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お口の細菌がウイルス感染を助長?

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

今週の「再春館製薬所 健康一直線」は、テクノポートデンタルクリニック・院長で日本歯科大学附属病院臨床教授の倉治ななえ先生に、『お口の細菌がウイルス感染を助長?』と題して伺いました。

■口腔内の細菌がウイルス感染を助長?■
*そもそもインフルエンザは、インフルエンザウィルスがのどの粘膜からヒトの細胞に侵入・増殖・放出を繰り返すことで発症する。
*具体的には、インフルエンザウィルスは「プロテアーゼ」というたんぱく質を分解する酵素を使って細胞内に侵入、細胞の中で増殖したインフルエンザウィルスは「ノイラミニダーゼ」という酵素を使って細胞の外に飛び出す。
*この「プロテアーゼ」と「ノイラミニダーゼ」という酵素を歯周病菌や歯垢の中の細菌も作り出すことが分かっているので、歯みがきを疎かにするとインフルエンザの発症リスクが高くなる。
*一歩いっぽうタミフルやリレンザは、「ノイラミニダーゼ」を阻害する抗インフルエンザ薬なので、口の中を清潔にしないとインフルエンザ薬の効果も減じることになります。

*口の中の細菌がインフルエンザウイルスの感染を促進する可能性があることが最近わかってきた。
*気道の粘膜に付着して細胞内に侵入したインフルエンザウイルスは、「ノイラミニダーゼ」と呼ばれるたんぱく質を溶かす酵素の働きで細胞の外に放出され、増殖して感染が広がる。
*なので、この「ノイラミニダーゼ」の働きをできるだけ抑えることが大切となってくる。
*タミフル、リレンザなどの抗インフルエンザ薬はこのノイラミニダーゼの働きを抑え、インフルエンザウイルスを細胞内に閉じ込めることで感染拡大を防ぐ薬剤。

■プラークには細菌がいっぱい■
*むし歯や歯周病の原因となる菌が増殖してプラーク(歯垢)となることはよく知られている。
*このプラークには、気管支炎や肺炎などの発症や重症化にかかわる肺炎球菌やインフルエンザ菌のほか、重篤な感染症の原因となる黄色ブドウ球菌などの細菌も含まれているとみられている。
*これらの細菌はプロテアーゼと呼ばれる酵素を出し、インフルエンザウイルスが気道の粘膜から細胞に侵入しやすくする特性を持っている。
*つまり、口の中が不潔な状態だと、プロテアーゼの量が増え、インフルエンザの発症や重症化を招きやすくなる。

■自分でできる口腔ケア■
*具体的には、歯みがき・フロス・舌掃除。歯医者でクリーニングしてもらうことも効果的。
*舌みがきの具体的なやり方としては、歯ブラシを使う方法+お口ふきシート(口腔ケアシート・ふきふきナップ)や乾いたガーゼで、「舌」「頬の粘膜(裏表)」「口蓋」などあらゆる口の中を掃除すること。