきて、いま1万2千500円程度に上がってきている。「自粛疲れ」ですかね…。どこにも出かけられないのが、ちょっと動き出した流れ。
森本毅郎スタンバイ!

金券ショップの激戦区、ニュー新橋ビルにある、「新橋チケット」でお話を聞きました(株式会社チャンスセンターが運営)

森本毅郎スタンバイ!

3月23日(月)時点の「東京〜新大阪」の新幹線回数券の値段。一時期は1万2千円を割り込みましたが、この日は1万2千500円まで回復していました

つまり、「一旦売上が激減した新幹線の回数券が、ここ一週間でやや持ち直した」ということなんです。そしてその背景には、もう自粛は飽きた!という「自粛疲れ」が広がっているのではないか…という、伊集院さんの分析。

流れとしては、政府が自粛要請を打ち出した1ヶ月程前から、売上がガクンと落ち込みました。なぜなら、個々人で旅行を取りやめたり会社の出張が無くなったりして、新幹線の利用者自体が減ってしまったからなんですが、そうなると金券ショッップとしてはせっかく仕入れたチケットを余らせたくないので、売り切るために、各社過剰な値下げ合戦が始まりました。

ただ、意外なのは、ここ一週間で売り上げが持ち直しているという点。つまり一旦激減した新幹線の利用者が再び増え始めているようなんです。

★「自粛疲れ」でちょっとずつ外に出始めている…?

伊集院さんによると、ちょうど先週の3連休に遠出する人が増えたのではないかと仰っていたんですが、ではどれくらい「自粛疲れ」を感じているのか?最後に街の人に聞いてみました。

●「いつも旅行に月一回行ってるが、行かなくなった。あと一週間に1回位しか外出しなくなった。ほとんどスーパーにも行かず家にいる。やるしかない、辛抱するしかない。
●「長男がスポーツ少年団で野球をやっていて、3月一杯は全部中止、4月もまだ未定。外に連れて行きたいけど、周りの目が気になるので、近所の人にあまり見られないように、ちょっと遠くに一泊してきた。もう疲れました。
●「なるべく人ごみ避ける、電車乗らない、遠出行くにも車で。休校が終わるのもいいのかなと思う。自粛も、政府がどういう理由でやめにするのか、判断の基準をはっきりして欲しい。

中には、コロナ騒動の前後で何も行動を変えていない、という人もいましたが、多少なりとも行動を制限している方が多かったです。特に、子供のいる家庭は学校の休校でストレスが溜まっている様子で、先日の三連休に、ちょっと遠出してきたという方もいらっしゃいました。終わりが見えない状況に、皆さん困惑している状況でした。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!