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保育所より公園?公園に保育所をつくる案に、杉並区民が大反対!

森本毅郎 スタンバイ!

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忙しい朝でもニュースがわかる「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)
7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」
本日6月2日(木)はレポーター田中ひとみが『杉並区の待機児童対策』について取材しました!

現場にアタック(田中ひとみ)

現場にアタックレポーターの田中ひとみ

★「保育所を作ります」に反対意見殺到!説明会は5時間半も

今日は、杉並区が行っている待機児童対策についてです。

「新しい保育所を作ります」という説明会が、5月末に杉並区でありました。いいお話だと思ったんですが、なんと、地域住民が大反対して大きな話題になっています。いったい何が起こっているのか、杉並区 保育施設推進担当課の中村充明さんのお話です。

杉並区 保育施設推進担当課 中村充明さん
杉並区では今年の4月の待機児童数が136名となりました。また来年4月の待機児童数を見込んでいくと560名を超すような、危機的な状況になると想定されましたので、今年4月、区長が緊急対策宣言として約1000名規模の保育所の整備を計画したところです。その計画では、今現在、公園や学校の一部とか、区民のみなさまがお使いの施設を転用する異例の計画となりますので、これについて説明会を行ったところです。その中で、特に東原公園については、夕方6時に始まって終了したのが11時半。かなり長い時間、住民の方々から、ご意見をいただきました。

杉並区では、来年4月に待機児童が560人を越えるという試算が出て緊急対策宣言。そこで出た案が「区立公園など公共施設を潰して保育所をつくる」というもの。

どうしてこんな案が出たのかというと、新たに民間の保育所をつくったり、大きな都立公園などの一部を使ったりすると時間がかかりすぎて来年には間に合わないからなんです。来年4月までになんとかするとなると、公園・学校の一部や区民センター・区民事務所などの中庭など、区の土地で広い場所を使うしかなかったんです。(世田谷、品川、荒川などは都立公園に作ると発表していますが、都立より区立の土地のほうが早く作業が出来るので、杉並では、区立で計画をすすめたそうです)

その中でいま大きな問題になっているのが、久我山の東原公園。

森本毅郎スタンバイ!

久我山東原公園

地域住民の反対意見が多く、先週末の説明会は5時間半に及んだそうです。でも、待機児童のために保育施設を作るというのはいい話のはず。では、なんで住民のみなさんは、そんなに反対しているのか。久我山の東原公園で聞きました。

★大人から子どもまで、反対する理由に一理アリ?

反対です。この辺広い公園がないので自転車で15分とかだとありますが、子供の足で来れるところはこの辺しかないので。
私は反対ですかね。これだけ小学生が集まって話して交流してるだけでも貴重な時間だと思う。そういう場をなくすのはどうなのかなと思います。
(子供)毎日来ます!朝野球の練習するためにここの広場使ってます。
他にサッカーできるでっかいところは西公園、10分くらいのところしかない。ここが保育園になると、ボール蹴ったら危ないから禁止されそう。

杉並区の案では、この公園の3分の1を保育所として使い、3分の2を公園にするというものです。どんな公園なのか、きのう行ってみて一番思ったのは「子供たちが本当に多いこと」。

森本毅郎スタンバイ!

グラウンド側では、多くの子供たちが走り回っていました

広場では小学生50人くらいがサッカーをしていて、敷居を挟んで遊具のある逆側には小さいお子さん連れのお母さんがたくさん。思ったよりも大勢の人が遊んでいたので、たしかに「なくなったら困る」というのもわかりました。

森本毅郎スタンバイ!

もう半分の遊具スペース

では、一方の賛成派は、どのような主張なのでしょうか。

★一方で、賛成の方の気持ちも、ごもっとも・・・

まぁ賛成、預け先が無いので困っている友達もいるので賛成です。空きがあったら育休がまだ残ってるけど今入れとかないとダメなので切り上げて入れる。
賛成です、仕方ない。でもこの5丁目というのは保育所がすごく多い。あんまり作りすぎちゃうとあとでまたムダになるかもしれないからそこは不安。
私は賛成です。反対の意見としてはサッカーできないとか防災訓練ができないとか、そちらの問題よりは待機児童の問題のほうが、もっと重要。ただ、残った3分の2を平地にするとかそういう工夫があれば良いと思う。

きのう聞いた中では賛成・反対は半々くらいで、同じグループで遊んでいるお母さんでも意見が分かれている状態でした。本当に難しい問題だと思うんですが、杉並区は今後どうするつもりなのか。再び杉並区役所の中村さんのお話です。

★区はどうする?用意した代替案には早くも問題が・・・

杉並区 保育施設推進担当課 中村充明さん
やはり区としては500名を超える待機児童、そういった取り返しがつかない状況になってしまう。働いている方が保育所に入れないから仕事を辞めなくてはならないとか、そういう方を区としてはひとりとして出してはいけないと考えていますので、公園をつぶさないでという意見も本当に重く受け止めておりますし、一方で保育所をつくって欲しいという切実な声も区のほうには届いておりますので、なんとか理解を頂きながら来年の4月には待機児童ゼロを実現したいと考えております。

区としては、なんとか、進めていきたいということでした。

区としては代替案も用意していて、問題となっている東原公園については、100メートル先にある学校の校庭を開放しようという案もあるそうです。ただ、この案、確かに校庭でサッカーや野球はできるかもしれませんが、実は放課後しか使えないという製薬もあるので、やっぱり、反対派の理解は、まだまだ得られそうにありません・・・

(取材・レポート:田中ひとみ)


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