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階段を降りられる車椅子、洋服のままできるシャンプー!「医療と介護の総合展」

森本毅郎 スタンバイ!

10/23(水)~10/25(木)の3日間、千葉県の幕張メッセで開催されている「医療と介護の総合展」。TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

 

「医療と介護の総合展」は610社が出展し最新の製品やサービスが集う展示会で、福祉・介護施設の関係者など会期中およそ3万人の来場者を見込んでいます。今回は特に、超高齢社会の課題解決に役立ちそうな製品に注目しました。まずは、介護の現場に特化したシャンプー。日建リース工業株式会社・谷口哲平さんのお話です。

★要介護者も気軽に「服を着たままシャンプー」!?

日建リース工業株式会社 谷口哲平さん
今日はルームシャンプーという商品をご紹介させてもらってます。服を着たまま髪の毛を5分で洗えるという商品です。介護の現場で、髪の毛を洗うにしても、セッティングが大変。家族もそれが負担ということで、なかなか髪を洗うだけでもできない方が多い。そこの部分を解決する商品。2ℓのお湯を入れて頂くタンクがございまして、ご家庭の掃除機、紙パック式の掃除機を接続して頂いて、それの掃除機の動力で、商品から出てきたお湯を瞬間的に吸い上げて、水を一滴もたらさずに髪を洗うことができるような商品となっております。

要介護認定を受けている方が利用できる週1回程度の訪問入浴などもありますが、こちらの「ルームシャンプー」が1台介護施設にあれば、職員さんが手軽に入所者の方たちの頭を洗えます。服を着たままのシャンプーを実現するために、掃除機と接続して、その動力でシャワーヘッドのお湯を吸い上げてたらさないというのがユニークですよね。価格は税抜き4万6200円。介護施設だけではなく、在宅で介護をしている家庭のニーズもあり、去年の販売開始で1000台以上売れているそうです。

認知症による徘徊を防ぐ!センサー付きシューズ


続いては、介護施設の入所者の異変を検知できる「靴」。ファーストレイン・テクノロジー株式会社・代表取締役、鄭曄さんのお話です。

ファーストレイン・テクノロジー株式会社代表取締役 鄭曄さん
上履きのような室内用のシューズなんですけども、マジックテープみたいなポケットがあります。そこにセンサーを入れて使っていただく。歩数と運動量がカウントされる。ある日から突然運動量が減って、歩数も減っている。そういう場合は要注意ということがすぐわかります。今どこにいるのかもわかる。徘徊通知と似た感じですけども、施設外に無断で誰も知らないうちに出た。そうすると赤くなり警告もメッセージとして飛ばすので、すぐ気づきますね。

認知症の行方不明者は年々増え続け去年は1万7000人。対策が急務となっていますが、普段履く室内用の靴にセンサーを取り付けることで、管理用のパソコンと連動し、無断で外に出てしまったときにすぐ知らせてくれます。平均的な歩数や運動量も計測してくれるので、平均値からぐんと下がった場合に可視化され異常にいち早く気付ける可能性もあります。また、その情報を入所者の家族も共有できます。こちら上履きタイプのほかスニーカーや革靴のタイプなどデザインも豊富です。

★外国人介護スタッフ向け!翻訳付き記録システム

続いては、介護現場で増える外国人スタッフをサポートするためのツール。NDソフトウェア株式会社の矢野智康さんのお話です。

NDソフトウェア株式会社の矢野智康さん
昨今、介護現場では人材不足という所が言われてまして、なかなか人出が足りない。そこで外国人の方に来ていただいて、介護をしていただくという所も一つの解決策になっている。ただ、なかなか日本語は喋れるけど書けない。介護記録が書けないという状況があり、それを解決するために、介護記録のタブレットツールで多言語に対応したツールをリリースしています。例えば日本の方が書いた日本語の文字。例えば「移乗」という介護用語があるんですけども、その移乗がベトナム語でどう表現されるのかというのを翻訳したり、という所ができるようになってます。

「ケアパレット」というタブレットで使える記録システムです。「移乗」とは、ベッドから車椅子、車椅子から椅子などへ移る動作のことなのですが、そういった専門用語が、介護記録を残す上で必要。そこで、介護用語の電子辞書がシステムに組み込まれていて英語・ベトナム語・ミャンマー語・中国語の4か国語に変換して、そのまま指でドラッグすれば記録に反映されます。またその動作を示す画像や動画も同時に表示されるので日本語教育ツールとしても使えます。

★災害時に役立つ!階段を昇り降りする車いす

最後にここ最近大きな台風の被害が相次いでいますが、そういった災害時に役立つ車いす。トライリンクス株式会社 代表取締役の清野幸夫さん。

トライリンクス株式会社 代表取締役の清野幸夫さん
災害時にエレベーターが止まった状況の中で、要援護者と言われる方々車いすであったりお年寄りで健常者と一緒に避難できないような方々。そういった方々に対して、車いすの形状になっているんですけどこちらに乗車をして頂いて、階段で階下へ下ろすもの、それから電動で階段昇り降りできるもの。今回の台風のような水害の際にもですね、上のほうに避難をして頂ける。今回の災害で東京都内のあるタワーマンションで電源が落ちてしまった。そこは47階。お年寄りもいる中で、なかなか階段昇り降りが難しい方もいる。そこで電動のUDチェアというものを導入したいということで翌日持参させて頂きました。

こちらの車いす。実際にのってみましたが、段差を感じないくらいスムーズでした。今後さらに高齢化率が進む中で、こういった製品のニーズはさらに高まっていくかもしれませんね。