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長引く喉のイガイガが全身疾患の原因かも?

生島ヒロシのおはよう定食|一直線

今週の「再春館製薬所 健康一直線」は、堀田修クリニック・院長の堀田修先生に、『長引く喉のイガイガが全身疾患の原因かも?』と題して伺いました。

■慢性上咽頭炎が様々な部位の不調をもたらす■
*風邪などで、喉の上咽頭という部分に炎症が起きるのは珍しくないが、炎症が慢性化すると様々な全身症状を引き起こすことがある。
*上咽頭は、いわゆる「のどちんこ」より少し上方の裏側の部分。鼻から入ってきた異物と最初に戦う免疫器官の役割を担っている。
*上咽頭の粘膜にひとたび細菌やウイルスが感染すると、その戦いのために上咽頭炎が起こるが、慢性的に炎症していると免疫を司る機能がおかしくなる。
*体内への侵入に成功したウイルスは血流に乗って各部へ到達、咽頭とはかけ離れた場所で思わぬ悪さを働いてしまう。
*一例を挙げれば、頭痛、肩こり、逆流性食道炎、腹部膨満感、睡眠時無呼吸症候群、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、リウマチやがん、うつなどを発症する危険性が挙げられる。

■上咽頭擦過療法(EAT)■
*慢性上咽頭炎の治療法として「上咽頭擦過療法(EAT)」がある。
*上咽頭の炎症部位に0.5~1%の塩化亜鉛溶液を塗布する治療法で、鼻や口から綿棒を使って、上咽頭の粘膜を擦って物理的に刺激する。
*すると、上咽頭を支配する迷走神経(内分泌系、自律神経系に関わる神経)が刺激され、慢性上咽頭炎が軽くなるだけでなく、二次疾患の改善にもつながると考えられている。
*この不思議な現象について医学部の学生時代には学ぶ機会はなく、医学の教科書にも載っていないので、この領域を専門とする耳鼻咽喉科医にもあまり関心を持たれていないのが現状。

■EATを受けたい人へ■
*この治療が受けられる医療機関は、全国に2019年10月現在、280機関ある。
*短時間で済む治療法だが、1回の治療時間は短くとも、週1回の治療を3~6ヶ月続ける必要がある。
*保険適用であり、耳鼻咽喉科で行われていることが多い治療法。