7月4日(木)のゲストはYouTubeディレクターの西井雄基さん。自身のYouTubeチャンネル登録者数の数を上げたい羽田さんが、そのノウハウを学びます。
羽田:そもそも大手芸能事務所にいらっしゃった西井さんがYouTubeディレクターになった経緯を教えて頂いてもよろしいでしょうか?
西井:元々芸能事務所で働いてたんですが、芸能事務所がYouTubeを活用しだすのが大体2010年ぐらいだったと思うんです。その頃にタレントを売り出す1つのツールとしてYouTubeのプロジェクトがよく立ち上がっていたと思います。そのときに、個人がメディアを通じて情報や活動を発信することが積極的に行われていて。YouTubeというのは制作過程をすべて1人でやるということで。自分のファンやユーザーに向けて絞ってプロデュースが出来るというのが、普通のタレントの育成とは違った面白さがあると思いました。
西井:基本的にはよく言うテレビのディレクターと仕事は変わらないんですが、全部一からやるんですね。企画をして、打ち合わせを進めて、撮影・編集して、アップまでして、その動画をもっと見られるようなPRプランを立ててという一連はやりますね。
羽田:大変そうだぁ…
幸坂:テレビ局とやっていることは似ている気がしますね。
西井:それを個人でやっていますね。
羽田:自分という個人を興味の対象として向けさせるという点で、初めて見るYouTuberの動画は楽しめないけど、何回か見ると楽しめる感じですね。これって割とラジオに近いですよね。特に深夜ラジオは最初聴いても「この笑いの文脈が全然分からない」と思うけど、何回か聴いてると楽しさが分かってくるというのはありますよね。
西井:新しいクリエイターさんには全く同じ説明をしてますね。「見えるラジオ」感覚でとりあえず制作をすると。
羽田:じゃあ僕、正しいことをしてますね(笑)
羽田:YouTube市場。もう飽和状態に見えてる気がしますが、新規参入は出来るんですか?
西井:出来ます。YouTuberというものが認知されたときからそこまで月日は経っていないので。
羽田:そうですね。YouTubeの出始めの頃って違法アップロード動画とか音楽が多かったので、YouTuberって少なかったですよね。
西井:本当に認知され出したのは2010年ぐらいなので。まだまだ世代交代を繰り返しながらスターは生まれるのかなと。まだ発展途上ですね。
幸坂:伸びしろはまだあるんですね。
西井:あと、人とコンテンツが並走しているのがYouTubeの特性で、そこにSNSも同時に連動しているので、誰にでもバズるチャンスがあると。そこにまだ見ぬスターが潜んでいますね。あとティーンの視点や発信力がトレンドに大きく影響していたりするので、とにかく新しいことに目を向けていればチャンスはあるかなと思いますね。
羽田:もう少子化で若者の数って少ないじゃないですか。ティーンの発信力って商売においてどれぐらい影響力があるんですかね?お年を召した方にやらないと市場やお金を動かせないんじゃと思うのですが。
西井:それはどっちもあると思います。ティーンの場合はエンタメみたいなトレンドに密接なんですけど、30代以上になるとモノとかに目を向ける感性があるので、そういったモノを紹介している人たちは、おそらく羽田さんと同年代ぐらいの活躍されてる方もいる。いわゆるガジェット系のYouTuberは少し年齢層の高い人でいますね。
羽田:30代の僕がYouTubeでバズっちゃう可能性はありますか?
西井:僕はあると思います。
羽田さんにとっても、夢のあるお話…。全編はradikoのタイムフリーで。