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認知症について遊びながら学べる!すみだ認知症サポートかるた

人権TODAY

毎週土曜日「堀尾正明+PLUS!」内で08:15頃に放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは・・・『認知症について学べる「かるた」』についてです。

『認知症について学べる「かるた」』

今回は認知症について遊びながら学ぶことが出来る「かるた」について紹介しました。
『すみだ認知症サポートかるた』と言って、今年の3月に出来ました。
「かるた」の制作を担当した墨田区高齢者福祉課の内田瑞穂さんの話です。

内田瑞穂さん
どうやったら認知症の支援って広がるんだろうっていう話をしてたんですよ、講習会とか座学では限界があるよねっていう話があって、何か楽しみながら出来ると良いねっていう話が出てたんです。色んなところで調べたんですけど、認知症の方が書いている「かるた」というのは見たことがあるんです、じゃあうちは何がしたいんだという話になった時、応援したいよねって、例えば知識であったり、対応の仕方であったり、支援サポートする側に特化した「かるた」にしようっていう話になって、この形になっていきました。

『すみだ認知症サポートかるた』は認知症を身近に感じてもらうために作られ、墨田区内の小中学校や高齢者施設、児童館、旅館やホテルなど、327ヶ所に無料で配られました。
区内の押上二丁目町会会館に集まっていた高齢者の方達に「かるた」で遊んだ感想を聞きました。

▲押上二丁目町会会館

▲押上二丁目町会会館

女性
えいって取れば楽しめますよね。家族でやる時あるんですけど、やっぱり楽しいですよね、若返る!若い人がこういう「かるた」をやってたら、年取った人にはこういう風にしなくちゃって気が付くんじゃないかなと思います。
男性
どの言葉も理解出来たしね、解説が付いてるのが第一良かったですね。普通、昔の「いろはかるた」なんてのは解説は無かったですよね。ちゃんと裏面に解説が入っていてとても良かったと思います。

この「かるた」は全ての読み札の裏側に説明文が書いてあるのが特徴です。
読み札に書いてある句も、区民から募集し、26歳から90歳まで203作品が寄せられました。
認知症のサポート医師や高齢者支援総合センターの職員などで選んだんですが、寄せられた作品はどれも実体験なため、思いが伝わってきて選ぶのが大変だったそうです。

▲すみだ認知症サポートかるた

▲すみだ認知症サポートかるた

イラストも何度もイラストレーターに書き直してもらったそうです。絵を見ただけでも認知症とはどういうものか、わかるようにしたそうです。例えば、「と」どうしたの そのひと声で 救われる  この絵は後ろから声をかけるのではなく、前から声をかける絵にかえました。認知症の人は後ろから声をかけられるとすごく驚いてしまうからです。他にも「れ」冷蔵庫 開けると 同じものならぶ  裏の解説には「記憶障害により、買った事を忘れてしまい同じものばかり買ってきてしまう事があります。冷蔵庫に同じものがたくさん入っていたら気付きのチャンスです。」とあります。解説文は全て認知症のサポート医師が確認した内容を載せています。

▲イラストだけでも伝わるようにしています。

▲イラストだけでも伝わるようにしています。

解説文も誰でもわかるような言葉で書いてあります。そこも苦労した点で、認知症について説明する時、どうしても専門用語が多いので、どういう風にすれば伝わるのか、何度も話し合って文章を作ったそうです。例えば「る」るんるんと 外出準備 真夜中に?  こちらの解説文は「認知症では、時間の見当がつかなくなり、昼と夜の区別がつかなくなることがあります。」と書いてあるんですが、これは専門用語で「見当識障害」という状態をわかりやすく言い換えているんです。

▲44枚すべての札に解説文が付いています。

▲44枚すべての札に解説文が付いています。

こうしてわかりやすく言い換えた結果、「私達職員も勉強になりました。」と内田さんは話していました。
同じく制作を担当した高齢者福祉課の田島あゆみさんの話です。

田島あゆみさん
なかなかアプローチ出来なかったお子さんとか保護者くらいの世代の方に、こういう「かるた」という手法で広まっていくっていうのは1つ良いなと思います。変な人、ではなくて、あれ?ということで逆に気付いていただく、見守っていただく、是非この「かるた」で得た知識で自分のご近所さん、地域の方を見守っていただければと思います。

田島さんは、「かるた」だと年齢関係なく一緒に遊べて、学ぶことが出来る。繰り返し遊ぶことで暗記してもらえたら嬉しい。遊び方の上級編として「解説を読んで札を取る」これが出来たら認知症について完璧にマスターしていると思います、とも話していました。

この「すみだ認知症サポートかるた」は墨田区役所で販売しています。電話申し込みで全国へ送ることも出来ます。お値段は1セット1000円です。

(担当:楠葉絵美)

<お問い合わせ>
墨田区役所
代表番号:03-5608-1111
※平日の午前8時30分から午後5時まで、上記お電話へお問い合わせ下さい。