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「リスナー実話を脚本に!プロジェクト」の予告編台本を募集

ACTION

宮藤官九郎さんの月曜日にお送りしている「リスナーの実話エピソードを脚本にしてみたい!」プロジェクト。

実話エピソードを、より具体的に作品に近づけるために、まずは【予告編】を作りたい!…ということで、いくつかのお題エピソードを元に、みなさんから、【予告編】の台本を募集したいと思います!

下記4つのエピソードを映画化する際、その映画の【予告編】を作るとしたら?

役のセリフやナレーターの声(NA)、BGM/効果音など、イメージを台本形式にして、お送りください(エピソードの一番下に、具体的な台本例も掲載します)。

<① ラジオネーム まるさん>

父方の叔母83才は、6人兄弟の三女。
幼い頃に父親の目かけの女に連れていかれて育てられ、ずっと、目かけの女(愛人)をお母さんと信じて生活していました。
愛人の存在は、昔から黙認されていて、本当の母親と父親の結婚式の時も列席していたほど。

そんな叔母が6才くらいの時に、本当の母親が愛人が留守のうちに若い衆と一緒に、愛人宅に乗り込み、叔母(母親からしたら娘)を取り返しに。

しかし、叔母が「お母ちゃんのところに帰りたい」と言うのを聞いて、本当の母親は泣いていたそうです。

その話は父の兄弟はタブーとして話したことが無かったらしいのですが、甥っ子の特権でアホなふりして根掘り葉掘り聞いちゃいました。

僕にとっては43才になってはじめて知った、叔母のドラマのような人生にとても衝撃を受けました。

→ こちらのエピソードは、宮藤さんも、より具体的な物語の展開を考案。
『お母さんに会いたい』というタイトルで、エピソードを送ってくれた、まるさんのお父さん(叔母からしたら弟)を主人公としたストーリー。

 「他の兄弟と一緒に姉を愛人の元から奪還しようとするも、
  妖艶な愛人の魅力にどこか心奪われてしまう。
  しかし、いざ愛人宅に乗り込むと、
  愛人には父親以外にも男性の影が。。。
  訳がわからないまま、姉の手を掴んで無理やり連れ帰ると、
  不思議なことに、父親もそれについて何も言わず、
  今まで通りの生活を続ける、平穏な日々が訪れる。
  しかし夜中になると、決まって姉は目を覚まし、泣きながら訴える。
  『お母さんに会いたい』」

 

<② ラジオネーム みやこどりさん>

つい先日出勤中に私が出くわした話です。

その日私は、いつものように始発から呑気にバスの奥の席で眠りこけていました。

ふと不穏な雰囲気で目が覚めると、運転手いわく「すみません、道を間違えました」。なんでも高速道路の入り口にうっかり出てしまったとのことでした。

運転手は若くもなく年寄りでもなく、中堅風にも見える落ち着いた風貌の男性で、朝の通勤時でバス内は立っている人もいて、割とびっしり状態でした。

そうなると、いつもなら名前も知らず関心もなく通り過ぎるバス内の人々も次第にざわつき、ますます不穏な雰囲気が濃厚に漂ってきます。

「あのー運転手さんがなんか道間違ったとか言ってて、1時間くらい遅れるんですよ」という、限りなく言い訳にしか聞こえない遅刻の事情を、他の人たちはどれだけ伝えられたのか、なんてふだんは耳にも入らないことにも気を揉んでしまう。

なんかあの瞬間、みんな仲間でした。

結局お台場に行くはずのバスは新宿初台を迂回することを余儀なくされ、路線バスがまさかの高速疾走を開始。本当に怖かったのはこの後でした。

カラーコーンは引っかけるわ、路肩を擦るわ。そのたび運転手の「すみません」が恐怖で静まり返る車内に乾いて響く。ああこういうのが地獄の道行なのかなと思いました。東南アジアとかアメリカじゃないのに、ここ日本なのに。

1時間後目的地でバス停を降りたとき、お台場の青空が本当にきれいでした。

それにしても、こんなに理不尽な目にあってもなぜか、バス内の乗客で本気でキレるような人は誰もいませんでした。

もちろん非常時に密閉空間で雰囲気を悪くしてはいけないという配慮もあったかもしれません。

でもそれ以上に大きい原因は、運転手がすごい勢いで営業所に怒鳴りつけられている一部始終がバス車内に響き渡っていたからだと思います。

「何やってんだ、客はどういう状況なんだよ!」
「今1時間後に着くって伝えたところです」

そりゃ怒られるでしょうけど、あれを聞いてしまうとこちらの怒りがそがれます。

いや、もしやあれもまさか、わざとスピーカーONにして私たちの怒りをそぐという運転手の作戦だったのではないか。考えすぎですね。

 

