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江戸時代の菊の栽培技術ってすごい!

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今日は「重陽の節句」ということで、【菊の花】のお話です。菊の花をとても愛したという江戸の人たち、どんな楽しみ方をしていたのか…。日本では平安時代ごろに、宮中の行事として「重陽の節句」が行われるようになりました。中国から伝来したばかりの珍しい花、「菊」を眺めながら、雅びな宴を行い、菊を用いて厄祓いや長寿の祈願をしていたといいます。そして、この「重陽の節句」がおおいに盛り上がったのは、江戸時代です。

江戸時代には幕府が五節句を定め、この事と、当時の園芸ブームとが相まって、菊の花は大人気となりました。それまでは高貴な花であり、ごく一部の人だけが楽しんでいた菊が、庶民の目を楽しませるようになったのも、この江戸時代のことです。

江戸時代、菊の栽培で有名だったのは、現在は「おばあちゃんの原宿」として知られている【巣鴨】の周辺。この界隈は、植木屋さんが立ち並び、菊の花のシーズンになると、さまざまな趣向を凝らして、たくさんの見物客を集めたといいます。たとえば、「寄せ植えの花壇」「たくさんの菊でかたちづくった動物や富士山」「それから菊人形」また、一本の菊に、百種類もの菊をつぎ木した、という珍しい物も登場し、それが、浮世絵に描かれています。

そして、この菊のブーム、当時の大人気エンターテインメント「歌舞伎」にも、反映されているんです。演目は、「鬼一法眼三略巻」。少年時代の源義経と、いまは平家に身を置きながらも、いつか源氏の世を取り戻そうとしている「鬼一」という人物のおはなしです。現在でもよく上演される「三段目・菊畑」は、菊が咲き誇る鮮やかな庭が舞台となっています。現代のお花見といえば、【春の桜】しか頭に浮かんできませんが、江戸っ子たちは、【秋の菊】もおおいに楽しんだようですね。

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。
ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。