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「自分が出会いたかったものに、20年前にすでに出会っていた」直木賞作家・道尾秀介さんが語った伊集院との驚きの出会い、そして執筆の舞台裏

伊集院光とらじおと

毎週月曜日~木曜日、朝8時30分からお送りしているTBSラジオ「伊集院光とらじおと」

「伊集院光とらじおとゲストと」

10月23日(水)のゲストに、

直木賞作家の道尾秀介さんが登場!

直木賞作家・道尾秀介さんは伊集院の大ファンで『深夜の馬鹿力』にネタを投稿するほど。緊張の初対面となった番組では、伊集院がまず「変な空気がお互い漂っています…ありがとうございます」と挨拶。道尾さんは「こちらこそ!お会いしたいような、お会いしたくないようなのが何十年も続いていまして…」と応じ、ラジオとの出会いの話からトークがスタート。道尾さん曰く20歳の頃に、電波が悪い中で聞こえた男の喋りに魅了されたことから、その話術の虜になってしまったんだそう。当時は、インターネットもなくそのラジオがどの番組で誰が喋っていたかはわからなかったんだそう。その後、ラジオで伊集院の番組を聴き始め、ネタの投稿も始め、エッセイなども読み、伊集院のファンになった後、道尾さんの友人が20年前のラジオを録音してあるのを見つけて、一緒に再生。すると、そこから聞こえたのが偶然、当時、道尾さんが電波が悪い中で聴いていた番組そのもので、その喋り手がなんと伊集院だったそう。道尾さんは驚きと感動のあまり「自分がずっと出会いたかったものに、もう出会っていたんだ。嬉しかったです。家帰って、泣きました」と伊集院のラジオとすでに出会っていたという驚きのエピソードを披露。この話には伊集院も「それ俺だったの!?」と驚愕。

その後は、道尾秀介さんの執筆の舞台裏について。道尾さんがそもそも小説にはまったのは17歳の頃。太宰治の「人間失格」を読み、気持ち悪い男の表情についての描写を読み「もしここに写真があったらこんなに気持ち悪くないんじゃないかっていうことを思ったんです。文章でしかできないできないことやってるんだってことに気づいた」とカルチャーショックを受けたんだそう。その経験には落語出身の伊集院も「落語って映像ないじゃないですか。『松の木におじやをぶつけたような顔の女がいたんだよ』っていう時に、CGで作るとグロテスクになるものが落語だと愉快になる」と共感。道尾さんは「書きすぎると、映像のように書いてしまうと叶うわけがないので、一筆書きで一番大きく見せるように文章を書くようにしています」と文章を書く上で心がけているポイントを明かし、その上で久世光彦さんの表現が憧れで「すごく妖艶な女性を描写するのに『紫の帯がすごく似合う女性だった』しかないんですよ。あの境地に行きたいんですよ」と語ってくれました。伊集院の落語での例えと、道尾さんの久世光彦さんの例えがスイングしたところで、話はどんでん返しが多い道尾作品のトリックの作り方に移り「難しいです。ただ、実は小説には書いてあることより、書かれていないことの方が圧倒的に多い。慣れるとその余白でいかようにもできるんですよ」と話してくれました。

後半は道尾さんの新刊『カエルの小指』についてから話をスタート。安田があらすじを説明すると伊集院は「珍しいね、ちゃんと隠すところ隠せてるね。じゃあ、どういう気持ちになったの?」と感想について聞くと、安田が「結末がもう…大どんでん返しで…もうね!どーかしてる!」と興奮気味に語り、その「どーかしてる」道尾さんも『カラスの親指』から11年ぶりの続編となるこの新刊について、笑いながら「めちゃめちゃあいつらに会いたくなったんですよ。冒頭のシーンを書いたら止まらなくなっちゃって…」と執筆のきっかけを話してくれました。また、その後9月のプレゼン対決で読書家のだーりんず・小田祐一郎が紹介した著書『いけない』の話に。道尾さんは「リアル脱出ゲームのように自分が中に入り込んで真相を見つける本」と説明。「各章の最後のページをめくると、いままでのストーリーとは全然違う話だったことに気づく…かも」と話し、その時のプレゼンと、道尾さんの話も聴いた上で伊集院は「絶対読みます!」と明言。二人の話がスイングしていくインタビューの模様はぜひタイムフリーで!

2019年10月23日(水)「伊集院光とらじおとゲストと」直木賞作家の道尾秀介さんhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20191023100000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)