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スギの木は花粉がちゃんと飛ぶか心配している?植物学者・田中修に学ぶ植物の生き様

ACTION

TBSラジオ「ACTION」。3月3日(火)のパーソナリティは、クリープハイプの尾崎世界観さん!ゲストコーナーには、植物学者の田中修さんにお越しいただきました。植物の生態を研究する田中さんに、植物の生き様を詳しく教えていただきます。

田中:植物全体に言えることですが、杉の木は当たり前ですけど動かないですよね。じゃあ花粉を何で飛ばすかというと、風や虫に託すんですね。でも風なんかどこへ吹いてしまうか分からんし、虫だってどこへ飛んでいくか分からん。

幸坂:そうですよね。

田中:それでも子孫を残すという大切な行為なのでね。そんな頼りないもんに託して大丈夫なのかって誰が見ても思うわけですよ。だから、杉の木もものすごく心配してるんで、どんな風が吹いてもちゃんと運んでもらおうと思って、周りの空気が白く曇るほどにたくさんの花粉を出すんです。

尾崎:あの白は不安の表れなんですね!

田中:虫に託す場合でも、必ず雄しべの本数の方が雌しべより多いんですよね。それは雄しべの先っちょに花粉ができるんで、やっぱり花粉をたくさん作るためなんです。

尾崎:生き延びようと必死なんですね…。ちなみに今年はどうですか?

田中:今年は例年より少ないみたいですね。花粉はつぼみの中で作られるんです。春に花粉は飛ぶけど、作られるのは夏なんですね。夏の気象条件によってたくさんできるかできないか決まる。日照りが良くていかにも夏らしいとたくさん作るし、冷夏で涼しかったり雨が多いとあまり作らないんです。

尾崎:なるほど。夏にはだいたい分かってるんですね。

田中:秋に来年の春の飛散予想やってますけど、あれはもう確実に当たるということです。つぼみを調べた結果を発表してるんです。

尾崎:そうなんですね。花粉は虫に運んでもらうとして、他の花も同じようにしてると思うんですけど、どうやって自分のところに虫を呼び寄せるんですか?

田中:それぞれの植物が生き残らないといけないんで、人と他の植物と競争してるんです。その時の手段というのは、花の色と香りですね。

尾崎:なんだか人間も似てるような気もしますね。

田中:そうですね。春の花壇なんていうと、たくさんの花が一緒に咲いているし植物って仲良しなんやな~と思うかもしれませんが、仲良いはずがないですよ。

尾崎:違うんですね!

田中:自分の魅力をそれぞれが最大にアピールしているんですね。自分のところに虫が来てくれたら子孫残せるわけですからね。花壇は生存競争の舞台ですよ。

尾崎:子孫を残すために他を押しのけて…だからキレイなんですね!

幸坂:ライバルがいた方がキレイに咲くんですか?

田中:そうですね!自分が目立たないといけないのでね。他の花と同じ色で咲いてても目立たないですからね。

このあと、種は植物のタイムカプセル?耐用年数2000年超!など…全編はradikoのタイムフリーで!

3月3日(火)のGUEST ACTIONを聴くhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200303163340

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)