TBSラジオで毎週土曜日、午後1時から放送している「久米宏 ラジオなんですけど」。
2016年5月14日(土)の放送は、「ようやく手放したもの・そろそろ手放したいもの」というメッセージテーマでお送りしました。

先週の「ワタシの中のオス、ボクの中のメス」、そして今週と、こちらの予想をはるかに超える数とバラエティに富んだメッセージをいただきました。ありがとうございました。

今週のメッセージテーマに絡み、電話では『物欲なき世界』の著者で編集者の菅付雅信さんとおつなぎして、なぜ先進国の大都市をはじめ、人々の物欲が減少しているのか? そして物欲なき世界の行き着く先はどこなのか? といった点でお話しを伺いました。
菅付さんとの話の中で、久米さんは、中国からの観光客の爆買いのニュースがテレビのニュース番組で盛んに取り上げられていることを例に引きつつ、
どこかでみた日本人の血が騒いでるんだと思うんです。馬鹿だなーってのもそうなんですけど、ものを買いたいっていうかお土産は親戚に全部それぞれ買って帰るんだっていうDNAが日本人の中にどこかにまだありますから。
その物欲ある世界の日本人の残像をあそこに見ているんだろう、と僕は思い至ったんです。
と菅付さんの本を読んで腑に落ちたということです。みなさんはいかがでしょうか?
さて、先週お知らせした林家彦いち師匠原作の絵本『ながしまのまんげつ』(小学館、原作/林家彦いち、文・絵/加藤休ミ)の当選者3名は以下の方々です。
たくさんのご応募、ありがとうございました。
- 神奈川県横浜市、田村敬三さん
- 埼玉県川越市、笠島由美子さん
- 茨城県守谷市、大本ひさとさん

ヒコイチ ~ 林家彦いち師匠の一言

手放しました!に多くのメッセージありがとうございます。いろんな物、はたまた人?まで手放しで笑えないシリアスなものまで感謝です。
ちょうど、今朝、アタシですね、プリンター、スーツケース、布団を粗大ゴミで出したところでございました。その際、物置に大量のVHSテープとそれを見るためのテレビデオがありました。それも近いうち手放したいと思いますねぇ。あと絶対着ないであろう・・・10年前のコートも手放そうと・・・。
まだ落語のネタのダンシャリはしてないですが、先輩方では、もぉ絶対やりそうにないであろう「噺」は、「そういえば昔は体力に任せよくやったもんだが、あるときやめたね。。」なんていうこと聞いたりします。
硯の黒はどうにも惹かれますねぇ。
また来週お会いしましょう~。
彦いち
小噺演目「シンプルライフ動物園物語」