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日本の医療制度は恵まれている!

AI時代のラジオ 好奇心プラス

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今週は「AI時代の医療制度」に好奇心!

フロッグマン「最近、病院行きました?」

伊東楓「4ヶ月前くらいにロケ行く途中、階段降りていたら
 足をひねって整形外科行きました!それくらいかなあ……」

フロッグマン「風邪とか引かないの?」

伊東楓「風邪引かない!全然引かない!風邪って、どうやって引くんですか?」

フロッグマン「なんとかは風邪引かないって言うからなあ(ぼそっ)」

伊東楓「で、フロッグマンさんは?最近病院行きました?」

フロッグマン「インフルエンザの時に行ったかな。
 でも、その前は、もう何年も行ってないかも。
 医者に行くと何時間かかるかわかならないから行きづらいんだよね。
      仕事抜けていくから……。
      でも、医療問題は気になります。
      これからの超高齢化社会に、日本の医療制度は破綻しないのかとか。」

世界に先駆け、超高齢化社会に突入する日本。
「AIを利用することで日本の医療制度はどう変わっていくのか」
探っていきたいと思います!

8月31日 今週のAIフレンズ

日本メディカルAI学会」代表理事 浜本隆二さん
 (国立研究開発法人国立がん研究センター研究所・分野長)

「日本メディカルAI学会」理事 瀬々潤さん
国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター・研究チーム長)

「日本メディカルAI学会」代表理事『浜本隆二』さんのお話

「”日本メディカルAI学会”とは?」

今年の5月にできました。
もともとは国家のプロジェクトとしてあったものですが、
さらに活動を強化するために設立されました。
様々なところで研究している日本の叡智を集結させて、
新しい医療、医療機器、新しい診断・治療に
発展させていこうというところです。
「医療の中にAIを取り入れる」いうことは、世間からの期待も大きいです。
また、世界的にこの分野は進んでいるので、
国内の競争だけで終わらせないで、国際的にも競争力をつけようという事です。
そうすることによって、より患者さんに貢献できるようなります。

フロッグマン「国内で技術の競争をするのではなく、各業界、分野を横断的にまとまって
 ”チーム・ジャパン”となる。そんな学会なんですね。」

「では、現在の日本の医療制度が抱えている問題というのはどんなことなんでしょう?」

私はイギリス、アメリカの大学の医学部で何年も過ごしましたが、
そういった経験から見ると実は、日本の医療制度は大変優れていると思います。
国民皆保険が素晴らしく、病気になった時の個々の負担が大変抑えられています。
問題としては、それは国が補償しているわけだから、
今後、財政が破綻してしまうのではという懸念があります。

国民皆保険とは、国民全般に優しい制度なんですよ。
私が<シカゴ大学・医学部>で教員をしている時、
自分が頭が痛くなったので、付属病院に予約して治療、……というか問診しただけで、
レントゲンだって取らないのに400ドル、役4万円かかりました!
大学の保険に入っていましたが、それでも、2万円しか返ってきませんでした。
アメリカでは、歯医者で10万円もかかってしまいます。
また、アメリカでは具合が悪いといって、
最終的に病院にやっといった時は末期のがん、ということが医者の間でもあります。

伊東楓「えーーーー!?」

フロッグマン「お金持ちじゃないと医者に行けないじゃないですか!」

だから、先進国では類い稀に機能している日本に、
医療制度、国民皆保険を次の世代につないでいく為、
医療費を効率的に抑えていく必要があるんです。

「効率的に抑えるっていうのは?」

例えば、高額な抗がん剤があります。
それを今は、効く効かないに限らず患者さんに投与しているという事がありますが、
これを、効く患者さんだけに投与できれば、効率よく医療費が使われるようになる。
そういったことは現在、「プレシジョン・メディシン」(=個別化医療)と言われているんですが、この個別化医療で、無駄な医療を省くことをAIで解決していけたらと考えています。
そこが大きな目的です。

「医療も年々、お金がかかるようになった?」

医療も最先端になればなるほどお金がかかるという傾向はあります。
一番最先端は、遺伝子的に免疫細胞を取り出して、
がん細胞だけを攻撃さて治療するというものがありますが、
それだと、1回の治療は5000万円かかります!

