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AI時代は「学ぶ」と「不幸になる」!?

AI時代のラジオ 好奇心プラス

今週は「AI時代の学び直し」に好奇心!

フロッグマン「最近、社会人の学び直しって言葉よく聞きます。」

伊東楓「リカレント教育ってことも最近聞きますよね。
 一旦社会にでて、もう一回教育機関に入ることを
 ”リカレント教育”っていうんですよね。」

フロッグマン「色々技術革新していくので、
 仕事をしながらどんどん学ばないといけないんですけど。
 人生100年時代がやってくる。
      そんな世の中で、有意義に過ごすためにはどうしたらいいのか。
      学び直ししたいものって何かあります?」

伊東楓「学び直しというか、最近美術にすごくハマっていまして。
 もともと美術館に行くのが好きなので。
 絵画を見ているとその背景や歴史を知りたくなるので、
      世界史をプライベートで勉強しています。」

フロッグマン「私もプラミング・・・・・・ミング・・・・
 やって・・・・・・・・るよ?やりつつあるよ。
 4ヶ月くらい、やってないけど・・・」

伊東楓「あれ?4ヶ月前に始めたんじゃなかったっけ?」

今週のAIフレンズ

■社会人として「東洋大学大学院」に在籍されている『山川ひかり』さん

■『人工知能時代を〈善く生きる〉技術』(集英社新書)の作者、
 政治社会学者で現代位相研究所・首席研究員の『堀内進之介』さん

社会人で「東洋大学大学院」在籍の『山川ひかり』さんのお話

「普段はどんなお仕事をしているんですか?」

勤務している社会福祉法人の採用の仕事をしています。
介護や支援に関わる職員さんや保育士さんを目指している方と日々関わっています。
もともとは介護の現場の職員でした。

「今は、どんなところで学び直しをしているんですか?」

もともと東洋大学のライフデザイン学部で、
社会福祉士と、介護福祉士の取得を目指す勉強をしていました。
卒業後に、重症心身障害の方の支援施設で介護職員として2年ほど勤めて。
3年目から東洋大学の大学院にも通うようになりました。
働きながら、大学院に通っています。

「山川さんのように、働きながら、大学院に通う人は周りに多いんですか?」

非常に多いんです。
一回現場に出てから戻ってくる方が多いので、驚きました。

「どうして一回仕事についてから戻って学び直す方が多いんでしょう?
山川さんの場合は?」

利用者さんが「重い障害があっても、地域と関わって生きるためにはどうしたらいいのか」という、私が考える大きなテーマがあります。
現場に入って働き出してしまうと、最初に感じていた現場に対しての疑問や、
モヤモヤしたことをだんだん感じなくなっていく自分がいました。
日々の仕事がルーティーン化していく中で、そういった自分に少し焦りを感じて
新しいところに身を置きたいと考えるようになったからです。

「進学してみて実際どうですか?」

最初に自分が学んだ研究テーマは、
もっともっと掘り下げていかなければいけなかったんだと痛感しました。
利用者のために、日々仕事の改善を目的としていますが、
本当は、職員自身が進化してきている、
現場にいると気づかないことだけれど、
学んでいるとその細かい進化に気付けて、
どう進化したかを具体的に伝えることができることがわかりました。
この経験を、職員の研修などに生かしていきたいと考えています。
また、改めて勉強することで
自分自身の仕事、福祉の仕事の魅力を感じることができた。
それを学生さん余すところなく伝えられるようになる
ということが、結果的に仕事にも役立つようになっているかもしません。

フロッグマン「仕事のやりがいを伝えていきたくなった、ということですね。」

「でも、気になるのが、学び直したいと思っても、職場から抜け出すのはちょっと、とか、お金がかかるんじゃないか、とか難しい現実があると思いますが山川さんはどうでしたか?」

進学を考えた当時は介護職員だったのですが、
シフトをどう調整したらいいだろうかとか考えながら
おそるおそる上司に相談しました。
結果的には、通学がしやすいということを考えて今の部署に異動させてもらえたり、
大学院に行っておいで、と背中を押されました。
自分が就職する前は知らなかったのですが、
実は、今の仕事は、仕事場が学び直しをバックアップしているところで
先輩たちも大学院に進学をしていました。
私の後輩も学び直しをはじめています。
なんと、大学院の授業の時間は出張扱いにしてもらえて、お給料が出るんです!

