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埼玉は、うどん生産量全国2位の「うどん王国」である

ジェーン・スー 生活は踊る

TBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」。11/22の放送より

「生活は踊る」木曜日では、身近なデータにスポットを当てて新たな鉱脈を掘り当ててゆく企画を勝手にスタート。それが!“意外に知らない生産量ランキング・シリーズ”です。関東近県はとても豊かな農産地ということをご存じでしょうか。農水省が出している「農業産出額」のランキングでも全国上位のものが…
・茨城県 〜 メロン1位、はくさい1位、さつまいも1位、鶏卵1位
・千葉県 〜 ねぎ1位、大根1位、日本なし1位、ほうれんそう1位
・埼玉県 〜 ねぎ2位、きゅうり2位、ほうれんそう2位 
などと多数!

なかなか1位になれない埼玉ですが2位のものがまだあります。それが“うどん”なんです。

全国のうどん生産量第2位だった埼玉県


うどんと言えば讃岐=香川県というイメージはやはり定着していると思います。香川県が「うどん県」と名乗るほどの実力があるのも確かです。しかし!農林水産省の「米麦加工食品生産動向」によると香川県に次いで、埼玉県がうどんの生産量第2位だということをご存知でしたか?11月には全国のうどんが集結する「第9回全国ご当地うどんサミット」が熊谷でも開催されました。では、なぜ埼玉はこれほどうどんの生産が盛んなのか…そこには、麦の王と呼ばれた、ある人物の存在がありました。

埼玉のうどんの原点は”麦王”にあった

権田愛三~熊谷市HPより

明治から大正にかけて、埼玉県熊谷に麦の王「麦王(ばくおう)」と称えられた男がいました。名を権田愛三。権田は当時、麦の生産が安定せず人々が食料不足で困っていた状況を憂い、麦の増産を決意。麦作りの改良に取り込み始めました。そして技術改良の結果、当時の収穫量の4倍~5倍をあげることに成功し、その成果を地域の農家に伝授しました。そして、やがて権田の技術は全国に知れ渡り、小麦生産の礎を築いたのでした。このような権田の貢献に対し、国は緑綬褒章、大礼記念章を授与。そしてふるさとである熊谷には、今も良質な麦作りとうどんの食文化が根付いたのでした。

埼玉県のうどんがお得になる「うどんパスポート」


「うどん王国・埼玉」の普及活動の一環として、先月から無料で配布を開始したのが「うどんパスポート」。パスポートに掲載されているお店で、提示すると割引特典が受けられるほか、埼玉のうどんの特徴なども掲載されています。「うどんパスポート」には冊子版とウェブ版がありますが、冊子は即品薄になってしまったということで、ウェブ版の利用が便利かと思います。

『スゴい! 埼玉 うどん王国宣言!』の著者で、この冊子を監修した『埼玉を日本一の“うどん県”にする会』会長永谷晶久さんに今埼玉を日本一の「うどん県」にしようとしている理由、そして、埼玉県のうどんの特徴について伺いました。

スゴい! 埼玉 うどん王国宣言!

永谷晶久さん「埼玉のうどんは種類が豊富」
埼玉県というのは特徴が何もないとか、あるいは埼玉県民自体が自分たちの県に誇るものがない、というような言われ方をすることが多々あります。そんな中で埼玉における「うどん」というのは埼玉県の食文化を代表する食べ物ですので、これを日本一にすることによって、埼玉県が埼玉県であることの誇りを取り戻すきっかけになればと思い活動しています。

県内には25種類以上のうどんがあって、この種類の豊富なところが埼玉県のうどんの大きな特徴だと思います。またどこかの地域に限定してるわけではなく埼玉県全域に広がっているのも特徴のひとつです。

実際に埼玉県には熊谷産小麦「さとのそら」と「あやひかり」をブレンドした風味豊かな「熊谷うどん」、日本経済の父と呼ばれている渋沢栄一の大好物「深谷煮ぼうとう」、幅広い麺を野菜と一緒に煮込む麺料理で秩父で親しまれている「おっきりこみ」などなど、多種多様なうどんが埼玉にはあります。ですので「うどんパスポート」の楽しみ方としては、埼玉県民は自分の地元のうどんから、県外の人は埼玉の興味のある地域のものを食べてみるのが、利用する第一歩になると永谷さんはおっしゃっていました。

永谷さんオススメは「武蔵野うどん」
立場上ちょっと言いにくいですが(笑)あえてお答えさせていただくと、私の出身が埼玉県入間市になりますので、この西部地区に古くから伝わる「武蔵野うどん」になります。味は汁が一般的なものに比べると少し甘めで、大きな特徴としては麺の歯ごたえにあります。現在は「つるつるしこしこ」という表現をする麺が主流ですが、つるつるしこしことガシガシの中間といった感じです。

パスポートは来年2月末まで使うことができますので、ぜひ生産量全国2位の「埼玉のうどん」巡りをしてみてください。

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