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本当の想いは…【幸福な王子・後篇】ゲスト:板野友美さん

ラジオシアター~文学の扉

毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】

先週に引き続き、ゲストに女優の板野友美さんをお迎えして、オスカー・ワイルドの【幸福な王子・後篇】をお届けしました。

さて、2人の間にあった出逢った頃のちぐはぐさは、形を変え、ある意味今もちぐはぐだけれど、お互いが心を開いて、自分の意思を素直に話し合える関係性の上に成り立つちぐはぐさで、どこかひょうきんで笑えるものがありました。
王子と接する中で豊かになっていくツバメの喜怒哀楽を、身振り手振りを使って真っ直ぐに表現される板野さん。
余談ですが、収録途中に“ぐぅ~”と、板野さんのお腹がなっちゃうお茶目な一面も。収録用マイクは良く音を拾います。(笑)

そして、物語はいよいよラストへ。
時間を重ねれば重ねるほど、2人は確実に惹かれあっているのに、お互いに自分よりも相手や誰かを思いやることで、ボロボロになっていく2人の身体。
板野さんはこの物語を読んで、王子は本当にツバメを愛しているのだろうかと疑問に思ったそうです。
なぜなら、世界の為という大義名分がある裏で、隣にいる大切な人がボロボロになっていくことには目が留まらないから。気持ちはわかるけれども…と。

そんな風に、この物語にはいくつもの解釈が出来るような切なさと想いが詰まっているねと、終わった後お2人でお話しされていました。
因みに、板野さんは今回の「幸福な王子」という作品をとても奥深くまで研究されていて、愛読書である「星の王子さま」とのリンク性も熱弁されていました。
ブース側も「なるほどー!」と納得の声多数でした。

皆様も2度3度聴いても、また違った印象を受け取れるかもしれません。
1度聴いた方も、またお時間がある時に是非聴いてみてくださいね。

それでは、2週にわたってオスカー・ワイルドの【幸福な王子】をお届け致しました。
また、文学の世界でお逢いしましょう。

By 北村健人

 

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