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地域への感謝を込めて開かれる、東京・町田の福祉施設のお祭り▼人権TODAY(2018年9月15日放送分)

人権TODAY

毎週土曜日「蓮見孝之 まとめて!土曜日」内で8時15分頃から放送している「人権トゥデイ」。様々な人権をめぐるホットな話題をお伝えしています。

今回のテーマは…2018年9月15日放送「地域への感謝を込めて開かれる、東京・町田の福祉施設のお祭り」

担当:崎山敏也

東京・町田市で、社会福祉法人「ウィズ町田」が運営する「なないろ」では、様々な障害がある人が通って、様々な仕事をしています。そして毎年9月の第二土曜日には、地域への感謝を込めて「なないろ祭り」が開かれます。

崎山敏也記者が取材に行くと、門の前には色鮮やかな「なないろ祭り」という看板が立てられていて、入ると、右左に焼きそばやカキ氷の屋台が並んでいます。建物の2階にあがると、普段は宅配するお弁当を作っているところで、この日はカレーやフライドポテトを食べながら、様々な出演者のパフォーマンスを楽しめるようになっていました。

最初に登場したのは、地元町田を拠点に活動するガールズコーラスグループ「まちだガールズクワイア」。様々な世代のお客さんが楽しめるようにオリジナル曲にカバー曲や童謡も交えて披露。その後は、ウィズ町田の施設「赤い屋根」の職員で作るバンド「ロワゾーブルー」、福祉施設の縁があるというシンガー、SUMMYさん、町田在住の落語家、三遊亭らん丈さんと続きました。

まちだガールズクワイアのステージ

「ウィズ町田 なないろ」は12年前、二つの施設が一緒になって設立されたのですが、施設長の阿部弥生さんによると「利用者、職員だけの殻にこもるのではなく、設立に協力してくれた地域の皆さんにも楽しんでいただけるような時間を作りたい」ということで、お祭りを開いているんだそうです。ステージの周辺で話を聞くと、利用者と一緒に来たグループホームの支援員の女性は「みんな、歌好きなんです。目が見えない利用者も、手でこうやって調子とったりして聞いてましたし。いやだったらサインを出すと思うので、サインも出さないで聞いてたので、楽しんでいるようです」と話します。ボランティアとして初めて来たという男性は、まちだガールズクワイアのメンバーと写真を撮っていましたが、「会社でボランティアに誘われて、ぜひ参加したいと思って来ました。会社の先輩たちも休憩の前に、アイドルが来てるよ、と言っていたので、ちょっとうきうき気分で来ました」と話します。子供のゲームコーナーを楽しみにして来ているという近所の方もいましたし、利用者もその家族も毎年、なないろ祭りを楽しみにしています。

一方、まちだガールズクワイアは「地元町田に愛されてこそ、より広く歌を聞いてもらえる」と地域貢献を大事にしています。町田市内の高齢者施設、保育園や団地のお祭りに呼ばれることも多いのですが、メンバーの一人、ひよりさんは「ステージで歌っている時、やっぱり、ここで喜んでくれるんだとか、この曲のここは、やっぱりみんながみんな盛り上がれるところなんだというのが、ダイレクトに反応がくるのがわかるので、ここの体験をもっと他で生かせたらいいな、と思いました」と話します。また、もえかさんは「普段なないろで働いている方もCDを手にとって買って下さったり、写真を撮ってくださったりして、私たちの歌が届いたんだな、というのが実感できてうれしかったです。地域のイベントに出させていただくと、どこかでまたお会いできると思えるから、私たちの顔と声と歌を覚えてもらって、また会った時に声かけていただけたらうれしいなと思います」と話していました。

ステージが終わった後、メンバーが「楽しみにしていた」ということで向かったのが、なないろの4階。4階では普段、利用者がバッグやエプロン、ポーチなどの小物、テディベアなど様々な縫製品を作っています。この日は4階に売り場が設けられ、店番?を勤めていた職員のお孫さんが「いらっしゃいませー」とかわいい声で呼び込みをしていて、メンバーも真剣な表情で何を買うか選んでいました。この日、説明役を務めていた利用者の女性は「やっぱり自分で作っているだけではつまんないですけど、こうやって売れているのを見ると安心しますよね。バッグ作ったり、エプロン作ったり、いろいろ面白いです。うちにずっといたらぼおっとしてなきゃいけないですけど、ここでは刺激があるからいいですよね」と話していました。縫製品は普段、なないろでも、また町田駅前の名産品の店「心和」や東京都庁内の店でも売ってるそうですが、なないろ祭りをきっかけにより広く知ってもらって、売り上げがあがれば、利用者の賃金もやりがいもアップすることにつながります。

崎山記者もカレーを美味しくいただきました

3階で作っている「豆腐」や「油揚げ」も。この日は1階で売っていました。初めて、という方が「来年も来ますよ」と話していると、利用者の女性が「9月の第二土曜日です。覚えておいてくださいね」と念を押していました。地域への感謝を込め、地域へ発信するなないろ祭り。町田市内では福祉施設ごとにこういう祭りが行なわれているということです。

 

ウィズ町田 なないろ http://machida-happy.com/guide/con18.html(町田市内福祉施設紹介ホームページより)