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放送中

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9月9日(日)強豪揃いの鴨川勢!「千葉県ジャンボカボチャ大会」(にち10おでかけリサーチ)

安住紳一郎の日曜天国

TBSラジオキャスターの久保絵理紗です。

久保絵理紗
TBSラジオキャスター。
食べるも嗅ぐもクサいモノが好き。どこでも踊ります。

放送を聴いてから出かけても間に合う!
オススメのスポットから生中継している「にち10 おでかけリサーチ」


9月9日、きょうの放送では、千葉県鴨川市「里のMUJI みんなみの里」で行われた千葉県ジャンボカボチャ大会を紹介しました。中に人が入れそうなほど大きなカボチャの重さを競うこの大会は、毎年9月中旬に瀬戸内海の小豆島で全国大会が行われていて、この時期、各地で地方予選が行われていています。鴨川市のカボチャは、全国大会で5連覇の記録を持つ強豪ということで、注目されている千葉県大会。2015年の全国大会で重量561.6kgの新記録を樹立した「ジャンボカボチャ日本記録保持者」上野貢司さんにお話を伺いました。

▲ジャンボカボチャ日本記録保持者の上野貢司さんと

会場には、直径1.5mほどの巨大なカボチャが25個ずらりと並んでいて、大会を知らずに会場に訪れた人は「まさか本物じゃないよね」と目を丸くしていましたが、すべて土で育った天然のカボチャ!なぜこんなにも大きく育つのかというと、アトランティックジャイアントという、カナダ原産の大きく育つ競技品種だそうで、中身はスカスカ。皮と実だけで15cmほどの厚みなので、フルーツナイフで簡単に切れるようですが、食べられません。しかし、今年は猛暑のせいでエントリーしているカボチャの数は、これでも例年の4分の1以下。これほどの不作は開催以来初めてなんだそうです。朝9時からクレーン車を使って測量開始!

▲クレーン車を使った吊り秤は、上野さんお手製。

3年前と5年前の全国大会では、トップ3を総嘗めにしたという鴨川勢!もはや、千葉県大会が全国大会といっても過言ではないほどの異常な強さはどこから来るのかと伺うと、鴨川で栽培が始まったきっかけは街おこしでした。しかし、アトランティックジャイアントはカナダの品種で、北海道や標高が高い地域などの涼しい環境を好むので、千葉は育てる環境としては最悪。土地にあった品種改良が必要になり、10年、20年と独自の配合で改良を重ねているうちに、ハマる人が続出したんだそうです。今では、日本一を取ったカボチャの種や苗を、上野さんを中心にみなさんに配っているために街全体で強さを増しています。ちなみに、市外、県外の方も歓迎して、種や作り方を伝授されています。今日は、遠方だと京都からもお弟子さんが遊びに来られていました。

この長年の研究には、農家さんの協力があったのかと思ったら、なんとみなさん素人!本職は、サラリーマンや学校の先生、大工さんなどで、カボチャはあくまで趣味なんです。上野さんも普段は、自動車の整備士さんで、農家経験ゼロ!ただ趣味といっても、5月から8月までのカボチャを育てる4ヶ月間は、毎朝4時に起きて水やりしたり、仕事そっちのけでカボチャ一色の生活になるそうです。

ここまでみなさんを夢中にさせるジャンボカボチャの最大の魅力は「みるみる大きくなる成長力」だといいます。朝日を2~3時間浴びるだけで一気に10kg、1週間で100kgも育つそうです!更に、上野さんは土づくりにこだわられていて、毎年、50坪の畑を深さ60cmまで、40トン分の土をスコップ一本で2週間かけて堀り返しています。

今年も上野さんの愛情いっぱい注がれて育ったカボチャの出来栄えはというと、直前に腐ってしまったということで「失格」。ジャンボカボチャは大きいですが、皮が薄くて繊細で、少しの傷で腐ってしまうんだそうです。きょうも、私たちが会場に着いて車の窓を開けた途端、ものすごい腐敗臭がして・・・なんの異臭騒ぎかと辺りを見回したところ、会場でひときわ目立つ大きなカボチャの解体が始まっていました。

▲なぜか解体が始まったジャンボカボチャ・・・

これも、上野さんのカボチャと同じく腐ってしまって失格。なぜ、すぐさま解体しているかというと、来年のための「種」を取り出すため。カボチャ栽培、落ち込んでいる暇はありません!

▲すべては来年の「種」のために・・・!中身を洗い流して急いで種を取り出します。

▲今年から同時開催している「長瓢箪大会」(地区予選)


会場の端には、何やら細長~いものが並べられていました。今年から「長瓢箪大会」も同時開催されていて、カボチャがダメだった上野さんは今年は長瓢箪での日本新記録を目指しています。(日本記録は2m89cm、上野さんの今年の記録は3m24cm。あとは登録だけだそう)みるみる長~く育ってきて、畑を深さ170cmまで掘り下げていたらここまで立派になったそうです。

▲ダントツ長い上野さんの長瓢箪。

今日上位3位に輝いた3つのカボチャは来週全国大会が開催される小豆島へ運ばれます。300kgを超えるカボチャをどうやって運ぶのかというと、4トントラックで片道16時間かけて、1泊4日で向かうんだそうです。小豆島に着く前に壊れてしまうこともざらにあるようで、責任重大なドライバー役は毎年上野さんが務められます。

今年の千葉県大会の優勝は、399kg(キッコーマンバイオケミファ(株)かぼちゃクラブさん)!準優勝は、349kg(田辺憲明さん(写真は代理の方))!3位は341kg(小学4年生の平川アタルくん)!アタルくんは優勝チーム代表の平川さの息子さん。全国大会進出は今年で4回目なんだとか!みなさん、全国大会進出おめでとうございます!

▲全国大会進出が決まった3つのカボチャと栽培者のみなさん

来年の5月には、今年の優秀なカボチャの苗を500円で販売、30坪の畑を1500円で貸し出されます。ご興味持たれた方は、鴨川でマイジャンボカボチャを育ててみてはいかがでしょうか?