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「初めて本音で喋っています…」硬派な本棚から垣間見える、バービーの頭の中

ACTION

8月30日(金)のゲストはお笑いコンビ・フォーリンラブのバービーさん。テレビに映った硬派な本棚から、バービーさんのことが気になった武田砂鉄さん。その頭の中を、インタビューしながら紐解いていきます。

武田  :あるバラエティ番組を見てたら、バービーさんの自宅訪問がやってて。そういう企画は、必ず本棚が気になっちゃって。本棚が映ると一時停止をして、

バービー:いやぁ~、やらしい!

武田  :やらしいのよ。やらしい一時停止の結果、かなりこの方、本を読まれてるなと。僕、前に影響を受けた、司法の中でジェンダーがどう扱われているかっていう本があって、牧野雅子さんという方が。その本がピッと一時停止で目に入ったから。

バービー:毎回、自宅訪問のときには、本棚を映さないでくれと言ってるんですよ。そこだけアップにして撮る人がいるんですけど、本棚はやめてくれと言っていて。あの番組だけ、私が目を離した隙に撮ってたんですね。

武田  :全体の部屋をこう、なめるような感じのときに、そこがパシッと映って。

バービー:え!なめのショットで見たんですか!?やだ、それはもう、見に行ってますね(笑)

武田  :そう、見に行ってるの(笑)こっちの一時停止が悪いの。

バービー:その、なめがあるときには、エッジのきいたタイトルのものは抜いてました。でも、あの時は残っちゃってたんですかね。

武田  :修正なしの感じで。

バービー:戦争モノとか抜いたりとかしてたんですけど。あのときは、ジェンダーが残ってましたね。

武田  :興味がおありになるんですか?

バービー:いやー、そうですけど…なかなかこう、どうなの?って言われたの初めてですよ。

武田  :一時停止するようなやつは、ろくでもないんですよ。

バービー:ろくでもないですね、ほんと(笑)でも、Twitterで反応して下さったのは、すごく嬉しかったです。響いてる人には響いてるんだなと。こういう見方をしてくれる人がいるんだっていうのは嬉しかったですね。

武田  :バービーさんのこれまでのインタビューを読んでると、いろんなチャレンジされてるじゃないですか。庭でハーブを育てたりとか、日経新聞を愛読されてるとか。

バービー:そうなんです、私、イギリスのチェルシー・フラワー・ショーっていう、ガーデニングのW杯にボランティアスタッフで参加してるんですよ。でもそれは公表してないというか…したところで話題にもならないですけど。

武田  :チベット体操のインストラクターやってるとか。

バービー:チベット密教専攻だったんで。

武田  :知的探求心がものすごくおありになるのかなと。

バービー:パブリックイメージは、全く知的とは違うので…

武田  :昔から好奇心や探求心が強いタイプですか?

バービー:大学も、最初は犯罪心理学を学びたくて探してて。その間にチベット密教の本に出会って、開いたときにカミナリを打たれて、これを書いている人のところに行きたい!と入ったのが、東洋大学のインド哲学科(笑)

武田  :そもそも犯罪心理学って珍しいと思うんですけど?

バービー:自分が、「キレる世代」と言われてきた世代で。だから犯罪について、興味があって。どこかに狂気があるんじゃないかって。自分の中にも見出しちゃうかもしれないなっていう不安とか。犯罪を起こすのと起こさないののスレスレのところを知りたいとか。そこからなぜかグイッと角度が変わって、チベット密教に…

武田  :バービーさんのInstagramを見ると、美意識をどこまで弾けさせられるかを徹底されてるかと思うのですが。それを見てると、女性の美を対男性に使うんじゃなくて、「私のための美」を徹底されて。他者に気に入られるというよりは、「私はこれ!」というのを主張されていると思うんですね。

バービー:そうですね。「変わらないね、ブレないね」と言われることも多いのですが、逆にいうと、それ以外ができないんです。大人になったので「これはやり過ぎたらダメだな」とか分かるようにはなりましたが、人に合わせる意味とかが分からなかったので、多分東京に来てからは「なに、あの変な子」と思われてただろうなとは思います。

武田  :芸人さんになって売れてない頃は、自分の美意識を徹底するというよりは、何かに合わせなきゃいけない場面って多いじゃないですか。そういうのに対しての抵抗感はなかったのですか?

