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【作品紹介】「椅子直しの女」(2019年12月8日)「初雪」(12月15日)

ラジオシアター~文学の扉

モーパッサンは、「女の一生」や「脂肪の塊」の長編で知られていますが、短編の名手でもあります。
「椅子直しの女」は、彼が32歳のときの作品で、彼には珍しい純愛小説です。
でも、どこかに彼独特の厭世観が垣間見られます。
そして「初雪」を書いた翌年には先述の「女の一生」を発表し、トルストイに絶賛されて一躍、文豪の仲間入りをします。
しかし細やかすぎる精神はやがて破綻に向かい、42歳でこの世を去ってしまいます・・・。

「椅子直しの女」
恋愛は、一生に一度きりかそれとも何度もするものか。
そんな議論をしていた侯爵家のサロンで、医者が語りだしたのは、55年間、一日も欠かすことなく愛し続けた椅子直しの女の話。
彼女は、11歳の少年にひと目ぼれして以来、彼を遠くから愛し続けたという・・・。

「初雪」
南のあたたかい風が吹く、カンヌ。そこに青白い顔の女性がひとり海辺に立つ。
彼女は、まもなくあの世に旅立ってしまう。肺を患っているのだ。
しかし、彼女の顔は晴れやかに見える。
全ては、夫への復讐だった。
北国ノルマンディーにいる夫は、寒いという彼女の心に一度も寄り添ってくれなかった。
彼女が決行した復讐とは・・・。

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