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【アーカイブ】予報当たってるのに「当たらなかったね」。気象予報士の愚痴の数々

宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど

12月9日(月)のゲストコーナーは「宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど…」。今回はTBSラジオではお馴染みの気象予報士、増田雅昭さん(歴20年)、佐々木聡美さん(歴13年)、長谷部愛さん(歴7年)に仕事の愚痴を聞いていきます!

佐々木:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、「天気予報士」ではなく「気象予報士」なんです。

宮藤 :天気予報士って言われることあります?

佐々木:はい、実はつい先程まで台本に…。

宮藤 :そうそう!「宮藤さん、差し替えてください!絶対ダメな間違いがあります!」って言われて、天気予報士って書いてましたね(笑)どう違うんですか?

佐々木:「天気」ってその限られた時間の特定の場所の気象状態を言います。「気象」というのは、もっと大気の中で起こっているあらゆる現象を指すので、もっと規模が大きいです。あと呼び方も「気象予報士」のほうがかっこいいですよね(笑)

宮藤 :それもありますね。最近聞かないけど、「お天気お姉さん」という言い方もありますよね。

幸坂 :私、秋田放送で勤めていた5年間、お天気お姉さんとしてニュース番組でお天気を伝えていたんですね。でも、気象を知っていると思われていたのですが、実はなにも予報はできないんですね。

増田 :そうなんです。気象予報士というのは国家資格で、許可をもらえれば独自の予報をすることができるんです。それでアナウンサーさんは気象予報士の書いた原稿をニュースの一部として読まれるということなんですね。

幸坂 :だから外れた場合は、「気象予報士さんの予報です」と逃げてました(笑)

長谷部:宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、天気予報って「当たって当然」と思われているので、ハズれるとやたら責められます。

宮藤 :天気によって次の日の予定を決めている人もいますからね…。

長谷部:仕事での天気予報でハズれた場合は甘んじて受けます。仕事なので。でもプライベートで聞かれた場合も、私は本気でやるんですね。何十分もかけて。

宮藤 :気軽に天気は聞けないですね(笑)

長谷部:いや、聞いてください(笑)それで友人から「ハズれたよね…」と暗に言われると、「泣いてもいいですか…?」みたいな(苦笑)その人の予定を壊しちゃったり、洗濯物を濡らしちゃったりと思うと。だから、洗濯物は予報通りに干すようにしていて。雨が降ったら皆と同じように濡れようと。

宮藤・幸坂:偉い!

幸坂 :的中率は上がっているんですよね?

佐々木:そうですね。コンピューターの進歩とともに上がっていって。最近だと前日の夜の予報で、次の日の降水あるなしは9割近い確率で当たってますね。

宮藤 :すごい!それでも「ハズれたね」と言われるんですか?

増田 :これについて腹が立つのが(笑)、予報が当たってるのに「当たらなかったね」と言われることがあるんです。

宮藤 :どういうことですか?

増田 :たとえば、「関東地方で大雪のおそれ」というニュースがあるとします。そうなると皆の頭の中は「関東大雪」となるんです。でも我々の解説をよく聞くと、「関東地方の内陸、東京でしたら多摩地方は大雪のおそれがありますが、都心周辺では雪が混じる程度です」という解説だったとします。それで都心で雪は混じるくらいだった。でも、「あれっ、大雪降らなかったね」と言われるんです。このニュースの見出しに引っ張られることがあるんです。

幸坂 :「関東大雪」のほうがインパクトありますからね。

長谷部:見出し改善運動を私はしたいんです。見出しがセンセーショナルなものを出して「見てもらおう」という気持ちも分かるんですが、やっぱり本当のことを見出しから言いたいんです。

宮藤 :なるほどね。「関東全域大雪」って見出しだと「何っ?」って思ってネットニュース見ちゃいますよね。

長谷部:最初の3行ぐらい読んで終わっちゃう人も多いんです。でも最後のほうにちゃんと本当のことが書いてあることが多くて。

宮藤 :今聞いてても「関東全域大雪」しか入ってこないですよね(笑)「雪が混じって」の箇所は入ってこないですよね。

増田 :宮藤さんに言ってもしょうがないんですけど、気象情報って番組の中でぞんざいに扱われていません?

幸坂 :尺調整とかに使われがちですよね。

増田 :でしょ?(笑)たとえば3分で用意したのに「1分でお願いします」って急に言われたり。本当に直前で。一番大変だったのが、TBSラジオの朝で20秒の天気予報というのがあるんですが、マイクがなかなかオンにならなくて、「あれあれ?」と思っていたら10秒になっちゃって。「晴れ、あったかい、以上増田でした」みたいな(笑)

宮藤 :えぇ〜!10秒だとどれだけのことを言えるんですか?

増田 :それは天気によります。「晴れ、暑い、以上」みたいに済む日もあれば、「東京は何時に雨が止んで、茨城は何時まで雨が降ってて、群馬だと何時から雪が降って」みたいなものだと絶対に10秒じゃ言えないですね。そのときにテレビだと「ご覧の通りです」と一言で済ませられるんですね。

このほか、気象予報バトルを3人で行いました。ゲストコーナー全編はradikoのタイムフリーで。

―――――タイムフリー期間は終了しています―――――