バービー:実はそういうのは全然大丈夫です。いくらでも頭下げるし(笑)、いくらイジられても大丈夫だし。それこそ昔の芸人界は女性の絶対数も少なかったのでむちゃくちゃイジられましたが、抵抗はなかったです。そういうものだと思ってました。

武田  :女性の芸人さんも多分、いろんな人がいらしてると思うのですが、イジられることを続けられることで、最初にあった芯みたいなものがズタボロに崩れる人もいるかと思うんです。でもバービーさんのように「それはそれ」なスタンスをとれる人もいて、両方のパターンがあるかと思います。

バービー:そうですね。こんな言い方したらあれですが、彼氏がいたりすると…(笑)まぁそれで最低限の自尊感情は保たれるのかと思います。

武田  :芸人さんの世界って、どの世界よりも男社会の面が強いかと思いますが、その中で動きづらいと感じることはあまりなかったですか?

バービー:それは、イジられるというのはそういう社会だし、そういうエンターテイメントだし。別に私の思想と合ってなくていいやと思ってます。私、こういう番組で初めて本音で喋っていますが、そのからくりを話してしまうと笑いづらくなってしまうので。

武田  :バービーさんのインタビューを読んでると、「自虐の時代は終わったのよ。自虐をするというのは、誰かを馬鹿にしている気持ちがあるからこそ、そういう気持ちが生まれてくるんです」と、美輪明宏かバービーかっていう感じの言葉がバンバン出てきているんですが(笑)

バービー:アハハハハッ!嬉しいなぁ〜(笑)

武田  :でも自分なんかも、自虐をすることで誰にもツッコまれないようにしとこうとし過ぎちゃって、それは反省もするのですが。自虐というのは注意をされているんですか?

バービー:ファンの人からコメントをもらったことがあって。私がテレビでデブとかブスとかでイジられることがあって、それを見た女の子が「私はバービーちゃんがブスと思ってなくて、私も同じぐらいと思ってたのに、それだと私がデブやブスと言われている気がして、すごくショックだった」と。そのときに自虐はいけないなと思って。あと、自虐をするって、物差しを持っていることじゃないですか。ここはイジっていい、ダメとか。すべての人が平等とか言ってる割に、自虐の物差しが許されるのはおかしいなと思って。そこは差別してはいけないなと思います。

武田  :テレビってすごく威力があるから、テレビで起きたことって社会や一般生活にスライドすることって多いじゃないですか。そのリスクや責任とか感じることもあると思うんです。でも難しいですよね。エンターテイメントとして楽しんでほしい側面と、ファンの人から来たコメントで考えちゃうこともあって。

バービー:たとえば一番最初に私から始めたセクハラ芸があって(笑)それは私の中では発信とか主張だったりするんです。でも、それが独り歩きしてしまって、男性に消費されるだけの芸になってしまったときに、女性を傷つけてしまうことになるし、意に反しているので、それはやらないようにしています。その境目を自分の中でジャッジできたらなと思っています。

武田  :誰かに言われてやるんじゃなくて、自分で主体的に動いて笑いを取るということですね。

バービー:そうですね。私がただただパンツを出すのは、私の主張なんです(笑)それとパンツをめくられるというのは全然違うんです。

武田  :すごく大きな差ですよね。パンツをめくられるというのと、自分から見せるというのは。

バービー:「私は見てほしくてやってるんですよ、ここに性差を持たないでほしい」という後ろの意味があるんですが、まぁそんなの考えないで見てほしいんですけど(笑)

武田  :でも、作る側とか一緒に出ている芸能人が考えなくちゃいけない問題だと思うんですが、徐々に変わってきている感覚はありますか?

バービー:めちゃくちゃあります。私よりも芸歴の長い人たちが「なんでこの新しい感覚にフィットできているんだろう」と思うぐらい変わっていってます。難しい価値観を敏感にキャッチして、そこに合わせにいってる姿を見るとすごいなと思います。

このほか、バービーさんが大学で学んだことや、最近の下着プロデュースのついても伺いました。ゲストコーナー本編はradikoのタイムフリーで。

8月30日のGUEST ACTIONを、実際の音声で聴くhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190830163015

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)