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厳しい環境のこどもにサンタが絵本を!ブックサンタに注目!

森本毅郎 スタンバイ!

クリスマスまで1か月を切りました。そのクリスマスのプレゼントについて、最近は、いろいろ新しい動きがあるようです。11月26日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。


まずは0歳〜6歳の子供を持つ親御さんを対象に調査したという楽天市場マーケティング部の小泉洋子さんに、今年の傾向を伺いました。

★クリスマスプレゼントの傾向

楽天市場マーケティング部 小泉洋子さん
クリスマスにぴったりのプレゼントについて調査したところ、1位は、7割以上のママやパパが「おもちゃ」や「ゲーム類」を選ばれていました。中でも今年注目すべきだったのは、来年度のプログラミング必修化に向けた「プログラミング思考を学べるおもちゃ」でした。堅苦しく聞こえますが、実は遊びの中で自然とプログラミング的思考を身につけることができるんです。2位は2割以上の親子さんが「絵本」を選びました。「絵本」はママやパパ以外からもクリスマスプレゼントの定番としてとても人気があります。楽天ブックスでは12月はクリスマスプレゼント需要が影響して、他の月と比較して2倍近く売り上げが伸びる時期になっています。

おもちゃでは、来年から小学校でプログラミング学習が必修となることもあって、プログラミングが学べるおもちゃ、というのが今年、親御さんの注目を集めているようなんです。

難しそうですが、調べてみると、確かに自分の命令したプログラムで動くものなどで、例えば、小さいロボットに、右に曲がる、まっすぐ進む、左に曲がる、止まって光る、という命令を読み込ませると、そのプログラム通りに動くものなど・・・小学校に上がる前から、機械に指示を打ち込んで動かす、という作業を、遊びながら学べるおもちゃなど、いろんな種類が出ているということでした。

一方、親御さんが選ぶプレゼントの第2位は絵本。こちらはわかりやすくて安心の定番!いつの時代も変わらぬ人気ですが、まさか他の月の2倍も売れるとは驚きでした。

ただ定番の絵本については、新しい形のプレゼントも、最近広がってきていました。「ブックサンタ」という企画を主催するNPOチャリティーサンタの清輔夏輝代表に伺いました

★絵本のプレゼント「ブックサンタ」

ブックサンタ主催NPOチャリティーサンタ代表の清輔夏輝さん

NPOチャリティーサンタ 清輔夏輝代表さん
ブックサンタという取り組みで、全国で連携している本屋さんで、一般の方達が、絵本を選んでレジで購入して、そのまま「これを寄付でお願いします」とか「ブックサンタでお願いします」ということによって、それが寄付されて、実際にサンタさんが厳しい環境の子供たちに届けに行くよというプロジェクトです。実際にクリスマスイブ夜に子供達のいるお家を、一家庭一家庭訪れて「○○君は頑張ってきたよね」とか、話しかけながらプレゼントを届けるっていう活動しています。子供達の反応は、サンタが家に来ただけでびっくりするし、名前を知っててびっくり、「何で知ってるんだろう」、さらに「この一年、いつでも笑顔で前向きに頑張ってきたね、サンタさんいつも見てたんだよ」って言われると、子供たちが「バレてる、なんで知ってるんだ」みたいな、本当にその子供達は、親でもない学校の先生でもない誰かが、自分のこと見ててくれている!というのをサンタから伝えるって事を大切にしています。

ブックサンタという企画で、絵本を寄付する人と、厳しい環境の子供を、書店と、サンタを通してつなぐ活動です。

「ブックサンタ」公式サイトから

参加する書店に行って、「ブックサンタに」と言って絵本を買うと、その絵本が、例えば豪雨災害などにあった全国の大変な家庭のお子さんに、サンタによって届けられる。

ただ届けるだけでなく、サンタさんがその子のことをちゃんと調べて、会話も届けるそうです。

今年で3年目なんですが、当初は参加書店は関東の50店位、集まった絵本は500冊位でしたが、その後、評判が広がって、ブックサンタのHPを見ると、今年は、東京の丸善やジュンク堂、リブロなど、全国300近くの書店が参加。2000冊以上の絵本が集まるまで成長したそうです。今年はクリスマスギリギリまで、参加を呼びかけているそうです。

清輔さんは、小学生だった頃、クリスマスケーキが欲しいと思っていたら、サンタが軽トラに乗ってケーキを届けに来てくれたことがあり、その体験が強烈だったので、サンタで社会貢献しようとNPOを立ち上げたそう。そして当初はお菓子などを送っていたそうですが、調査したところ、絵本が人気ということで、この絵本に絞ったブックサンタという企画にしたそうです。

ではなぜ絵本がいいのか?清輔さんに聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。

★絵本と同時に体験をプレゼント

NPOチャリティーサンタの清輔夏輝代表さん
実際私たちが去年、一昨年と届けてみて、アンケートとか来るんですけど、「これはサンタさんからもらったプレゼントだから」って、特別な一冊になって、それこそ、何度も何度も子供がせがんでくると「読んでくれ」と。それで読みながら、「これはサンタにもらったんだよね」と、読むたびにその時のクリスマスの思い出も思い返して、だからそういう意味でも保護者の方が喜ばれてるなーっていうのは感じます。一方で、寄付してくれた方は「本を選んでいる時間がすごく幸せな時間」だと。「これは読んで喜ばれるかなぁ」って思いながら、悩んで選ぶっていうその時間がとても幸せだと、よく言われますね。プレゼントっていう語源は、諸説ある中の一つが、プレゼントで綴りでは、「プレ=前」に「セント=送る」なのでプレゼントって実は今は「物」みたいな感じだけど、「送る前の行為」=「相手が喜んでくれるかな」とか、そこも含めて全部プレゼントなんだと。

「ブックサンタ」公式サイトから

贈る側も贈られる側も「物」ではなく「体験」が深く残るようです。清輔さんは、大変な環境にいる子供の支援する場合、千円を現金で渡すことも支援ですがその千円で何を贈ったら相手が喜ぶのか、相手を思いやることも社会を変えていく上で大切な力になるのではということでした。

★まだ届けられていないこどもへ

というわけで、支持者も増えて、広がりを見せているブックサンタなんですが、ただ、このブックサンタ、課題がないのか?伺うと、こんな悩みを抱えていました。

NPOチャリティーサンタの清輔夏輝代表さん
本当はやらないといけないのは、例えば分かりやすく言うと、昼も夜も仕事をしてるようなお母さんが子供二人育てたりすると、クリスマスに5歳なのに一人でお家、みたいな、そういうお家に届けないといけないと思っています。でもそういう子を探すのが難しい。そうした中、北陸の方の団体さんですけど、親がシングルマザーとかで子供たちが夜一人でお家で待ってるみたいな、そういう家庭を支援する団体があって、子供達に夜ご飯を届けに行く活動してるって、そういう所と連携するといいのかな、とかも思ったりしてますね

災害の被災地などで大変な家庭は目に見えるのでわかりやすいのですが、親が忙しくて家にひとりぼっちで寂しくしているお子さんなどに届けられていない。そうした所に届けなければいけない取り組みだということでした。