お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ

八王子で27年続く多文化共生イベント「みんなちがってみんないい」▼人権TODAY(2019年5月25日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で放送している「人権トゥデイ」。

様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは・・・八王子で27年続く多文化共生イベント「みんなちがってみんないい」

担当:崎山敏也

 

八王子市内で年に一回開かれ続けてきた多文化・環境共生型野外フリーイベント「みんなちがってみんないい」。今年は5月26日(日)に開かれます。金子 みすゞの詩の一節からとった、このタイトル「みんなちがってみんないい」。来年の東京オリンピックを前に、また、外国人の移住者が増え続ける今の日本社会に必要な言葉ですが、八王子のこのイベントは1993年から続いています。今年で27回目。

実行委員長の保高泰一さんに聞きますと、当時、民族音楽を取り入れた有名バンドを八王子に招く話が持ち上がり、国際交流や街づくり、障害者問題に取り組む人たちで実行委員会を作って話し合った結果、国際交流イベントとして始まったそうです。その時、障害者問題に関わる人がイベントの名前を「みんなちがってみんないい」が良い、と提案したんだそうです。保高さんは「いつもわれわれも含めて、ベクトルが東京に向かっている。何事も東京に行ってやる。地方で自分たちがやって、うちらの方に、地方に人が来るというシステムのほうが面白いんですけれど、それで、自分たちが、知的障害者の人たちも、八王子でそういうことができるんだ、という一つの誇りみたいなものが持てれば、とみんな思ったんじゃないですかねえ」と振り返って話します。

会場は当初、JR八王子駅近くの空き地でしたが、途中から、八王子市役所北側の浅川河川敷に移りました。また、第16回目からは「多文化」に加えて「環境との共生」もテーマにしています。音楽と踊りが二つのステージで開かれ、エスニック料理や民族雑貨の店が出ます。環境問題を体験するイベントや、展示もあります。食べ物の食器は持参か、何度も使える食器をレンタルすることになります。

「みんなちがってみんないい」パンフレット

崎山記者は知人の、首都圏で活動するアイヌのグループが出演した時、行ったことがあったのですが、今年は、「AYNU RUTOMTE(アイヌ ルトゥムテ)」というグループが、歌や踊りを披露します。「アイヌ ルトゥムテ」代表の宇佐照代さんは「大それちゃってるんですが、ルトゥムテというのは、道を照らす、という意味で、若い子達がこれからアイヌのことをやりながら、明るい未来になればいいな、と思いながらやってます。出演という部分もありますけど、それが終わったら楽しむ。みんなで交代しながら、子供たちも真っ黒になって、遊んでます。」と話します。宇佐さんが経営する、新大久保にあるアイヌ料理の店「ハルコロ」もこの日は、会場に出張します。

AYNU RUTOMTE(左が宇佐照代さん)

保高さんの話だと、アイヌと沖縄に関するものは必ず何らかの形で出演、出店してきたそうで、宇佐さんも始まったばかりの頃から、様々な形で参加してきました。宇佐さんは「ほんとに小さい空き地で始まって、そこからどんどん毎年規模が大きくなって。沖縄の人たち、朝鮮農楽の人たち。何十年も一緒にやってきている。お互い、多文化共生を楽しみながら、毎年続けてます。みんな一緒に踊ったりできるんですよ、このイベント。へだたりもなく、フラットなところで、参加者もね。それがまたいいところですよね」とこれまでを振り返って話します。崎山記者もアイヌのポロ・リムセ、輪になって踊るときは、必ず加わってるようです。

また、ここ数年は、多様な性のあり方を受け入れてきた町、新宿二丁目の新虹(あらぬーじ)という沖縄のエイサーのグループも出演。今年は他にも、朝鮮農楽、東欧の音楽に南太平洋のダンス。とにかく盛りだくさんです。

実行委員長の保高さんの店「馬天使」。会場のすぐ近くです。

実行委員長の保高さんは「やっぱり、他行って、まだアイヌの人いるの?とかね、という人たちがけっこうたくさんいますからね。とりあえず来て、いろんなものを知ってほしいし、見て欲しいし、感じて欲しい。そして考えるのはあなたが自分の家帰ってから、考えてね、と。ここで何もしなくてもいいから、見て、知って欲しいというのが一番ですね」と話していました。

「お互いの違いを認め合って、尊重する」その一歩となりうるイベント「みんなちがってみんないい」。八王子市役所北側の浅川河川敷で、入場無料。5月26日(日)の10時30分~16時30分です。

http://minachiga.adliv.jp/   (実行委員会のホームページ)