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  • コラム
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ペンギンズ・ノブオさん「ゲームはスイッチ入れたらついてきてくれる。既読スルーとかしないし、裏切らない」

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

ペンギンズ・ノブオさん完全版トーク前編はこちらから↓↓


※この音声には『Braid』と『ライブ・ア・ライブ』のネタバレを含みます。作品をこれから楽しむ可能性のある方はご注意ください

■人生がつらいと牧場系ゲームで野菜を育てて動物をかわいがりがち

「マイゲーム・マイライフ」のゲストに、ペンギンズのノブオさんがやってきました。ゲームファンの間では、「待ってました!」というゲストかもしれません。『勇者ああああ』(テレビ東京)のコーナー「ゲーマーの異常な愛情」で知られているノブオさん。その多岐にわたるゲーム知識、そして「アニキー!」のキャラを捨ててまでゲームプレゼンに臨む愛の深さで(本人曰く「プレゼンにおいてこのキャラは邪魔」)、『勇者ああああ』に欠かせない一人となっています。

話は小さい頃のゲームエピソードから始まりました。当時、周りの友達とどのようにゲームを楽しんでいたかを聞かれると、ノブオさんはどうも歯切れの悪い様子……。


宇多丸「(小さい頃)周りのお友達もスーファミ・ファミコンはやってた感じですか?」

ノブオ「そう……ですね。やってましたね」

宇多丸「なんか、みんなの中で流行ってたのあります?」

ノブオ「流行ってたのは……、なんだろう。なんだろうなぁ……。……友達の話を今、振っていただいたときに、一人も出てこなかった……。僕ずっとゲーム一人でやってたんだなって(笑)。一切出てこなかった! 友達の顔も名前も」

宇多丸「いやいやいいことです。ゲームを一人でやり込むのはいいことです! そういうもんですよ!」


ノブオ「それでも寄り添ってくれるのがゲームですよね。そう、ゲーム内に友達はいっぱいいました!」

というわけで、昔から一人でゲームをやり込んでいたノブオさん。プライベートや仕事がしんどくなると、「牧場物語」で野菜を育てて、動物をかわいがっていたのだそう。
うわーーーー! わかる!!!! そう、やり込み型にとっての神ゲー代表といえば牧場物語なんですよ! 現実の一切を忘れて牧場の整備に没頭できるのです。毎日コツコツ水をあげていた野菜が実った瞬間の喜び、収穫するときの「モニッ」という感じの効果音、あれがたまらない。


ノブオ「ああ、こういう生活(野菜を育てて動物をかわいがる)もあるよなぁって」

宇多丸「ないよ!(笑)」

そして、農業シミュレーション好きのノブオさんが農業をしたくて買った「アストロノーカ」が思わぬ名作だったという話に。「アストロノーカ」は、大切に育てている野菜を食べにくるバブーというキャラクターから農園を守らなければならず、リセットありきのゲーム設計なのです。リセット回数もゲーム内に記録され、ノブオさんはなんと8400回もリセット。粘り強すぎる……。
番組では「歯ごたえを求める派か、ラクして楽しみたい派か」という話にもよくなるのですが、お話を伺っていると、ノブオさんはやり込み型の中でも、相当な根気があるタイプのようです。過去の番組ゲストの傾向として、歯ごたえ派はアクションゲーム好きに多く、RPG好きやシミュレーションゲーム好きには少ないように思うので、結構レアなタイプかもしれません(※宇多丸さんと、放送後記担当の私は二人ともラクしたい派です)

また、衝撃の展開があるとノブオさんが推す「ブレイド」、「ライブ・ア・ライブ」についても詳細に解説してくれています。実際の放送ではネタバレ配慮でストーリーの重要な箇所をボカしておりましたが、この放送後記に掲載しているラジオクラウド版ではすべて聞けるようになっているため、ネタバレに触れたくない方は、ご注意ください。

そして、最後はまたしてもこの話に……。


ノブオ「ゲームはいつでもいてくれますからね。いなくなることがないですから」

宇多丸「あと、反応してくれますもんね。必ずね。こっちがやったことに対してね」

ノブオ「そう。スイッチ入れたらついてくるじゃないですか」

宇多丸「ボタン押したら返事してくれる」


ノブオ「そうなんですよ。既読スルーとかないから。裏切らないんですよ」

宇多丸「セーブしたら待っててくれるし」

ノブオ「待っててくれるし(笑)」

ところで、ノブオさんは以前、『勇者ああああ』であるゲームのプレゼンをした後、「この作品を一言でまとめると?」と問われ、「青春時代を捧げた作品なので、一言じゃ無理」と、突如かつての自分へ向けて手紙をしたためてきたことがありました。内容はざっくりとゲーム制作陣への感謝と、当時の自分をねぎらい、励ますというもの。「今、苦しくても、お前は将来ゲームとお笑いを掛け合わせた夢のような仕事をしている」と過去のノブオ少年に向けた自分の手紙に、思わず泣き出してしまいます。

友達が「生身の人間」じゃなければダメなんて、誰が決めたんでしょうね。小さい頃の「友達」とは、コミュニケーションだったり感情だったり、情操教育を担うものだと思うんですよ。だったら、ゲーム機と、ゲームソフトと、その中にいる人々が友達で、一体何がいけないのか、と言いたい。ゲームの中にいる人々と触れ合っていたって、情操教育できますから!

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

ノブオ「(父親もゲーム好きで)朝、起きたらドラクエのレベルが上がってて。僕のために買ったドラクエのはずなのに」

宇多丸「勝手に進めてて」

ノブオ「見たことない街でセーブしてて(笑)」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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