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金沢の品格を支える「金沢職人大学校」

檀れい 今日の1ページ

女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」

加賀百万石の品格を、21世紀の今でも、しっかり感じることのできる街……【金沢】。
こうした金沢の品格を支えてきたのは、高い技術を持った職人さんたちの技でした。
大工、左官、造園、建具など、さまざまな職人さんたちが、いまも金沢の文化を守っています。

いま日本では、どの伝統文化も、技を受け継ぐ後継者がいないというのが悩みですが、金沢も同じでした。生活様式が近代化し、手仕事も機械化としてゆくという時代の流れの中、伝統的技法を用いた建物の需要がどんどん減ってゆきました。それにともなって、伝統的な技法が衰退。後継者もいなくなっていったのです。

そこで、1996年、当時の市長の指揮で「金沢職人大学校」を開設。
大工科、左官科といった9つの科目、そして、修復専攻科というものもあり、技の継承を行っています。

本科の定員は、9つの科目をあわせて50人。就学期間は、3年間です。研修料は無料ですが、一般公募は行っていなくて、基本的には、すでに金沢市の職人さんのもとで働いている人たちが対象です。本当にその道を究めてゆきたいという方たちが通う学校ということなのでしょうね。

また、修復専攻科は、定員40人程度で、こちらも三年間です。歴史的な建造物を教材に修復の実務を学ぶそうですが、こちらも、受講できるのは、本科を終えた人たちや、設計士や市の職員といった方たちで、一般公募はしていません。

整った設備のなかで、現役の職人さんたちが、若い職人さんたちを指導するという「金沢職人大学校」。ここで伝えているのは、「物作りの技」だけではありません。茶道や能楽、それから「謡」といった伝統文化の授業もあるのだそうです。

かつて金沢では、植木屋さんや、屋根職人の方たちが、仕事をしながら、謡を口ずさむ…という光景もよく見られたそうで、「金沢は、空から謡がふってくる街」と言われたそうです。物づくりの技だけではなく、文化的な教養も持っている職人。「金沢職人大学校」は、そんな職人さんの育成を目指しているのでしょうね。

旅行で、金沢を訪れるみなさんは、街のあちこちに息づいている、職人さんたちの「心」にもぜひ、目を向けてみてくださいね。

番組では皆さんからのおたよりをお待ちしております。
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TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。

ラジオは、AM954kHz、FM90.5MHz。
パソコンやスマートフォンでは「radiko」でもお聴きいただけます。