お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ

年末年始の食べすぎを薬膳でリセット

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

今週の「再春館製薬所 健康一直線」は、株式会社漢方キッチン代表で、 薬膳料理研究家の阪口珠未先生に、『年末年始の食べすぎを薬膳でリセット』と題して伺いました。

■薬膳の考え方■
*中国の伝統医学がベースとなっている実際の薬膳は、季節や体の状態に合わせて、毎日の食卓にとり入れやすい身近な食材を使ってバランスを整える料理。
*医食同源という言葉があるように、薬膳では日常的に食べている食材にも薬効があると考える。

■食べすぎ、飲みすぎで起こる「食滞」■
中国の伝統医学では、脂っこいものの食べすぎやアルコールの取りすぎなどで食べたものが胃中に滞って代謝がうまくいっていない状態を「食滞(しょくたい)」という。
*この状態になると、嘔吐やゲップ、胃部の膨満感や痛み、胸焼け、便秘、下痢などの症状が起こりやすくなる。この食滞が続くと肥満の原因にもつながる。
*そんな時は消化促進や老廃物の排出、胃腸の働きを整える効果のある食材を取り入れたい。

■食滞の改善におすすめの食材■
薬膳で、食滞を解消する食材はいろいろある。例えば、大根やキャベツなどのアブラナ科の食材はデトックス効果がある。
*またネギ、生姜、にんにく、大葉、ゆずや蜜柑の皮など薬味として使わる食材は消化液の分泌を良くして、消化を促進する。
*食べすぎたときや、もたれたときは、このような食材を合わせて食べるだけでも、効果が期待できる。

■食べすぎに効くレシピ■
今回は、この時期手に入りやすい、「大根」と「蜜柑の皮」を使ったお正月の食べすぎ解消の簡単薬膳レシピをご紹介したいと思う。
*例えば、大根は、紀元前3000年ごろから食べられている食材で、薬膳では「野菜の王」ともいわれる薬効の高い食材。食べすぎによる滞りを解消したり、老廃物を排出するなどの働きがある。
*大根に含まれる「イソチオシアネート」という辛味成分は、肝臓の解毒を高める効果もあり、ジアスターゼ、リパーゼなどの消化酵素が消化を促進する。解毒効果を期待する場合は、辛味成分を活かして生に近い方法で食べる方がよい。
*また、蜜柑の皮は漢方では「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれている。消化を促進し、風邪による痰を取り去るので、風邪薬などにも処方されている。
*さらに、蜜柑の皮の白い部分には「ヘスペリジン」という成分が含まれていて、脂質代謝を改善する効果が報告されている。ダイエットにも効果的な食材といえる。陳皮は正月に食べた蜜柑の皮を干しておけば、自宅で簡単に作ることができる。

■陳皮と大根の中華風和え■
4人分
大根   300g
蜜柑の皮  1個分
塩     適宜
みりん   大さじ2
醤油    大さじ1と1/2
レモン汁  大さじ1
ごま油   大さじ1
すりごま  大さじ2
山椒    少々

①蜜柑の皮は、ノンワックス、無農薬のものなければ、熱湯1リットルに重曹小さじ1杯を入れ、蜜柑の皮を1分ぐらい入れておく。水で洗い流す。
②大根を千切りにして、塩もみにして、しんなりしたら水気を絞る。
③蜜柑の皮1個分を千切りにして、大根に混ぜる。
④醤油、みりんを器に入れて鍋で煮切る。または電子レンジで加熱してもよい。
⑤大根に調味料を加え、レモン汁、ごま油、すりごま、山椒の粉を加えて混ぜる。
好みで、ラー油を加えても美味しい。
おかずにしたいときは、茹でた鶏肉をほぐしても◎。

■阪口さんの著書紹介■
阪口さんのご本、体の若々しさを保つ薬膳のエッセンスを紐解いた『老いない体をつくる中国医学入門 ~決め手は五臓の腎の力~』が幻冬舎新書より発売中です。そちらもぜひご覧になってください。