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【作品紹介】「戦争と一人の女」(2020年3月1日)「青鬼の褌を洗う女」(3月8日)

ラジオシアター~文学の扉

坂口安吾は、1906年、新潟市に生まれました。
新潟市には「安吾 風の館」という記念館があり、彼の直筆原稿やプライベートな写真などが展示されています。
安吾の作品群を辿ると、タイトルのつけ方のうまさに感心します。

今回の作品「戦争と一人の女」は1946年・終戦の翌年に発表されました。
GHQの検閲を受けると、数か月後に「続・戦争と一人の女」を雑誌に掲載するくらい、坂口安吾にとって思い入れのある作品です。
「青鬼の褌を洗う女」は、安吾の妻をモデルにしたのではないかと評判になりますが、安吾はそれを自身のエッセイで否定しています。

「戦争と一人の女」
太平洋戦争末期の東京で、小説家の野村は、酒場の主人の妾だった女との生活をはじめた。
家庭的な愛情は無いが奇妙に惹かれあう二人は、どうせ戦争で破滅するのだからと、戦争をどこかで享楽している。
空襲が激しくなり、火の手が迫る中で死を覚悟していたはずの女は、家を火から守ることを野村に懇願するのだった。

「青鬼の褌を洗う女」

男に囲われた母は、娘のサチ子には窮屈な女房づとめなどできないだろうと、自分と同じ道を選ぶことを強く勧めた。
サチ子は徴用された会社の妻子ある専務に引き取られ、家を与えられる。
彼女が浮気をしようが何をしようが、すべて受け入れ許してくれる専務。
孤独な2人の魂は、それでも互いを必要とし、寄り添って生きていくことを求めていたのであった・・・。

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