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台風15号、影響残る千葉を取材

森本毅郎 スタンバイ!

台風15号、月曜のお昼前には関東を通過していきましたが、神奈川、千葉、茨城などでは影響が夜まで、そして一夜明けた火曜もまだ残っています。

特に千葉県は、ほぼ全域に渡る大規模な停電と、鉄道の運休が長引いてしまいました。

そこで今回は、月曜の帰宅時間帯(夕方から夜8時まで)のJRと京成の千葉駅のある駅前の広場で、その影響を取材をしてきました。

 

 

★バスでどうやって帰ればいいのか・・・

まず目についたのが、駅前広場のバス乗り場の行き先案内板に集まる方たち。

JR千葉駅に張り出されたお知らせ。

東京方面から千葉駅までは電車が動いていたのですが、その先はJRも私鉄も運休ということで、普段使っていないバスでの帰宅を検討していました。

50代女性
「今日はもう全然走らせないらしいですよ、千葉駅から。外房線とか電光掲示板も全部真っ黒。歩きながら、バス来るかなと思って、でも全然来ない。」
50代男性
「どうやって帰ろうかなあと思ってね。茂原(のバス停)が前あったんだけど、なくなっちゃったみたい。どこまで行ったら迎えに来てもらえるか。それでも遠いよなあ、きっとなあ…。」
40代母と20代娘
「母)市川の家が川のそばなのでこっちに来たら、千葉市に上陸しちゃったので。総武線やってないからどうしようかって話してたところです。娘)京成線もやってないよ。 母)なんで? 京成だよ? 娘)運転見合わせになってるじゃん。 母)あ、ほんとだ。どうしよう…。」

普段、バスに乗らない人は、行き先案内を見ても分からないですよね。しかも、自分の家の最寄り駅からのバスではないから、余計に分からない。どのバスに乗って、どこまで行けば、自宅に一番近づけるのか・・・案内板を前に途方に暮れていました。

★もうお店やってないんですね・・・

そして、ショッピングセンターの前で途方に暮れていた人もいました。千葉駅の前には『ペリエ千葉』という駅直結のショッピングセンターと、『そごう』があるのですが、きのうは台風の影響で、帰宅時間帯にはお店が閉まっていました。20代の若い会社員の女性の声です。

20代会社員の女性
「家は浅草橋なんですけど、帰れないので、実家が千葉なので、実家に行こうかなと思ってます。職場も千葉なので、昨日の夜、実家に行き、会社に行って今日帰る予定だったんですけれども、まだ結構、影響が大きくて、明日の朝もわからないので、もう1泊実家にするのにちょっと必要なものを買おうと思ったら、もう店もやってないんですね。そごうも(夜)7時で終わっちゃって。」

千葉の実家に1泊する予定が台風の影響が長引いて2泊に延びてしまった。着るものとか、身だしなみとかいろいろ揃えたいのに・・・。買い物ができると思っていたら、閉まってた。お話にあったようにそごうは、いつもより早く夜7時に閉店、ペリエ千葉は、昨日は臨時休業だったので、戸惑っていました。

★停電・断水で、今夜はどうしたらいいのか・・・

そして台風15号でいちばん影響が大きいのが停電です。きのう千葉駅で夜7時半ころ、ずっとバスターミナルで座っている女性にお声をかけてみましたら、停電の影響が夜まで続いていることに困っていました。

60代女性
「主人が車で迎えに来るので待ってます。(ご自宅のほうは電気は?)まだついてない、停電です。今日の朝の4時頃からですね。今、電話しましたら、近所の方が、まだ停電だって言ってました。水道も出なくなったんですって。だからどうしようかなと。これから帰るのに。冷蔵庫がね。保冷剤を入れてあるんですけど、もう駄目かもしれませんね。いっぱい入れたんですけど。いやあもうだめですね。水道も午後から出なくなったんですね、きっと。水ためておかなかったので、困っちゃった。トイレが困っちゃいますよね。後悔しているんですけど。それでもこれ買っちゃったんですよ。ハムを買っちゃったんですよ。冷蔵庫がダメなのに買っちゃってどうしようかなと。」

台風一過のあとの暑さですから、クーラーや冷蔵庫が使えない夜は大変です。この女性、ご主人の迎えを待つ間、千葉駅前のそごうが閉まるまで店内で時間を潰していたそうですが、停電しているのにうっかりハムを買っちゃった。

60代女性
「災害に備えているつもりが、どこかぴんと来ていないところもあるのかしら。」

とおっしゃっていました。そういう感じは、なんとなく分かるな、と思いました。

★具体的な備え、心構えの難しさ

きのうたくさんの方にお話を伺ってみると、懐中電灯を用意しているという方は多かったのですが、丸一日とか、それ以上に長引く停電や避難生活への備えは、実際にそういう状況になってからいろいろ気づいたようでした。

70代女性
「子供から千葉のあたりは危ないから準備しておいた方がいい、って言われているんだけど、なんにもしてない。」
40代男性
「ちょっと厳しいですね。暑さが。クーラーないとちょっと厳しいですよね。というか、そういう状況だっていうのは全然わからなかったです。私も保険会社なので、火災の被害がいっぱいあるっていうのはわかってたんですけど、はい。(ご自身のエリアにいろいろ起きてたっていうのは?)ちょっと思ってもみなかったですね。」
70代女性
「うちは電気で全部やってるんですね。オール電化。だから不便なときは不便ですね。いざっていうときは困りますね。」

停電といっても、夏に遭遇した場合と、冬に遭遇した場合では、どんなものを、どんな優先順位で揃えておけばいいか、変わってきます。懐中電灯や、非常食、お水など、常備しておくものは割とすぐ思い浮かびますが、避難生活が長引きそうなとき、例えば洗濯はどうするのか、お風呂は、など。身近な人と、より具体的に話してみるといいかもしれませんね。

ちょうど去年の今頃、大阪で台風21号の被害で、大規模な停電がありました。インターネットなどで当時の体験談などを読んでみるのも参考になるかもしれません。

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。