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【作品紹介】「あばばばば」(2019年8月18日)「蜃気楼」(8月25日)

ラジオシアター~文学の扉

芥川龍之介は、24歳だった大正5年から恩師の紹介で、横須賀にある海軍機関学校で英語を教えます。
その時代に書いた短編には、町で暮らすフツウのひとたちを観察した作品が、見受けられます。
子どもを産んだ女性の姿に、芥川が見たのは・・・。

「あばばばば」
保吉は、海軍の学校に赴任したときから、決まったお店でたばこを買っていた。
若い主人とのやりとりを気に入っていたからだ。
ある日から、店に主人ではなく、若い女が立つようになった。
要領を得ず、間違いを指摘すると、顔を赤らめる。
そんな姿がいじらしく、保吉はさらに店に通う。
やがて再び女は姿を消し、ふと街角で会った女は…。

芥川龍之介は、34歳で神経衰弱と診断され、養生のため鵠沼海岸の東屋旅館にやってきます。
この当時、鵠沼海岸では、実際に蜃気楼が見えたそうです。
このときの芥川龍之介の精神状態を、この小説が色濃く表しているといわれています。

「蜃気楼」
鵠沼海岸に住んでいる僕は、東京から遊びにきたK君と鵠沼に暮らすO君と三人で、海に蜃気楼を見に行く。
陽炎の立った砂浜に逆さに映るものたち。
夕暮れ時は、妻とK君と三人で、再び海岸へ…。

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