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宮藤官九郎『いだてん』の人見絹枝に対する2種類の「バケモン」

ACTION

宮藤:この前の「いだてん」なんですけど、人見絹枝物語と言ってもいい回で。アムステルダムオリンピックで800mで金メダルを獲った人見絹枝さんの生涯をほぼ1話使ってやったんですけど。

宮藤:その中で阿部サダヲさん扮する田畑政治さんが「バケモン」っていうセリフを連呼するんですよ。

幸坂:まーちゃん(田畑政治)すごい言ってましたね!!

宮藤:やたら言ってましたよね(笑)

幸坂:帰ってきてからも言ってましたからね!

宮藤:そうそう!一番最初に会ったときに言うのが「あれ、あなた!人見絹枝さん!あれですな、聞いてるほど見た目はバケモンじゃないですな」っていうセリフが最初なんですよ。

宮藤:要するにバケモンっていう噂を聞いて来たけど、見たらそうでもないじゃないかっていう。本人は良かれと思って言ってるんですよ。

幸坂:あ~!そうだったんですね。

宮藤:で、田畑さんはオリンピック行ってないんで向こうから電報で人見絹枝が100mの予選で4位で敗退したって来て。そしたら向こうで人見さんが「私800mにも出ます」って言って。その時に行ったセリフが「男子は負けても帰れるでしょうが、私が負けて帰ったらやっぱり女子はダメだって言われるから頑張らなきゃいけないんだ!」って歎願したのは本当なんですよ。

幸坂:本当なんですね。

宮藤:生まれて初めて走った800mで金メダルを獲ったんです。その時のフィルムが流れたんです。

幸坂:はあ~…。

宮藤:で、勝って帰ってきて、田畑さんは水泳の出迎えで行ったら人見さんが来て。その時に人見さんに対して「あんたやっぱバケモンだな!」って言うじゃないですか。

宮藤:これの一回目の「バケモン」と二回目の「バケモン」の違いというか。要するに一回目は心無い「バケモン」だとして。二回目はやっぱりその留守番してて寝ないでずっと結果を待ってて、勝ってくれたっていう最大の賛辞としてなんか色んなこと思ったけど最終的に「あんたやっぱバケモンだな!」っていう。普通じゃないなっていうか、よく頑張ったなっていう意味の「バケモン」だなというつもりで自分で書いた。

幸坂:まーちゃん叩かれてましたけどね…。

宮藤:あれは監督とか色んな人から、何回も言ったら抗議くるんじゃないかというか、見てる人に嫌悪感を与えるんじゃないかっていう話も当然出て。

幸坂:はい。

宮藤:だけど自分の中では同じ言葉が違う意味で使われてるっていう風に受け取ってもらわないとっていうか、受け取ってもらうためには同じ言葉にする必要があった。どうしてもそこはゆずれないなと思って・・・

番組的IOC・南部広美さんも大興奮!いだてん制作秘話がたくさん…。全編はradikoで聴いてみて下さい!

7月8日のPARSONALITY ACTIONを聴くhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190708160000

radikoで放送をお聴きいただけます(放送後1週間まで/首都圏エリア無料)