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万城目学が提言。操作性が悪い、視界が悪い、息ができない、楽しくない、ゲームに「水の面」は必要なのか?

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

万城目学さん完全版トーク後編はこちらから↓↓

■ゲームの「水の面」が楽しくない

「マイゲーム・マイライフ」のゲストは先週に引き続き、小説家の万城目学さんです。今回のトークで、言われてみれば……と思わず膝を打った話がありました。万城目さんはあらゆるゲームにおける「水の面」が嫌いだそうで。とにかく水の面が楽しくないのだとか。これ、言われてみれば確かに、と思いました。水の面って、その操作性の悪さゆえにじわじわと苛立つんですよね。めちゃくちゃわかる。水の面、楽しくない!


宇多丸「(事前に書いていただいた)アンケートで面白いなと思ったのが、水の面が嫌い、と」


万城目「そうなんですよ……」

宇多丸「これ、どういうことでしょう?」

万城目「とにかくあらゆるゲームに登場する水の面が嫌で」

宇多丸「水の中にもぐったり」

万城目「そう。快適さを奪うことをゲーム側が求めてくるんですよね、水の面って基本」

宇多丸「要はその、動きがちょっと鈍ったり、息ができなかったり」

万城目「いらないと思うんですよ」

宇多丸「先ほど、ゲームは歯ごたえ(難易度)がそれなりにあったほうがいいっておっしゃってましたけど(笑)」


万城目「いやー……、水の面がねぇ……。たぶんスーパーマリオのエリア3で水の面が登場したときから、いらないんじゃないかなって。(中略)操作しにくいし」

宇多丸「(ゲームによっては)だんだん息がこう」

万城目「そうそう、息の問題もありますし」


宇多丸「これ以上、息を吸わないと、ライフ減りますよ、と」

万城目「純粋に楽しくないんですよね、水の面って」

宇多丸「負荷がちょっと一個」

万城目「そう。水の面の負荷は、いらないんじゃないかな……」

いやー、わかるなぁ……。これまで明確に言語化したことはありませんでしたが、この話を聞いて、様々なゲームの水の面でいつもイライラしている自分を思い出しました。

ある程度のリアルさがゲームを面白くする要素ではあると思いますが、不自由さや不便さの部分までリアルに寄せる必要はあるのだろうか、快適さとリアリティーのバランスはどのくらいがちょうどいいのか、というのは考え甲斐のあるテーマかもしれません。リアルではできないことをやれるのはゲームの楽しみのひとつなのですから、リアルでは体感できないくらい水の中でスイスイ動けてもいいじゃないか、とも思います。でも、それだと“水の中にいる感じ”が出ないんですかね……?

ほかにも、万城目さんのゲーム友達として、番組のイラストを描いてくださっている漫画家の山本さほさんの話も出てきました。万城目さんがゲーム中に氷を入れて炭酸を飲んでいたところ、チャットごしに氷のカランカランという音が鳴って「やっぱり売れっ子はウイスキーとか飲んでるんですか?」と勘違いされた……などなど、山本さんとのゲームエピソードも必聴です。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ


万城目「執筆を夜中3時、4時くらいまでやっていて、頭が疲れていてすぐには眠れない。クールダウンで、何も考えなくても楽しめる『Apex Legends』をやりがち」

宇多丸「そのまま寝ちゃうと結局、頭動いてるんですよね」

万城目「そうそうそうそう。100m走った瞬間に布団があっても寝れるか?って話ですよ」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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