お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ

長野里美さんのニヒルな笑いに注目!【初雪】

ラジオシアター~文学の扉

3週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】

先週に引き続きゲストは女優の長野里美さんです。
今週お届けする作品は、モーパッサンの短編「初雪」です。

今週の作品「初雪」では、長野里美さんは、女役を演じられました。
そして中嶋朋子さんはその女の夫役を演じられました。
女は田舎の貴族と半ば無理やり結婚させられますが、中嶋さん演じる夫は決して嫌な人物では無く快活な人物です。

住み始めたのはフランスの北国の地・ノルマンディー。
夏は何事も無く暮らしますが、冬は女には耐え難く、夫にスチームを設置して欲しいと心から絶叫するような迫力で頼みます。

この時の長野さんの迫力は凄まじく、私が同じようにお願いをされたら即日スチームを設置していたと確信させられるほどの力強さを感じました。

ですが夫ははっと豪快に笑い飛ばしていました。
この時の中嶋さん演じる夫は、悪気無く快活だが、あまり相手の事を考え無い人物だと容易に思い浮かべることができ、改めてお二人は声に登場人物の命や心を乗せ言葉を紡いでいる事を実感しました。


(↑豪快な夫の外見は、ちょっと体格が大きめかな…と声に体重ものせています!)

また、このノルマンディーと言う土地は昔ながらの暮らしを大切にされる方が多い地域で、そのため暖房装置をつけるつけないですれ違いが起きた様です。
この物語は、演じる方がどの様な印象をキャラクターから受けたかによって多彩に変化する興味深い作品であると同時に、文化の違いや根本的な男女の考え方の違いによって起こるすれ違いを描いていますが、この物語に皮肉を込めて、あえてイメージと異なる「初雪」と題名をつけたモーパッサンがどの様な人物であったかを、お二人の声から感じる事ができるラジオドラマの魅力が沢山詰まった、そんな物語でした。


(↑スタッフ一同爆笑の長野さん生死を彷徨いながらも笑うシーン)

長野里美さんは収録をされていた時、表情や体の動きが物語の女と同調している!と感じるほど熱量があり声もさる事ながらその表情も素敵でありました!

By 西村成忠

ピックアップ