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「迎え団子」に「送り団子」お盆に食べる郷土料理

檀れい 今日の1ページ

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女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。今朝はお盆に食べるお菓子のお話。

ご先祖さまや、亡くなった家族を家にお迎えするお盆。ほんの数日のあいだ、精一杯のおもてなしをするために、その地域、その家で、さまざまなお供えをします。たとえば、宮城県のお土産として有名な「ずんだ餅」。枝豆の香りと、やわらかいお餅が絶妙にマッチした、ほんとうにおいしいお菓子ですよね。これも、宮城のお盆には、欠かせないお菓子です。

また、長野県の一部の地域では、「天ぷら饅頭」が欠かせません。信州には、古くからお盆に天ぷらをたくさん揚げて、お供えにしたり、親戚で食べたりという習慣がありますが、信州の南部と中部では、この「天ぷら饅頭」もつくるそうです。外はさくさく、中はふっくら、これだけでも、じゅうぶん美味しいと思うのですが、中には、天つゆをつけて食べるという方もいるそうですよ。

日本のさまざまな場所で見られるのが「迎え団子」と「送り団子」の習慣。あの世から帰ってくる皆さんをお団子でお迎えし、また、あの世に戻っていくときにも、お団子を供えてお見送りします。あんこを絡めるか、まっ白なままか、あるいは、いくつ供えたらいいか、などなど、そのあたりは、地域によっていろいろと違うようです。

そして、ちょっと珍しいのが、お盆に入る二週間ほど前、8月1日にお饅頭を供えるという栃木県・北部の風習。この風習は「釜の蓋まんじゅう」と呼ばれています。8月1日は、「地獄の釜の蓋が開く日」とされ、亡くなった人たちは、この日に地獄の釜から旅立って、懐かしい家を目指します。ちなみに、この場合の「地獄」は「あの世」という意味だそうで、悪いことをした人たちが帰ってくるわけではないので、ご心配なく。ともかく、蓋から出た人たちは、13日かけて家に帰るので、長旅の道中で食べてもらえるように、お饅頭をそなえるのです。また、言い伝えは他にもあって、亡くなった人が迷子にならないようにお墓から家までの間に、お饅頭を供える…というおうちもあるようです。

こうしたお盆のお菓子は、お供えものではありますが、ふるさとに集まった家族や親せきみんなで食べる団らんのおやつにもなります。ラジオをお聴きの皆さんも、この時期になると思い出す、懐かしいお菓子があるかもしれませんね!

TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。
ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。