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放送中

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10月28日(日)プロのレースが体験できる「競技用自転車教室」(にち10おでかけリサーチ)

安住紳一郎の日曜天国

TBSラジオキャスターの久保絵理紗です。

久保絵理紗
TBSラジオキャスター。
食べるも嗅ぐもクサいモノが好き。どこでも踊ります。

放送を聴いてから出かけても間に合う!
オススメのスポットから生中継している「にち10 おでかけリサーチ」


今日は、川崎競輪場におでかけ!レース観戦・・・ではなく、競輪選手が実際に走る競争路「バンク」の走行体験ができる「競技用自転車教室」を紹介しました。講師は、川崎競輪場を拠点に活躍された元競輪選手。プロから直々にご指南いただける自転車教室です。競輪やレースで使う競技用自転車で本物の競輪場を走ることができるとあり、自転車乗りから密かに熱い支持を集めています。この教室では、競技用自転車の乗り方の指導を受けたり、タイムトライアルの記録会に挑戦できます。
主催者のNPO法人サイクル・アクティブ・リング理事で元競輪選手の廣瀬來さんに特訓していただきました。

▲NPO法人サイクル・アクティブ・リング 理事の廣瀬 來さんと

体験に先立ち、まずはバンクに入ります。普段はプロのレースが行われている神聖なバンクに初めて立ち入る時の緊張感といったらありませんでした。バンクがすり鉢状で斜面があることはイメージできていたものの、いざ目の前にしてみると、「床」ではなく「壁」に感じるほどの迫力。川崎競輪場のバンクの傾斜は最高角度32度、高さ4mということで、手をついて登ろうとするにも苦戦するほどの角度でした。この上を自転車で走るとは一体・・・

▲最高角度32度、高さ4mのバンク・・・

ということで、さっそく特訓開始!恐怖すら感じるバンクの斜面を走るためのコツは、とにかくスピードを出すこと!一般道ではスピードを出すことは危険とされていますが、バンク上での常識は真逆!スピードが出ている方が安全なんです。というのも、速度がゆっくりだと傾斜面にペダルがぶつかってしいまい転倒の恐れがあるので、遠心力で車体が傾くくらいのスピードが必要なんだそうです。最低でも全力疾走するくらいの速度がないといけません。平地だったら出来そうですが、これが斜面となるとどうなることやら・・・

▲両手をついても怖いほどの傾斜・・・


▲もはや立っていることすらできない角度。

そして、今回お借りしたのは競輪選手が実際のレースで使用する自転車「ピストレーサー」!高速走行ができるように設計された非常にシンプルな自転車で、片手でひょいっと持ち上げられるほど軽い!無駄なものをすべて取り除いたモデルなんだそうです。フラフープのような大きく華奢なタイヤは幅1.5cm。足がギリギリつくかつかないかの高めのサドルに座ると、自然と前傾姿勢になる下向きのハンドル。視線が下がり、座っただけで怖いです。

▲元選手が現役時代に使用していたピストレーサー!

更に、ペダルに足を縛るため、スノーボードのように車体に体が括り付けられて身動きが取れない恐怖感。そして、ブレーキはありません。停まりたいときは、タイヤを逆回転させるイメージで回転数を下げ、徐々に速度を落とします。全て足先だけの操作で。このピストレーサーは、‟走るより停まる方が難しい”と言われています。難易度の高さを聞けば聞くほど興味が掻き立てられ、いざ挑戦!

▲気合だけは十分。

1周400mのコース、バックスタンド側の第2コーナーからスタート!まずは50mストレート、敢闘門を越えて最初のカーブに差し掛かります。スタートダッシュはプロでも立ち漕ぎをするほど、ピストバイクの1歩目は非常に重く、進みだすと軽やかにぐんぐんスピードが出て、ママチャリとは全く違う感覚。1つ目のカーブは助走が足りなかったので平地の退避路を走行。第4コーナーから2つ目のカーブに向けて、追い上げのダッシュ!「アゴを引いてまっすぐ前を見て、とにかく踏み込む!」と廣瀬さんのアドバイスを思い出し、力の限りペダル踏みました。速度が出てきたところで斜面にチャレンジ!競輪のレースで使われる内外線間にまで到達しなかったものの、車体が斜めになりプロのレースを体感!!

▲バンク!本物のバンク!走れていますよ~!

遠心力と風圧と、日常生活では感じられない感覚が気持ちいい!・・・と、バンク走行を楽しんだところで、最後の関門!ピストレーサー停車の儀!スタート地点の廣瀬さんのもとで止まるはずが・・・見事に通過。停車に失敗し、芝生にゴロンと転がってしまいました。やはり、噂通り「停車」が何よりの難関でした。まだまだ修行が必要です。

▲つきっきりで指導してくださる廣瀬さん。励ましのお言葉が染みます。

中継を終えて、自転車教室開催の時間まで競輪飯で舌つづみ。車券の買い方を係の方から学び、社会勉強、社会勉強。

▲川崎競輪場の競輪飯。700円のモツ煮込み定食!


▲社会勉強。社会勉強。

そうこうしているうちに、自転車教室参加者のみなさんが続々と集合。大半が自宅から自転車ひとつ、身ひとつで登場。片道1時間以上かけて来る方もいてビックリ!自転車乗りにとっては片道3時間くらいは余裕の範疇なんだそうです。走行距離を物語るように太ももも立派でした。

▲今日は比較的経験者の方が多めでした!

きょうの参加者は17歳の初参加の方から、趣味でピストバイクに乗るようになり40年以上だという75歳の大ベテランまで!タイムトライアルもお見事な走りでした。サイクルショップを営む元選手の方がいれば、定年退職してから65歳でバイクを始められた方がいたりと、三者三様の自転車ストーリーを伺えました。

▲参加者のみなさん!かっこいい!!

教室を見学していると不思議な光景が。バンクの上を靴下で歩いているではありませんか?!バンクは傷が禁物のため、スパイクでは歩いてはいけないんです。スニーカーなど靴底が柔らかい靴を持っていない人はスパイクを脱いで渡ります。夏は路面が柔らかくなるため、足跡がついてしまうこともあるほど、非常に繊細なコースです。また、まるで道場のように敢闘門を出入りするたびに必ず一礼をします。バンクがいかに神聖な場所であるかを参加者の皆さんから学ばせていただきました。

▲バンクは繊細なので、優しく忍び足で。

バンクまでに行く道中、プロの練習風景を拝見しました。練習していたのは、神奈川支部長の對馬太陽選手!目を見張ったのは、たった3本の金属ローラーの上でひたすらバイクを漕ぎ続けるローラー台トレーニング。現役選手にとっては、ベーシックな練習方法だといいますが、たった3本の金属棒の上で自転車を走らせるなんて…アスリートの身体能力は異次元ですね。口をぽかんと開けて見入ってしまいました。

▲神奈川支部長の對馬太陽選手。なんというバランス感覚!

川崎競輪場でのバンク走行体験、次回は1月に開催予定です。(詳細はサイクル・アクティブ・リングのHPをご確認ください)バンクの迫力を、体感されてみてはいかがでしょうか。

▲NPO法人サイクル・アクティブ・リングの講師陣、みなさん元選手!