フロッグマン「エーーーーー!!」

他の学生さんは、大変な状況の中で来ているから、自分は恵まれている環境にいるなと思います。

「それは、会社から”学び直すと現場に直接いい影響を与えるから”というここで奨励されているんですか?」

仕事場から、期待されているとは思いますが、
実は、現場にどんなことを学んでいるか、などは伝えていないんです。
関連分野に行きなさい、これを学びなさいとは言われません。
あくまで、自分のやりたい研究をやってください、と
学び直すことだけをすすめてくれているんです。
大学院から帰って来てから、
何年勤めなくてはいけない、というルールも特にありません。
最終的に大きな意味で仕事に生きれば、という感じです。

フロッグマン「いい職場だ!」

伊東楓「羨ましい!」

「実際に学んで、仕事に役に立っていますか?」

自分自身は学んでスキルアップしいるという実感はあります。
でも何より大学院は、学びの場でもあると同時に、
人と繋がる機会を与えてもらえる場でもあります。
自分が今までか関わってこなかった分野の最前線で
活躍されている方と繋がることで人脈が広がった、
というのがすごく大きな収穫になりました。
見方、考え方が違う方が沢山集まっているので、
自分自身の価値観が広がったということもあります。
多くのことに気づかれました。

フロッグマン「学び直しが仕事のためだけではなく、
 山川さん自身の人生にも大きなプラスになったということですね。」

現代位相研究所・首席研究員『堀内進之介』さんのお話

「<位相研究>って、何ですか?」

今、この時代ってどんな時代なんだろうか?などの研究です。
社会学ということで、色々なことをやっていますよ。

「学び直しについてどう考えていますか?」

うーん。
”何を学ぶか”ってことだと思います。
リカレント教育(仕事のための教育)となると
「なんで、皆そんなに仕事ばっかりしたいのかなあ?」って思いますけどね。
自分のために、自分の個人的なパフォーマンスを上げるために学ぶのなら
いつになっても素晴らしいと思いますが。
”学び直し”ではなく、”学び足している”のはいいと思いますが。

フロッグマン「とはいえ、現場に出てモヤモヤしたものをスッキリ整理してくれる
 ってことも学び直しにあるかなあって。
 僕は、シナリオを学ばないで書いてきましたが、
      人に教えないといけない事になって
      『シナリオライティング』って本を読んでみたんですよ。
      そうしたら自分のやってきた方法が、〇〇法、など
      名前がついていたことがわかったんです。
      自分が体験してきた事を整理してくれるっていうのも
      学び直しにはあるのかなと思いましたが・・・
      どうでしょうか?」

もやっとしたものを整理してくれるということは、
スッキリするという事だと思います。
整理されるってことは、本当は、
その周辺にあるものが切り落とされてしまうとこともある。
整理したい、スッキリしたというためだけに学ぶのはどうかな?

フロッグマン「すみません(笑)
 では、学び直しは必要ないという事ですか?」

全く必要ないとは思いませんが、
目的をどこにもつか、という事だと思います。
仕事中毒の人は、仕事のこと勉強すればいいですけれど、
これからはもっと、自分のために仕事じゃない事の為に学ぶべきだと思います。

「これからAIなどのデジタルの最先端技術がどんどん進化して行きますが、その進化に合わせてプログラミングなども学び直したりするのは必要になっていくんじゃないですか?」

プロミングしている人たちだって、何やっているか、これからどうなるかなどわからなくなってきている部分があります。
スマートフォンのようにインターフェイス(操作性)がどんどん洗練されてきています。
操作性が向上するということは、誰でも使えるようになっていくことで、それがトレンド(傾向)になっているのだがら、
何でもかんでも詳しく知らないといけない、という世の中ではないと思いますけどね。

特に先端技術の部分に関しては、
どんどん開発速度も上がって、トレンドも変わって、フォーマットも変わるので
小学校の頃からプログラミング教育をさせようというのは、
何を目指しているのか全くわからない、というのがありますよ。

フロッグマン「うちの番組全否定かかってきたぞー」

伊東楓「(笑)
 堀内さんの考え方だと、AI時代に、沢山器械に仕事をしてもらって、
 余った時間を自分に必要なことを学んだ方がいい、という事ですか?」

そうです!そう思いませんか?

伊東楓「思います思います!!」

今の感じだと、仕事の手順がAIで簡素化して、
今まで何時間もかかった仕事が、数分で済むようになったのに、
早く帰してもらえないで、どんどん新しい仕事がやってくる。

それでは、何の為に学ぶのですか?
それで学ぶってしんどくないですか?
学ぶってもっと自分のためにあってもいいんじゃないかなと思いますよ。

フロッグマン「それはそうなんですけど、
 なかなか社会がそうならないですよね・・・」

ですよね!何でですかね!

