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武田砂鉄×松木安太郎。松木さんがサッカー解説で意識していること

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5月17日(金)のゲストは、武田砂鉄さんも幸坂理加さんも会いたくてたまらなかった、サッカー解説者・松木安太郎さん!

武田:松木さんの名解説、名フレーズがあるじゃないですか。
松木:もう、恥ずかしいなぁ~(笑)

武田:中でも一番有名なのか、“ふざけたロスタイム”ですよね。
松木:あぁ~!あれはふざけてましたね!
武田・幸坂:(笑)

松木:あの6分はないですよね!(笑)
武田:ロスタイムという概念に“ふざけた”という言葉をくっつけるというね(笑)
松木:もう普通に出ましたね。とにかくふざけてましたよ!そういうことなんですよ。

武田:世の中、松木さんの解説研究家みたいな方もいらっしゃって、よく解説で「良いボールだ!」ということを仰るじゃないですか。あれが本当に良いボールなのか検証している人がいるんですよ。
松木:そうですか。あれはね、良いボールですよ(笑)

武田:それが、確か記事を読んだ結果、良いボールじゃなかった(笑)そんなにゴールを決めてなかったという。

松木:なるほど。僕の観点でいう良いボールというのは、ゴールが決まるということではなく、キックや質やタイミング、それらが良いかどうかですね。それがゴールに繋がるかは置いといて。局面での良いボールかどうかですね。

幸坂:日本代表戦を見ていると、詳しいサッカー用語を並べられるより、松木さんが「良いボールだ!」と言うと、「あっ、あれは良いボールだったんだ!」って初心者でも楽しめるんですよね。

松木:そりゃやっぱり初めてご覧になるとき、専門用語出されたら分かりませんよね。「右から楔を打って、オーバーラップからミラーパスが出て、ゴール前に…」ってゴール前しか分からないですよね(笑)

武田:僕はずっと控えだったんで試合にも出られなくて、それが嫌だったんですけど。松木さんは長年、『松木杯』というサッカーの会を開かれていて。控え選手を出すようにして、大会を運営しているというのを聞いて。素晴らしい方だなと思いまして。

松木:実は『松木杯』は僕の松木ではなく、亡くなった父の松木なんですね。地元の先生方と「サッカーは良いよ!何かやりたいね!」「サッカーは試合に出るのが一番楽しいから」「じゃあ何とか試合を増やしたいね」という話をしてたみたいで。父が死んだ次の年から、「そういえば松木さんのお父さんがこういうこと言ってたから、大会を開こう」と。2軍、3軍のための大会を。で、6年生の最後の夏休みで、応援するしか出来ない選手のための大会を開こうというのが始めた理由。40年近くその大会をやっていると、そこで出場したことのある選手が、何人か男女とも、日本代表の選手になっているという。

武田:素晴らしい話ですよ。

松木:いくつのときにこの選手が伸びるか伸びないか、いくつのときのこの選手が良いか悪いかというのは、決めちゃいけないと思いましたね。可能性を秘めているから、それを出せるようなコーチが必要だなというのは学びましたね。

武田:解説されて20年以上で、あまり意識はされていないと思うんですが、ウケる解説とウケない解説みたいなのって、視聴者のことってどれぐらい意識されているんですか?

松木:初めてサッカーをご覧になられる方も見やすくというのは意識してます。ただ、世の中が変わってきましたよね。サッカーの見方も、選手の名前も覚えてるし、ルールも分かってきてるし、そんな中でそれでも初めて見る方が、どういう解説だったら見やすいかと考えたら、名前と顔とポジションとどんな仕事かが一致してくると見やすいかなと。そこは押さえようとしてますね。

武田:ドラえもんの映画だとジャイアンが優しいと同じように、衛星放送だと松木さんの解説は詳しくなるという話もあるんですが、そこは意識されてますか?

松木:子供たちの試合は、もっとメンタルや技術的なことを喋るようにしてますね。コアなファンが多いですから。専門的な視点で話してもいいのかなと思ってます。お金を払って見てますから。ただ地上波は、普段見てない方もいらっしゃるので、初めてそこで見てても大丈夫なような放送にしてますね。僕が違う競技を見てるときはそうですから。

武田:例えば日本代表戦のワールドカップの試合で負けたときに、この試合は誰が悪かったのか、ある種戦犯探しみたいなことがあると思います。それは、松木さんが実況で何を言ったかみたいなものにも左右されると思うんですね。「松木がああ言ってたから、やっぱりあいつが悪いんじゃないか」。そういうプレッシャーは感じませんか?

松木:全くないですね。サッカーって1つだけが原因じゃない。そのミスに繋がるような、色んなメンタルも含め。それを始めると、ゲームの中で時間がたっぷり必要になる。勝つか負けるかの試合を皆さんが見ているときに、それはやらない方が良いと。個人的には、この選手がこのプレーでこう失敗したみたいなことは言わないようにしてます。そこだけじゃないから。もっと奥が深いですから。

聞けば、これまでのイメージとちょっと違う、松木安太郎さんが見えてくる。全編はradikoで!

なんだか違った松木さんが見えてくる!ゲストトークを聴くhttp://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20190517162702

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