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幼稚園児の頃にドラクエ1をやっていた鶏冠井孝介さん、「こんぼう」がなんだかわからなかった

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

鶏冠井さん完全版トーク前編はこちらから↓↓

■幼稚園児の頃にドラクエ1のふっかつのじゅもんをメモしていた

「マイゲーム・マイライフ」のゲストに俳優の鶏冠井孝介(かいで・こうすけ)さんがやってきました。鶏冠井さんは昨年11月に舞台『信長の野望 大志 -零- 桶狭間前夜~兄弟相克編~』で信長役を務められています。

2~3歳の頃に、近所のお兄さんにファミコン本体とカセットを30本くらいごっそりもらったのが、ゲームとの出会いだそう。1986年生まれの鶏冠井さんはドラゴンクエストと同い年だそうで、幼い頃にドラクエ1をやっていた思い出を語ってくれました。

ちなみに、鶏冠井さんは「10対0でドラクエ派」だとのこと。過去の番組ゲストには圧倒的にFF派が多かったため、これは珍しい! なお、放送後記担当の私もドラクエ派なので、喜んでドラクエにまつわるエピソードをピックアップしていきたいと思います。

さて、その昔、鶏冠井さんも例によってファミコン時代のドラクエあるあるのふっかつのじゅもんに苦しめられていたようですが、その年齢はあまりに幼く、なんと幼稚園児だったようです。


宇多丸「えっ、(ふっかつのじゅもんをメモしていた頃)いくつくらいですか?」

鶏冠井「幼稚園くらいでした」

宇多丸「すごいねぇ! だってまだ字を書けるか書けないかで」

鶏冠井「濁点とかが微妙にわからなくて、『べ』なのか『ぺ』なのか」

宇多丸「あぁ~確かに」

鶏冠井「このひとつのミスで、前日の冒険がすべてなくなる」

宇多丸「じゃあ、そのときはその手前のふっかつのじゅもんがわかってるところまで戻るんですか?」

鶏冠井「戻りますね」

宇多丸「時代ですね、これね。でも、その試行錯誤を、若干幼稚園児でやってるのがすごいですよ! RPGって難しいじゃないですか。なんとなくはわかるんですか?」


鶏冠井「教えてくれる人もいなかったので、自分で進めながら……。でも、よくわからないですよ。『こんぼう』がまずわからないじゃないですか」

宇多丸「ははははは! 『こんぼうってなんだ?』って(笑)。かわいい!」

鶏冠井「剣はわかるんですよ。例えば『どうのつるぎ』。『どう』がよくわからないけど、なんかの剣なんだなって。でも、こんぼうって、みたいな(笑)」

宇多丸「はははははは! こんぼうはさ、だって、現実世界でさ、皆さんこんぼうって出会ったこともないでしょう? 実際のところ」


鶏冠井「ないですよね(笑)」

宇多丸「ってか、こんぼう、ってなんだよ!」

鶏冠井「こんぼうってなんですかね?」

宇多丸「ねえ!」

鶏冠井「鬼の持ってるのは……金棒ですもんね」


宇多丸「(こんぼうで検索しながら)ええ~? そう? こんなギザギザとかついてる? まあでも、原始人が持っているみたいなやつね」

鶏冠井「わからず、とりあえず装備してた。何もわからない、(ドラクエに登場する)『オーブ』もなんなのかわからない(笑)」

宇多丸「それは親に聞いてもわからない(笑)」

なんだか、目からウロコです。確かに、「こんぼう」って当たり前のように受け入れていたけれど、よくよく考えたらドラクエ以外で一切なじみのない単語だよなぁ……。実物を見たこともなければ、ドラマや映画で使われているのも見たことありません。そう考えると、「こんぼう」という武器を思いつくドラクエ開発陣のセンスもすごいです。武器を考えよう、となったとき、「こんぼう」って真っ先に出てきます? それこそ、パッと出てくるのは金棒とか、金属バットとか、ヌンチャクとかなのではないでしょうか。なぜ当時のドラクエチームは「こんぼう」を思いついたのでしょう? がぜん気になってきました。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

(『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』の通信が切断されてしまったリスナーさんの思い出話)

リスナーメール・カーモナーク伯爵さん「このゲームでは、対戦にモンスターを賭けることが可能で、ある日私は序盤で入手できる弱いモンスター『おおなめくじ』に『ナメオ』と名前をつけ、友達との対戦に賭けました。その対戦で残念ながら私は負けてしまい、おおなめくじのナメオは友達のもとへ向かうことになったのですが、送信中の画面を見た友達が『うわ、いらね!』と叫び、通信中のゲームでは御法度とされるゲーム機本体の電源オフを実行したのです。私は、『何すんだよ!』と怒りますが、時すでに遅し。私の画面はフリーズしてしまいました。仕方なくゲームを再起動して、所持しているモンスターを見ると、ナメオは私のソフト内のどこにもいませんでした。あれ? 送信成功したのかな? と思って友達に聞いてみると、俺のところにもいねーよ、と。どちらのゲーム機にもいないとなると、ゲーム機同士を繋ぐ通信ケーブルの中にいるとしか考えられません。悲しいことに、ナメオは通信中に電源が切られたことにより、永久に通信ケーブルの中をさまようことになってしまったのです。今思うと、通信の切断でデータが消失しただけなのですが、物理的にゲーム機を繋ぐ線が存在したことにより、この中にナメオがいる……と当時生々しく感じたことを覚えています」

宇多丸・鶏冠井「ははははははは!!!」

宇多丸「こ~れはいいなー!(笑)」

鶏冠井「ケーブルの管の中にナメオが……(笑)」

宇多丸「実際、こういうことになったら、ナメオいるって思いますよね」

鶏冠井「思いますね」

宇多丸「不思議ですよね、人間の感覚ってね」

鶏冠井「もう一回交換したら、ナメオが押し出されたりしないのかな?(笑)」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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