<③ ラジオネーム 釣人ヒロさん>

私の母(和子)は、身長143センチと小さく、バカにされるのが嫌で何ごとにも負けじと頑張った人で、学生の時の成績は常にトップだったと聞いています。

母の結婚相手は6人兄弟の長男。
しかも、男が1人で残り5人は全員女、という家族で、祖父からは「必ず男の子を産むように」と言われていたそうです。

その後、母はめでたく妊娠。
しかし、そのタイミングで母に心臓肥大の病気が見つかってしまいます。
先生からは子供を下ろす事を勧められたそうです。

それでも母は、祖父からの言いつけもあり、産む事を決心。
出産の予定日は12月31日でしたが、陣痛が来ないまま2週間が経ったころ、母のお腹を聴診すると、子供の心音が聞こえなくなっていたそうです。
「子供が亡くなっている、母親だけでも助けなくては」母は緊急手術を受けました。

手術室に運ばれた母は、麻酔をかけられ腹部にメスを入れられます。
すると、母は泣き叫びました。なんと母は麻酔が効かない体質だったのです。
途中で手術を中止することもできず、執刀医は母の口にタオルを噛ませて手術を続行。
帝王切開で子どもが取り出された時には、母は気絶していたそうです。

その時、奇跡が起きました。
執刀医が母のお腹を縫っている時に突然、亡くなったはずの子どもが泣き出したのです。
子どもは処置を受け、奇跡的に一命を取り留めました。

その子どもが私です。

 

<④ ラジオネーム オロチョンさん>

私の父の話で、ちょっと可哀想だなと思ったエピソードです。

父と、父の中学からの同級生「ヒロくん」とは、お互い結婚してからも兄弟のように仲が良い親友でしたが、私が小学3年生くらいの時に、何があったのか絶交したようでした。

しかし、それから20年以上経ったある時、私の祖父、つまり父の実父が亡くなり、その葬儀にヒロくんが突然現れたのです。
父は涙を流して「来てくれてありがとう」と固い握手をしましたが、ヒロくんは割りとそっけない態度でした。

喪主の挨拶で、父は最後に

「本日失ったと思ったものを取り戻しました。これも親父の計らいだと思います」

と熱く語り、ヒロくんの方を涙目で見ていましたが、ヒロくんの目が泳いでいるのを、私は見逃しませんでした。

葬儀後の弔問客お見送りの時に、父はヒロくんに「この後時間ないの?」と訊いていましたが、「うん、今日はちょっと…」と、そそくさと帰ってしまい、父は残念そうにしていました。

「あいつが来てくれたのは本当に嬉しかったなー」と繰り返し言う父。
祖父の四十九日が終わった頃、あれ以来、何の連絡もしてこないヒロくんにしびれを切らし、父はお酒をお土産に持ってヒロくんの家に行ったそうです。

すると、そこにはヒロくんの奥さんしかおらず、奥さん曰く「あの人は数年前から愛人と暮らしてて、今はここにはいない。あなたの所に行ったのもお金の無心に行っただけだ」

父が大喜びしてしまったのでヒロくんは気まずくなったのでしょう。その後も一切連絡が取れませんでした。

ぬか喜びの父は「実は絶交したのは、あいつの女遊びが激しくてそれを説教したからだった。
まさかこの歳になってもそんなことをしているとは…」と、お土産に持っていったお酒を、1人でガブ飲みしていました。

父も相当クセが強い人なので、真相は本人たちにしか分かりませんが、祖父の葬儀の帰り際に、ヒロくんは私に、、

「色っぽくなったね」

と、耳打ちしていったので、あながち嘘ではないのかなと思いました。

 

この4つのエピソードを元に、自由に物語を膨らませて映画化するとしたら、あなたはどんな予告編を作りますか?ぜひ、その台本を送ってください!

例えば・・・

◆エピソード①を使った予告編◆

◆エピソード④を使った予告編◆

▼尺や文字数に制限はありません
▼映画のタイトルや登場人物は自由に創作してください (役柄の名前や性別も)
▼宛先は「action@tbs.co.jp
▼紹介したかた全員に、番組マスキングテープまたは番組ステッカーをプレゼントします。

エピソードを元に、どのように物語を妄想するかは自由です!
役のセリフやナレーターの声(NA)、BGM、効果音など、イメージを台本形式にしてお送りください。