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伝統工芸品、加茂桐箪笥が身近に!?

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。「プロの仕事」をご紹介している金曜日。  今日は、新潟県・加茂市の桐箪笥のお話でした。 新潟県のほぼ中央に位置する加茂市。

「越後の小京都」といわれてきたこの街は、木工の町として知られ、その技術から生まれる桐箪笥は全国的に有名です。湿度や虫といった、繊維の敵から守ってくれるだけでなく、長く使っていても、引出しが、隙間なくピシッとしまって、使い心地がいいんですよね。そんな桐箪笥のなかでも、加茂の箪笥は特に優秀とされてきました。

たとえば、雨が降り続くと、箪笥内部の湿度を入れないように引出しの開閉がきつくなり、天気が回復して湿度が少なくなると、また引出の開閉がなめらかになります。これは、「桐」という木材の特性と、すぐれた職人さんの技によるもの。雪国の厳しい冬に耐えた木材を使い、百三十以上を超える工程を経て、丁寧につくられた箪笥は、まるで生きているように湿度に反応して、箪笥の中のものを守ってくれるんですね。

さて、昔は嫁入り道具にも使われた加茂桐箪笥ですが、いまは、お嫁入りに持っていくという方もずいぶん少なくなったのではないでしょうか。また、クローゼットつきのマンションでは、箪笥というもの自体、買うことが少なくなっているかもしれませんね。

そんな時代の流れのなか、加茂桐箪笥の技術から新しい商品が生まれはじめています。たとえば米びつ。日本の高い湿度から衣類を守ってきた桐箪笥。その力が今度は、お米のおいしさを守ってくれるというわけです。また、かわったところでは、スマートフォン用のスピーカー。電源や電池は一切不要。木が持っている音響効果だけで、音楽を聴くことができます。大音量にはなりませんが、和楽器のような柔らかな音が楽しめるそうです。それから、桐箪笥のデザインを生かしたコーヒーミルもあります。引出しに使われている金具も、箪笥の金具そのものです。桐箪笥を買うとなると大きなお買いものですが、こうした小物なら、気軽に、加茂桐箪笥の良さに触れることができますね。

最後に、加茂桐箪笥のちょっとびっくりする特徴をご紹介しておきましょう。それは…「火に強い」。桐の板は、ほかの木材に比べて熱伝導度が小さく、表面がこげて炭化すれば、あとは熱の伝わり方が遅く、箪笥の中のものも焼けにくいのだそうです。 箪笥は焼けたけど、中の着物は無事だった…なんていうこともあるそうです。すぐれた素材を使った加茂箪笥、頼りになりますね!

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。
ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。