TBSラジオ
『TOMAS presents High School a Go Go!!』(毎週・月曜夜9時~9時30分)
「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまく
いろいろな話題にスポットを当てて、高校生の興味ある話題や悩み、
そして疑問などを直撃取材する「高校生活応援プログラム」です。
ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。
▼メインパーソナリティ:TBSアナウンサー・石井大裕
▼2019年4月8日(月)放送後記
スタジオは、この春から高校3年生の小林萌夏(こばやし・もか)さん、
高校1年生の谷本魁渡(たにもと・かいと)くんとお送りしました。
<高校生の主張>
毎回、TBSラジオキャスターが首都圏の高校に伺い、現役高校生たちに
学校生活にまつわる話題を取材します。
今週も、東京・文京区にあります、
お茶の水女子大学附属高等学校をお訪ねしました。
明治15年・1882年創立という伝統校で、
日本で最初に出来た、最古の女子高です。
さらに国立大学の附属高校として唯一の女子高でもあります。
お訪ねしたのは、お茶の水女子大学附属高等学校の
「アフガンボランティア部」です。
TBSラジオキャスターの楠葉絵美が取材しました。
楠葉キャスター
- 「お茶の水女子大学付属高校の授業の特色を教えてください」
- 生徒
- 「2年生は『探究活動』があります。いくつかの講座にわかれて学びます。話し合い、考えるだけでなく、『伝える活動』をしています。私は『経済発展と環境』という講座に所属し、食品ロスをテーマに、企業と消費者の関係性や、海外と日本について比較しました」(芳澤円優さん)、「3年生では、2年生の探究活動で行ったことをもとにして、クラスごとに『英字新聞』にまとめます。この活動は、『英語の授業などで、ただ英文を書く』ということではなく、新聞のフォーマットに沿って、見た方に伝わりやすいレイアウトで書く点などを、皆で話し合って活動しています」(田口なつみさん)
千ヶ崎さん、芳澤さん、田口さん
楠葉キャスター
- 「将来の夢や、就きたい職業はありますか?」
- 生徒
- 「大学生活では留学をしたいです。高校2年生の時にオーストラリアに行って、とても良い国だと感じたので、もう一度行ってみたいです」(田口なつみさん)、「医師を目指しています。幼い頃に通っていた小児科の先生への憧れから始まり、その先生の『一緒に働こう』という一言に後押しされて目指してきました。誰かの笑顔を守りたいです」(芳澤円優さん)、「栄養に関することを、もっと学びたいので、大学はその方向に進みたいです。栄養の研究や、小さい頃から『伝えることが大切』と感じてきたので、教師も考えています」(千ヶ崎理子さん)
<なんでも課外授業>
「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」を
ゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。
萌夏さんや魁渡くんにとっては大先輩でもあります、
女優の柴田理恵(しばた・りえ)さんをお迎えしました。
8日の放送では、役者を目指す高校生へのメッセージや、
大学進学で得たことなどについて伺いました。
柴田理恵さん。
富山県出身。高校卒業後、明治大学文学部に入学、演劇について学ばれました。「劇団 東京ヴォードヴィルショー」に所属したのちの1984年、久本雅美さんらとともに「劇団ワハハ本舗」を旗揚げ。芝居はもちろん、ダンスあり、歌ありなどエンターテインメントにあふれる舞台で、一躍、人気劇団となります。また舞台以外にも女優としてテレビドラマ、映画に出演するほか、バラエティや情報番組などで幅広く活躍されています。現在、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」の木曜日のパートナーとして出演中です。今月からは、舞台「雪まろげ」で全国を公演中です。
- 石井大裕アナウンサー
- 柴田さんは明治大学を卒業後、アルバイトをしながら演劇の道に進まれました。スタジオには、役者を目指し、進学も考えている高校生がいます。メッセージをお願いします
- 柴田理恵さん
- 私は、大学は行ったほうが良いと思います。高校でいろいろとやってきて、きっと多くの仲間もいるかも知れません。でも、大学では、また全然違う人たちが周りにいるから視野が広がります。それから、先生も高校と大学では違いますよね。改めて「こういう考え方の人もいるんだ!」ということを感じて面白いんです。広い視野を持って、なるべく自分の知らない分野や触れてきたことの無い勉強をしてください。本を読むと絶対に役立ちます。絶対です!これは。文学でも漫画でも研究書でも、どんな本でも良いから。どんな仕事も、一生勉強です。勉強する癖、アンテナを広げる癖を身に着けて欲しいですね
- 小林萌夏さん
- 大好きなお芝居はもちろん、バラエティなど、やりたいことがいろいろあります。
- 柴田理恵さん
- まず、「本筋」を決めることです。本筋を決めたら、あとは付いてきます。「自分のやりたいことはこれです」というのがあって、それ以外にも付いて来たら、それも一生懸命やれば良いのです。そうすれば、絶対に何でも面白くなります。本筋を一つ決める、でも決して「それしかやらない」ではありません。とにかく「好きでありつづける」ことです。「好きだ」ということが、いちばん大事です。
皆さん、入学した学校や進級したクラスなど、
新しい環境に慣れてきましたか?
新しいステージでの皆さんの活躍、応援しています!
役者をしながら進学も目指している2人。
柴田理恵さんの一言一言に、
大きな刺激を受けたようです!