フロッグマン「(笑)」

伊東楓「(笑)」

「海外ではそのへんどうなんですか?」

そもそも海外って自分の時間を大事するというのがありますから。
フランスは、仕事の時間以外にメールをすることを法律で禁止しています。
なんの為に仕事をするのか。
それは自分の私的な生活を豊かにすることなんじゃないか、
ということだと思います。
日本は仕事が人生だという人が山ほどいる、
それでいいんですか?って思います。

フロッグマン「山川さん段々小さくなってしまってませんか?」

山川さん「大丈夫ですよ!
私の場合は、自分が楽しい、自分が深めたいと思ったことが仕事だっただけです。
それで学んでいます。」

フロッグマン「自分がワクワクする為に学ぶってことが大切ってことですかね」

今は仕事を好きになる努力しないといけない、って感じでしょ。
それは間違ってませんか?
エジソンだって99%が努力って言ってますが、
その努力は自分が好きなことだから苦じゃないってことだと思うんです。
それが、生活のため、とか仕事のためだとか、自分の本当の喜び以外のことで
一生懸命学ばないといけないと急き立てられると、なかなか辛いと思います。

フロッグマン「確かに、学ぶことって、働き方とかなり直結していますね。
 さっきのフランスの話みたいに
 法律で決めちゃったらいいのにと思いますが、
      我々としたらどうしたらいいんでしょうか?」

本当はストライキしてもいいと思いますよ。
今、AIを導入しようとしている人たちは、
単純作業、ルーティーンのような仕事をさせて、
やりがいのある知的な作業を人間がやればいい、
クリエイティブでいいじゃないか、なんて言ってる人が多いですが、
クリエイティブなことは本当に時間がかかって大変なんですよ!
永遠にやることあるし!
そんなんで、仕事が楽になるわけがないんです。
バカじゃないかと思いますよ。

伊東楓「(爆笑)」

AIと人間が仕事する場所の住み分け方、間違っていると思います。
大変な仕事も、単純な仕事も半分半分でAIにやってもらった方がいい。
その方がもっと効率が良くなって、
自分の時間の学ぶことができるようになると思いますよ。

フロッグマン「でもそうはいっても、現状、私たちに身の回りのことが、
 すぐにAIに変わってもらえるって感じはしないんですけど。
 まだそうなるには、時間がかかるような気がしますが……」

サービスとしてどのように普及するか、ということと
技術がどれくらいのレベルにあるのかということは、違いがあります。
技術そのものとしては、結構いいところまでいいっていることが多い。
サービスとしてそれを受け取れるか、という
僕ら人間側の感性の問題で拒否していることが多い。
例えば、教育の現場にAIを導入することとか。
介護現場にAIを導入することなど、どんなに合理化されても
「やっぱりそこは人間が」って思う人がまだいっぱいいると思います。

<これからのAI時代、どんな時代になっていく?>

社会人で「東洋大学大学院」在籍の『山川ひかり』さん

これから福祉の現場にAIの技術が入ってくると思うのですが、
正直、私はそれに対して知識がないので、
具体的にどうやって入ってくるのかは未知数です。
ただ「AI ってこういう風に入ってくるんだよ」と知ることができれば
すごく面白いと思えると思います。
すると、それ以外に私たちがどんなことを利用者さんに提供できるのか、
と考えることができて新しい学びに繋がっていくんだな、
と今日お話しをうかがって思いました。

また、人に言葉や表情で気持ちを伝えることが困難な方々が、
AIによってその気持ちがバッと
出るようなったら、それは革命かもしれないとおもいます。
ドキドキします。
そういったことが、もっといい社会に繋がるのであれば受け入る
という気持ちが必要なのだと思います。

現代位相研究所・首席研究員『堀内進之介』さん

しんどい時代だなあって思います。

新しい技術がどんどん入ってきて、
学ばないとどうしようもない場面もある。
学びたくなくても、学ばなくてはいけないという状況もある。

批判するために言っているのではないのですが、
AIによって、これまで解らなかったこと、
本来人間が知らなかったことがどんどん解るようになってしまった。
これによって「本当はわからなくても良かったのに」、
「知らない方が幸せだったのに」と思うことがいっぱいあると思います。
なんでもかんでも解るようになる、なんでもかんでも学ぶと幸せになる。
そんなこと全く思わないんだよね。

今、AIで顔の表情を捉えて、本当の感情がわかるってありますが、
彼女とデートしていて、すごく優しいこと話しているのに、
カメラで撮ったら本当は自分のこと嫌いって、AIで判断出ちゃったらどうしますか?
ツラいよ!

伊東楓「つらい!」

フロッグマン「AIによって便利になる一方で、
 色々なことが出来てしまう、わかってしまうことによって、
 人間が不幸になってしまう可能性もある、という事ですかね」

あるんじゃないですかねえ。
だいたい学ぶってことは不幸になるってことですよ。

伊東楓「(爆笑)」

フロッグマン「(爆笑)」

だって、知らなければ良かったこと多いでしょ。
幸福になるか、ということと、
真理にたどり着くかということは違うと思いますよ。
あれこれ学ぶのではなく、目の前にあることをちゃんとやってみる
というのがいいとおもいます。

フロッグマン「今週は、テーマをひっくり返された感じですが、
 まあ、やみくもに学ばないで、
 大切な時間を自分のためにしっかり費やそうってことですね。
      いやー!いいこと学びました。」


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