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DJ松永「HIP HOPは文脈回収」

ACTION

本日8月7日にミニアルバム『よふかしのうた』をリリースしたCreepy NutsのDJ松永さん。このアルバムを通して、HIP HOPは自分語りが大切だと松永さんは語ります。

松永:『よふかしのうた』という曲は、僕にとって10代の頃からずっと聴いている『オードリーのオールナイトニッポン』の10周年全国ツアーのテーマソングとして「書いてくれない?」と若林さんから直接連絡もらって作った曲なんですね。

だからとてつもない文脈回収の曲なんです。曲の内容は、10代の頃初めて聴いた深夜ラジオに対しての背徳感。起きてちゃいけない時間やそのドキドキ。いけない世界に足を踏み込んでいる感じ。これってHIP HOPもそうだなと思って。

置き換えられるなと思って、広義の意味で深夜ラジオやHIP HOPを「よふかしのうた」と言い換えて。初めてラジオやHIP HOPに出会った原体験を曲にしたものが、オードリーのオールナイトニッポンの10周年ツアーのテーマ曲になるという、とてつもない文脈回収ですよ。

2016年に『たりないふたり』、次に『助演男優賞』、それで『クリープ・ショー』で、『よふかしのうた』と出したのですが、HIP HOPはその都度のリアルを歌う音楽なので。『たりないふたり』や『助演男優賞』のときは、ルサンチマン溜め込んで、誰にも評価されないことへの卑屈目線で出した作品なんですね。

そこから活動が軌道に乗ってきて、悩みの種類も変わってくるんです。評価されるようになってるのに『たりないふたり』やってると整合性を取れなくなってくるんです。嘘つくことになるので。だから「俺らも次のフェーズに進むよ」というのを『クリープ・ショー』で提示したんです。

それを出してから、よりステップアップして、場数も踏んで、ついに自信がついて、「俺が最強」みたいなHIP HOPでよくあるセルフボースティングにCreepy Nutsが初めて手を出したんです。『たりないふたり』から始まった俺らが段階を踏んで。それが『よふかしのうた』の最後に収録されてる「生業」という曲なんです。

現時点では俺らがセルフボースティング出来る立場になったと思うんですが、でもこれからめちゃくちゃどん底まで落ちたら『たりないふたり』みたいなことをするかもしれない。でも、幸せに満たされたらそういう曲を出すかもしれない。

リアルであるというルールに則っていることが大事で、そのときの立場とか、自分が何を言えるのかとかを考えながら書くことが大事だなと思って。この『よふかしのうた』はHIP HOPにおいて大事な文脈回収がとても大きなスケールで出来たのではないかと思っています。

この他、オードリーのラジオに感銘を受けた学生の頃の松永さんの話も。コラムコーナー全編はradikoのタイムフリーで。

8月7日のPARSONALITY ACTIONを聴くhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190807160000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)