お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

新型コロナ対策で電車が窓開け運行 【効果】以上の【安心】!

森本毅郎 スタンバイ!

新型コロナウイルスの感染防止対策として、いま鉄道各社は、換気のために窓を開けて電車を走らせています。東京メトロ、小田急、西武、東武、京成、京急など、各車両の窓の一部を開けて走行。JR東日本も、乗客に対し車内放送で、窓を開けられることをアナウンスしています。そこで・・・。

「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!3月18日(水)は、『新型コロナ対策で電車が窓開け運行 【効果】以上の【安心】!』というテーマで近堂かおりが取材をしました。

★電車の窓開け運行はどうですか?

密閉空間は新型コロナウイルスの感染リスクが高まります。みなさん通勤の電車は感染は気になるのか、電車の窓を開けて走行することについて街でお聞きしました。

●「電車の密閉空間? 気になります。誰かがセキをすると離れたりします。」
●「気になります。世間で騒がれているので。(最近は窓を開けて換気をすると)社内放送はしてる。銀座線と東西線、両方とも言ってる。」
●「たまたま座ったところが開いていたのかもしれないけど、風が入ってくると気がつきました。開けてくれたほうがいいですね。」
●「(窓が)開いているのは見たことないですね。ただ換気が重要だという話は聞きますけど電車でやってるのは見たことないです。(開けてほしい?)私自身はそこまで思わないです。」
●「開いてるんですか? それいいかも。賛成。」
●「賛成です。だんだん暖かくなってきているのでこれぐらいの季節だったら開けてもらったほうが安心ですね。」

街でお聞きした方のほとんどが、電車の中の換気は気になるし、換気に賛成。やっぱり社内の換気が気になる人は多かったです。ただ、インターネットをみてみると、この時期、風が寒いんじゃないかとか、花粉症だから心配とか、特に地下鉄だと窓を開けると音がうるさいんじゃないかといった声が見られました。

★窓開け運行、体験!

音の大きさは、60デシベルくらいまでは普通。70~80デシベルだとうるさい。90デシベルになるとかなりうるさい、というレベル。実際に窓開け運行している地下鉄に乗って音や風がどうなのか体験してきました。

窓開け運行、体験!
「(地下鉄千代田線)78、79デシベル。81。でも普段乗っているときよりうるさいかと言われると、あまり差がないかな。(地下鉄丸の内線)30センチぐらい開いている窓から、風は意外と入ってこないんですね。80デシベルと超えるか超えないかぐらい。(都営大江戸線)あっという間に85、87、91デシベル。ちょっとうるさいですね。上の窓が開いている席に座っていますが、93。結構うるさいという感じがする。」

窓開け運行の電車内は、音の数値を見るとうるさいレベルでした。大江戸線は、自分の小声リポートが、聞き取れなくて、ちょっとうるさいな、と感じました。しかし、ネットなどを見ると『窓を開けていない普段の大江戸線もうるさい』という投稿なども見かけたので、普段よりもうるさいのかどうかは分かりません・・・。

千代田線と丸の内線などの地下鉄の車内は、そこまで大きく違ったようには感じませんでした。また、10~20㎝開けた窓から風がびゅうびゅう吹き込むということもありませんでした。

★換気の効果は!?

そもそも、電車1両の窓数枚を、10~20㎝開けることは、換気の効果はどうなのか?気になったので、鉄道ライターの杉山淳一さんにお聞きしました。

杉山淳一さん
「車内の換気装置で十分ということもあるんですけど、ひとつは開口部が多いほうが換気ははかどる。もうひとつは、やっぱり心理的な問題もあると思います。電車に乗っていて風が流れて、なんでかな、そうか窓を開けてるからか、と安心してもらえるということですよね。不安を抱えながら乗ってもらうよりは、ちょっと寒い日もあるかもしれませんが、窓が開いていたほうが安心できるということかもしれませんね。」

いまの電車は、車内の換気措置で十分。ただ、乗客の方から鉄道会社に『新型コロナウイルスが心配だから窓を開けて換気してほしい』という声が寄せられたという。実は2000年代の初め頃は、在来線の電車も、新幹線と同じように窓が開かないタイプの車両が多かった。それで今でも電車の窓は開けられないと思っている人は意外と多い。それでよけいに感染を心配する人もいたようです。(杉山さんによると、架線トラブルで停電になった電車内で、空調が止まってしまい、さらに窓も開けられずに体調が悪くなった乗客が多く出た、ということを受けて、窓は開けられるものに変わったそうです。)

そこで鉄道各社は、換気装置でも十分だが、【安心】のために窓開け運行を行っているのです。ちなみに新幹線の窓は安全上、開かないようになっているが、こちらは常時換気していて、計算上6~8分で車内の空気が入れ替わるようになっているそうです。

★乗客の前で消毒作業を!

新型コロナウイルス対策としては、鉄道各社は車両の消毒も、これまでより頻度を増やしています。でも、街でお声を聞いてみると、そのことはあまり知られていないようで、消毒もしてほしいという声も聞かれたんです。ですから、鉄道会社の中には、乗客に分かりやすい形で消毒をしているところもあるそうなんです。鉄道ライターの杉山さんのお話。

杉山淳一さん
「列車の消毒を調べたときに、【えちごトキめき鉄道】の鳥塚社長と話したときに、
列車の折り返しのときに除菌剤を噴霧していると言っていました。だいたい車両の掃除は車庫でやるものなんです。だからお客さんから見えないですよね。(車庫でなく列車の折り返しのときにやれば)除菌をしている様子がお客様に見えるから、お客様に安心してもらえるんじゃないかと言っていました。」

新型コロナ対策は、実際の効果ももちろん大事ですが、それ以上にどうやって乗客に【安心感】を持ってもらうかが大事だと感じました。

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。