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「かつて日本の映画はライブだった」映画監督・周防正行さんが活動弁士がいた映画館の上映風景を語る

伊集院光とらじおと

毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」

「伊集院光とらじおとゲストと」

12月11日(水)のゲストに、

映画監督の周防正行さんが登場!

「シコふんじゃった。」「Shall we ダンス?」「それでも僕はやってない」など、数々の名作を世に送り出し、最新作「カツベン!」の公開を控える周防さんを迎え、活弁こと活動弁士とは何かからトークがスタート。周防さんは「当時の台本って、弁士が自分で映画を見て書くんですよ。
だから最後の演出家なんです。で、台本を読んでみてウケなかったから、台本を変えるんです。だから、本来のオリジナル映画のストーリーを無視してでも、目の前の客を楽しませようということだったんです」
と教えてくれました。そして伊集院は映画をみた感想を「今回、見る場所を間違えてしまって。映画館で見るからこそおもしろいシーンが思えばたくさんあった。だって、映画館で映画館見てんだもん」と話すと、周防さんも「一番驚いたのは、映画に音がない時代の映画館って、こんなにうるさかったんだって。今でいう大衆演劇の会場になっていて、素直に拍手が出る、大きな笑い声が出る、ライブパフォーマンスの形だったんだろうな」と答えてくれました。

つづいて、周防さんに今回の作品の中の日本映画れい明期と、今の周防さんの撮影スタイルの共通点について聞くと「手工業的なところ。特に僕、ピンク映画出身でしょ。ピンク映画ってオールアフレコなんですよ。いうなれば、サイレントで撮っていたんです。その熱気、すごくよくわかります。今回、無声映画の撮影シーンを撮影していて懐かしくなりました」と語ってくれました。さらに伊集院が「今回、脚本、周防さんじゃないんですよね?」と尋ねと、周防さんは「これまでも人の書いた本で撮らないかという話はあったんですけど、撮りたいと思わなかったんですよ。今回は撮りたいなと思った」と、それだけ特別な作品になった背景を教えてくれました。

周防さん曰く「僕が書く本だともう少し活動弁士のお勉強をしちゃいそうだったんですよ」とのこと。今回は「活動弁士の物語を活動写真のように撮りませんかっていう台本だったんですよとのことで、全面的に身を委ねて、その中で自分が何を残せるかを意識したそう。だからこそ「これを映画館で見ないと勿体無い」と答え、今作の制作の舞台裏も語ってくださいました。