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おすすめラジオクラウド 蓮見孝之「皆勤賞を今、考える」

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こんにちは。文字起こし職人のみやーんです。僕が選んだラジオクラウドのおすすめコンテンツを紹介するコーナーの第62回目。
今回は『蓮見孝之 まとめて!土曜日』から「皆勤賞を今、考える」です。学校などに今も残る皆勤賞という表彰システムについて、蓮見孝之さんが改めて考えたことを話していました。


蓮見孝之:この時間は「最後にまとめて」。今週、私が気になった話題について取り上げていますが、昨日の西日本新聞のネット記事の中で「中学受験は公欠高潔なのか、欠席なのか?」っていうね、見出しの記事があったんですよ。

北村まあさ:はい。

蓮見孝之:それで私、ちょっと思い出したことがあって。つい最近ね、もうすぐ卒園するうちの次男が幼稚園を休んだことがあったんですね。で、その休んだ時に夫婦で会話している中で出てきた言葉が「皆勤賞、これで取れなくなっちゃったね」っていう会話だったの。まあ「皆勤賞」って、まあ久々に聞いたなっていう言葉なんだけども。

北村まあさ:はいはい。

蓮見孝之:まあたしかに昔から学校を休まず、毎日続けて行けたっていう……まあ今でもあるんですけどね。そういう子をステージの上にあげて、「よく頑張りました」と表彰状を受け取ったり、記念品をあげたりする学校もあるんじゃないかなと思うんですけれども。その皆勤賞を励みにしているお子さんがいたり、あるいは自信をつけるいいきっかけになるという意味での皆勤賞っていうのはすごくいいと思うんですけれども。その一方でね、いまだにその皆勤賞っていう表彰システムがある。つまり、「皆勤をすることが評価の対象であり、基準である」ということがまだ残ってるんだよね。

北村まあさ:はい。

蓮見孝之:で、この基準に縛られすぎてしまうと後々、何らかの弊害だったり、判断を鈍らせることにもつながらないかな?っていうことをふと、思ったんですよ。というのは、諦めないこととか毎日続けることというのはすごく大事なことなので、そのうちのひとつが皆勤賞という捉え方もあるんだけれども、その一方で「体調が悪かったら休んでもいいよ」とか、「そこ、無理をしてない?」っていう。その「無理をしないことも大事だよ」っていうことも同時に親としては子供に伝えてあげたいなとは思うんですよ。

少し大きく年代を重ねていくと、たとえば高校野球のピッチャーの球数制限っていうのもあるじゃないですか。これも少し似ているところがあるなと思っていて。「痛みに耐えて完投する」とか「痛いのに『投げさせてください』と言う」というその気持ちを「偉い」とか「頑張っているな!」っていう風に感動する方も多いと思うんですけど、その一方で最近では無理をしなかった選手に対して、あるいは無理をさせなかった監督に対して評価する声も上がってきている。あるいはそういう風に変えていこうという世の中に今、なってきてますよね。

北村まあさ:はい。

蓮見孝之:それから社会人になっても同様のことがあって。「仕事に穴を開けてはいけない」「仕事なんだから休んじゃいけないだ」っていう気持ちが先行してしまうと、本当に必要な休みが取れなくなっちゃう。たとえば育休の取得率がなかなか上がらない背景としては、もしかしたらこういうところもひとつ、あるのかなとか。あとは制度上、たとえば生理休暇とか不妊治療休暇というものがあったとしても、なんか(休暇を)取ったら後ろめたいような、そういう言い出しにくい雰囲気っていうものになっているんじゃないか?っていうことがあったりするので。

で、これがどんどん進んでいくと、じゃあ自分の子供が熱っぽい場合。「本当だったら休ませたいんだけれども、今日の会議は休めないから今日は1日、頑張って行っちゃって」っていう。でも、それでもし無理がたたって体調が悪くなったらよくないなって思ったりするわけですよ。つまり今回言いたかったのは、皆勤賞を通じていろいろ考えてみたんだけど。ある一面ではすごく評価に値する出来事かもしれないけど、また一方でその裏には弊害があるかもしれないよねっていう、この両方を考える必要性ってすごく重要だなと思いました。


「休まずに登校し続ける」ことが本当に評価の基準や対象として相応しいのかという蓮見孝之さんの提言、個人的にはとても納得感がありました。皆さんもぜひ、ラジオクラウド音源もチェックしてみてください。

蓮見孝之「皆勤賞を今、考える」

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