TBSラジオ
『TOMAS presents High School a Go Go!!』(毎週・月曜夜9時~9時30分)
「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまく
いろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、
そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。
ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。
▼メインパーソナリティ:TBSアナウンサー・石井大裕
▼2019年4月22日(月)放送後記
スタジオは、高校3年生の小林萌夏(こばやし・もか)さん、
高校3年生の太田瑞希(おおた・みずき)くんとお送りしました。
<高校生の主張>
毎回、TBSラジオキャスターが首都圏の高校に伺い、現役高校生たちに
学校生活にまつわる話題を取材します。
今週も、東京・豊島区にあります
「立教池袋中学校・高等学校」にお邪魔しました。
立教は、キリスト教に基づく人間教育を行うために創立され
中学校から大学までの10年間、一貫教育を行っています。
番組がお訪ねしたのは、高校の「数理研究部」です。
部長の角田大司郎くん(3年生)、そして、
ともに2年生の平本碧飛くんと斉木利宏くんに、
TBSラジオキャスターの甲斐彩加がお話しを伺いました。
甲斐キャスター
- 「立教池袋高校ならではの授業『キャリア学習』について教えて下さい」
- 生徒
- 「実際に現場で働いている方の話を聞くのは、自らのキャリア形成について考える中で、役立ちました。情報系の会社を希望し、高度な処理を行うための専用のコンピュータを組んで納品する会社の方にお話しを伺いました」「証券会社を希望しました。馴染みが無かった職種でしたが興味がありました。資産運用の話や、海外の人と仕事をするとはどういうことなのかを聞くことが出来て貴重でした」
甲斐キャスター
- 「将来の夢、就きたい職業について教えて下さい」
- 生徒
- 「将来は数学か物理の研究をしたいです。出来れば大学院に進み、博士号をとりたいです」(角田くん)「将来の夢・職業はまだ具体的には決まっていません。これから進級して、大学に行き、自分の学びたい科目を決めて行って、興味のあるものを勉強し、自分の将来を決められればと考えています」(平本くん)「好きな分野を突き詰めて、大学の研究員になれればと考えています。理系も、そして個人的に歴史も好きです」(斉木くん)
立教池袋高校オリジナルのVR装置 本格的です
<なんでも課外授業>
「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」を
ゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。
今週もスペシャルゲストの登場、石井の師匠、
松岡修造(まつおか・しゅうぞう)さんをお迎えしました。
松岡修造さん。
1967年生まれ、東京都出身。10歳から本格的にテニスを始め、1986年にプロに転向すると、「世界に通用する日本人テニスプレーヤー」として活躍。シングルスの世界ランキングでは、当時の日本人男子・最高の46位や、「ウィンブルドン」で日本人男子として、62年ぶりのベスト8進出を果たすなど数々の記録を打ち立てました。現役を退いてからは、ジュニア選手の育成とテニス界の発展のための男子テニス活性化プロジェクト「修造チャレンジ」を設立し、「錦織圭選手」という世界のトッププレイヤーを輩出。また、スポーツキャスターとしても大活躍されています。「修造チャレンジ」出身の石井大裕にとっての師匠でもあります。
- 石井大裕アナウンサー
- 修造さんから見て、良い指導者とは?
- 松岡修造さん
- 「今の時代」ということを考えたら、やはり、コミュニケーションが取れる人が良い指導者だという気がします。日本人は、コミュニケーションが不得意なんですよね。どちらかというと、授業で言われたことを「はい、はい」と聞いて、周りと同じようなことを、失敗しないようにしてきたけれど、これからは、国際化・グローバル化してゆく中で、自分自身を持つためには、先生も生徒もお互い、コミュニケーションをとって、良いものを作り上げてゆくことが、僕は好きですね
- 石井アナ
- 夢について、修造さんのお考えを聞かせてください
- 松岡修造さん
- 例えば、僕らの時には、「パイロットになりたい」「医者になりたい」「スポーツ選手に憧れている」などと勝手に言っていました。でも今の子供たちは違うんですよね。夢を言ったら「やらなきゃいけない」とか「そういう環境を作ろう」としていて、夢を言うことが窮屈になっています。僕は、夢は、自分しかわからないのだから、「やりたい」と自分の心から出てきたものを伝えればよい、夢を持たなくても構わないです。昔だったら「夢が無いです」と言ったら怒られたでしょう。でも、今はOKでしょう。夢中になれるものを探して、その心に従ってゆくのが近道ではないでしょうか
石井大裕の第一子の誕生を、出演者・スタッフでお祝いしました。
これからもよろしくお願い申し上げます。