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届かない?舛添都知事への都民の声

森本毅郎 スタンバイ!

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忙しい朝でもニュースがわかる「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」。6月1日(水)はレポーター近堂かおりが『届かない?舛添都知事への都民の声』をテーマに取材しました!

現場にアタック(近堂かおり)

現場にアタックレポーターの近堂かおり

きょうは、疑惑の渦中にいる、舛添東京都知事のお話。今日から都議会が始まりさらに注目が集まりそうですが、連日、次々大小さまざまの疑惑が出てきて、新聞によっては東京「ケチ」事などとも書かれてしまっている舛添さん。・・・もうどうするんでしょう。そんな中、週明けの毎日新聞世論調査では、8割の人が舛添さんは「知事を辞任すべき」と答えた、と報じられていたのを受けて、私たちも、都民の方々に聞いてみました。

★もう勘弁して!

自分でも「私は信用がないし」って言ってるくらいだから・・・信用はありません。ああやってやり過ごせば、都民はいつか忘れるだろう、そういう気がしますけど。
どっか行ってほしいですね。もうどうせいずれにしろ辞めなきゃいけないんでしょうから。
自分の意思で責任は取るべき。セコ過ぎますよね、それが世界に発信されることが恥ずかしい。
辞めてもいいけど、説明してからやめてほしい。
あの人何?政党助成金ガッポリもらい、給料もらい、それから都税を使い、税金を使わせたくない!二度と政治家やってほしくない。

昨日お話を伺った方のうち、9割は「辞めて欲しい!」。最後の方は怒り心頭!でしたが、どちらかというと皆さんもう呆れている様子でした。「信用しない」「引き際を」「責任を」そんな意見が山ほど聞かれました。そして、辞めてほしい理由として、一番多いのが、やっぱり会見を受けて、でした。

★会見、ひどすぎるよ!!

説明の仕方が下手なのかね。防御が先に立っているような感じ自分の。納得してもらうということが一番大事なことなんだね。
お金の使い方とかしてもそのまま会見に性格が出てる。みみっちいというか。ケチ臭い。ほとんど質問に答えないですし。もう怪しいっていうのがあからさま。第三者の弁護士、第三者の、第三者のって・・・
そんなに難しい事、みんな質問してないだろうに、おんなじ言葉繰り返すばかりで。都民がなんて言ったって、結局声が届くわけじゃないっていう気がしちゃって。

やはり釈明会見が信用を下げています。先週金曜日、3度目の釈明会見でも、「引き伸ばすとかじゃなく、私も早く答えたいんです。今でも答えたいことがある。」「でも私が言っても、ウソ、おかしなことを言っているということになる。」と、舛添さんは言っていましたが・・・きのう取材した限りでは、そんな答え方を、都民のみなさんはおかしいと、感じているようでした。一方でそんな舛添さんがいる都庁の中の様子がどうなのか都の職員の方に聞いてみました。

★都庁はいまどんな雰囲気なのか!?

(今舛添さんの件で・・)あ、ちょっと・・・答える立場にないんで・・・
(どんな風にご覧になっていますか?)あ・・ちょっと。(職員の方ですか?)そうなんです。(答えてはいけないことになっているんですか?)そういうわけじゃないですけど。失礼します。
(職員の方ですか?)そうですね。辞めるべきだと思いますけど・・・下の者にはよくわからないですけど。(苦情の電話とか多いと聞きましたが?)そういう部署じゃないから。そういう部署の人は大変だと思うけど。

やはり、話しにくそうですね。「そういう部署の人は大変」という話がありましたが、その大変な部署の一つが、都の選挙管理委員会。「都知事を辞任させるには、どんな方法があるの?」という問い合わせがたくさん来ているそうなのです。

では、実際に辞任させることができるのか、都の選管によると、地方自治法で『解職の請求=リコール』という手続きがあり、東京都の場合は、有権者147万人の署名が集まれば、住民投票を行うことができます。そして、その住民投票で過半数が辞めろ!となれば、舛添さんは辞めなければならない、ということになります。都民の声、届けることができそうですね!今後こうした動きが起こるかも・・・思ったのですが、実は今は出来ないそうなんです。地方自治に詳しい、横浜国立大学准教授の板垣勝彦さんに聞きました。

★リコールはできるけどできない!?

板垣勝彦さん
地方自治法施行例92条4項で、参議院選挙の行われる日から、60日以内の日は、
もう署名を集めることができないと定められています。これは、そもそも署名活動自体ができないということだと思います。

7月中にも、参院選挙が行われるので、今はリコールを起こせないそうです。署名は選管の用意した専用紙に、住所・氏名・生年月日・はんこが必要になります。(となると、個人情報保護などを不安視する人もいそうですね。また、詐欺も心配。署名をためらってしまうかも・・・そして、その署名の有効性のチェックが必要となるのです。その署名が本物か、1人が何回も書いてないか、本当に都民なのか、などを147万人分確認するとなると非常に時間がかかるので、大きな選挙が他にあるときは(手が回らないので)署名はダメ、ということになっているのです。となると、直接は難しい・・・。

では都民の声を受けて、都議会が舛添さんに不信任を突きつけてはどうなのか、これについても横浜国立大学准教授の板垣勝彦さん聞いてみました。

板垣勝彦さん
議会が過半数で、長に対して不信任の議決をして、辞めるようにと迫ると、長のほうは、それならお前たちが辞めて選挙をしろと、解散させることができる。仕返しではないですが。そうなると、ここは政治的に議員さんも自分の身が危ないので、慎重になってしまうところもありますね。ただ、議会を解散しないで、潔く辞めるという選択肢も、不信任議決を突きつけられた長には、あるにはあります。

いま、頼みの綱は都議の方々ですが、世論を反映して、返り血を浴びてでも、動くのか動かないのか。
舛添さんの所信表明とともに、注目ですね。

(取材・レポート:近堂かおり)


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