TBSラジオキャスターの加藤奈央です。
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加藤奈央 TBSラジオキャスター 歌舞伎、宝塚、ミュージカル。エンターテインメント大好き。 よく観て、よく喋り、よく旅に出て、よく食べます。 (担当番組/ニュース、神奈川県警、ほか) |
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2018年11月3日㈯・4日㈰の
ラジフェス2018内で、3日㈯に開催された
『生島ヒロシの防サギ一直線!
~やらなくちゃ防サギ~』 に行ってきました!!

▲生島ヒロシの防サギ一直線~やらなくちゃ防サギ~
高齢者を狙った、オレオレ詐欺などの特殊詐欺犯罪。
一口に詐欺といっても、いわゆる“振り込め詐欺”をはじめ
今や多様な手口の詐欺が横行しています。
私のまわりでも、自宅に謎のハガキが届いたり詐欺の電話がかかってきたという話は、残念ながらたまに耳にします…。
この7年間連続で、振り込め詐欺などの特殊詐欺は増えていて、
去年はに1万8千件も起きているそう。
その被害者のうち7割が高齢者なんだそうです。
そこで政府は、高齢者の詐欺被害を未然に防ぐために、
いますぐできて、効果の高いサギを防ぐためのアクション「防サギ3か条」を
皆さんに知ってもらうためのキャンペーンを展開。
その推進役となる防サギ隊長に、落語家の林家たい平さんが就任。
テレビやラジオCM、ラジフェス会場でも配られたチラシ等を通して
「防サギ」の重要性を訴えているそうです。
オレンジ色の着物姿でおなじみのたい平さん、
キャンペーンカラーのオレンジ色が同じですね♪
このステージイベントは「防サギ一直線」と題して、
最近の詐欺の手口の紹介と、
その対策について生島ヒロシさんと考えていきます。
生島さんの番組・おはよう一直線でも
10月17日~11月7日の間の毎週水曜日5時45分頃から
毎週水曜日に「防サギ一直線」のコーナーをやっていることもあり…
お客さんもこんなにたくさん~!

▲ステージ前の席にはお客さんがギッシリ!

▲お待ちかね、みんなの“ヒロシ”登場~!!
ヒロシさんの登場で会場は割れるような拍手に包まれ…
「アイドルの気分ですねェ~!」と、とってもにこやか。
「防サギ」キャンペーンカラーと同じ、鮮やかなオレンジ色のパーカーを着たヒロシさんは今日もハツラツとしています♪
◆なんとヒロシさんも被害者だった!?
登場早々、特殊詐欺の防止のために
番組内で具体的なエピソードを紹介をしているという話から
なんとヒロシさんもこれまでに何度か詐欺に遭ってきたという衝撃告白が。
「おいしい話があるよーって言われてね、信じて幾らか払っちゃったら
戻ってこなかったんだ!絶対にうまい話なんてありませんからね皆さん」
まさかのヒロシさんの実体験に、会場の皆さんも真剣に聞き入っていました。
◆会場の皆さんと防サギクイズ
「防サギ隊長」に就任した、落語家の林家たい平師匠。
「防サギ隊長」の林家たい平さんがサカスの400インチモニターに登場し、会場の皆さんと一緒に「防サギ」クイズです。
・第1問。電話をかけてくる詐欺師が嫌がるのは次のうちどれでしょう?
正解は1。録音する。
電話に録音機を付けて「この電話は特殊詐欺防止のため録音しています」
という自動メッセージが流れるものを使うのがとても効果的だそうです。
今は、録音した声紋で判定できてしまうので詐欺師たちは録音をとても嫌がるそう。
実際に生島さんのお宅にもこれを取りつけたことで、それ以降詐欺の電話がなくなったんだとか!
今は録音機が内蔵されている電話機も市販しているようなので、皆さん自身や高齢者のいるお知り合いにもすすめてみてはいかがでしょうか。
★留守電の設定や録音機をつけましょう!

犯人は声が残るのを嫌がります。
「留守番電話設定」や、ほとんどの電話機に取り付けることができる「録音機」が効果的です。
ある自治体では、高齢者の世帯に録音機を導入したことにより、被害ほぼゼロを実現したそうです。
・第2問。業者から上場間近で大儲けが出来るから、未公開株を買わないかと話を持ち掛けられた。業者は株券の代わりに「預かり証」を渡すと言う。これなら買っても大丈夫?
正解は2。買ってはダメ。
甘い儲け話は信用しない!
これに限ります。
ここで、ステージ上の紀藤正樹弁護士の解説。
「国民生活センターの調査によると、振り込め詐欺の平均被害額はおよそ230万円。しかし、これが儲け話の詐欺となると“投資”なので金額が青天井なんですね。平均額は450万円です。
始めは少額でも、例えば半年後に実際に支払った額の1割の戻りがあると、じゃあもっと大きな額を投資しようって思って騙されていってしまうんです」
紀藤弁護士は、信じてしまった被害者で4000万円を払ってしまった例を見たことがあり
絶対に甘い話には警戒を、と力強く会場の皆さんに説いていました。

▲そんなことはありません!

▲甘い話はありません。
・第3問。法務省から、消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせがハガキで届いた。正しい対処法は?
正解は3。
徹底的に無視。
この「消費料金に関する訴訟最終告知のお知らせハガキ」、生島さんのお宅にもきたそう。
実際のハガキを見せてくださいました。
ヒロシさん「これうちに届いたんですよね」
紀藤弁護士「ああ、それは過去に騙されたために生島さんのお宅がきっとカモリストに入っているからですね」
ヒロシさん「あちゃ~カモリスト!!」
詐欺グループは、一度騙された人を通称“カモリスト”なるものに入れて
ネット、ハガキ、あらゆる手段で我々に近づいてくるそうです。
詐欺師は、あの手この手を使ってお金を騙し取ろうとしてきます。

▲具体例と共に詐欺の手口の説明をする紀藤弁護士。

▲豊富な経験に基づいて特殊詐欺を防ぐポイントを教えてくださいます
◆防サギ3か条!
防サギクイズでお勉強したあとは、詐欺を防ぐためのポイントをおさえます。
防サギ3か条
1.電話に「録音機を付ける」「留守電の設定をする」
2.相談用電話番号「188(いやや!)」「♯9110」をメモして貼る
3.家族や身近な人と普段から会話する
ヒロシさんの音頭で皆さんと一緒に斉唱します!

▲「電話に録音機を付ける~!」
「防サギ3か条」は簡単にできて効果的なので、皆さんも是非始めてください。
身近な人と普段から会話をして、どんな対策ができるか話し合うことも重要ですね。
政府広報オンラインの特集ページ
やらなくちゃ!防サギでは、
高齢者を狙った詐欺や消費者トラブルの最新の手口等が紹介されています。
こちらも是非チェックしてくださいね。
▶政府広報オンライン
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/korei_syohisya/

▲防サギ一直線~!!みんなで詐欺を防ぎましょう。
※およそ1時間のイベントの最後はコミュニケーションは大事ということで会場の皆さんとおはようヒロシ体操でしめくくりました♪

▲おはようヒロシ体操DVDを購入した紀藤先生。イベントでは具体例を交えて解説してくださいました。