「そういった医療で地方と都市との格差とか出ていますか?」

経済的格差、収入による医療格差はあると思います。
また、病院が三大都市圏に集中してしまっているという問題はあるので、病院の数から見ると
地域格差があるとうことを考慮しないといけない状況にあると思います。

「これからの病院のあり方は変わっていくと思いますか?」

あくまでも、いち医学研究者としての意見なんですが、
人間に必ずある”幸せに生きる権利”、これに医療が大きく貢献してると思います。
だから、北海道から沖縄まで均質に医療を受けられるということにしていかないといけないと思っています。そのために、AIなどを利用した先を見越した新しいシステムを構築して行くことは可能になると思います。

フロッグマン「我々も、AIによって全国でどこでも同じ医療が受けられる、
 医療の均質化には期待しているんですよ!」

「超高齢化社会で医療費が膨大になっていくと思いますが、今の日本の医療保険制度は適しているのでしょうか?破綻してしまうのか心配なんですが」

個人的な意見ですが、今の医療制度は、
10年後、20年後を俯瞰してできているものではないと思います。
長い目で見た感じ、医療現場的には無駄があると思います。
だから、医療費の無駄を効率的に無くしていかないといけない。

「その国民皆保険は、AI的に見るとメリットもあるそうですね?」

人間の遺伝子の中には、重要なデータが入っているかもしれないけれど、
まだ解明されてないことが多い。そこで、大量のデータを集めて、
それをAIに解析してもらうことによって、医療がさらに進化していくと思います。
それには、大量なデータが必要なので、
国民皆保険によって、多くの方が医療機関にかかるので
データが集まりやすというメリットがある。
でも、個人情報保護の問題もあるので、
あくまでも情報の提供等も社会に受け入れられながら進めていくという事が大切です。
最新医療の研究への期待に対して、
個人の情報提供の社会的意義など、考えていただきたい問題です。

「日本メディカルAI学会」の理事『瀬々潤』さんのお話

「これからの日本には、AIを利用した医療制度は必要不可欠になってくるんでしょうか?」

はい。必要不可欠です!
医療費の増大に対してどうやってサポートしていくかということが重要なことなので、
できるだけ病気になる前にケアをする、病気になった後もサポートすることで医療費の削減につながります。
今後、AIは様々な分野で使われていくと思っています。

内視鏡などで、大量な画像をみて判断するときに、
それを機械が代わりにやることができます。
医者が気づかないことに気づいたり、ちょっとしたミスを訂正したり、
医者のサポートとして、とても役立つようになると思います。

「医者がいらなくなる?ということではなく?」

はい。あくまでも医者のサポートです。
例えば、医者がいないところで心拍計などを持っていると、
AIが今日はいつもと違うねって教えてくれる、
ここの病院に行ったらどう?と教えてくれたりする……など。

フロッグマン「それは大事ですよね!
 どこに行ったらいいかなかなか分からないじゃないですか。
 この症状は外科に行ったらいいのか、内科に行ったらいいのか?
      それを選択することができるようになるかもしれない。」

伊東楓「AIでデータを管理するようになると、
 医療に関して地方と都心との格差がなくなっていきそうですよね。」

データに関しては、地方と都市との格差がなくなっている。
どこからも同じ情報にアクセスができるので、格差は減らす方向に行けると思います。
ただ、<情報共有>というハードルがあります。
厳しい個人情報管理の中でアクセスするのが難しい。
医者もカルテの情報などどうしたらいいのか、
情報の交換方法がわからないといった問題もあります。

浜本隆二さん
「AIを含めた最先端医療は、常に国民の皆様のためにあるべきものなので、
法整備に関しても至急整えていかないといけない問題というのもあります。
また、国民の皆さまにAIを含めて、基礎医学、臨床の重要性を深く理解していただいて
社会全体で好意的に捉えていってもらわないと、進んでいかないと思います。
また、AIに期待が高まりすぎている、ということもあるので、
AIに何ができて何ができないのか、
そういうことも正確に伝えて行くこと必要があると思っています。」

「AIで診断料は安くなる?また早くなりますか?」

早くなると思います。
安くなる、という点では今の時点では少し難しいです。
というのも、現在はAIによる解析はスーパーコンピューターを使っているので、
それではまだまだ高いです。
今後そのシステムが、安くて小さくて
どこの診療所にも入るコンピューターができると安くなっていくと思います。
それを作っていかないといけないのが、私たちの仕事なんです。

「日本の医療制度は、今後どのように変わらなくていけないと思いますか?そのために、医者と我々患者になる側は、どんな意識を持っていたらいいでしょうか?」

瀬々潤さん
今の日本の保険制度は破綻しないように、国民皆保険は残って欲しいと思います。
今のAI時代の医療に何が必要なのかといいますど、

・我々の研究の頭脳部分
・ビッグデータ
・優れた計算機

そのうちのデータですが、これは、皆さんが病院に行った時のデータを
研究に必要なものとして情報提供していただいて、
それがきちんと研究に有効に使われているということを理解していただきたい。
すると、良いデータの循環と、良い医療の循環ができるようになると思います。

浜本隆二さん
ヨーロッパなどは、患者のカルテを国が管理しているところもある。
そういったことで、日本でも患者さんのカルテの共有への理解が進んでいくいいと思います。
急激な変化は難しいと思うので、少しずつでも理解への意識を高めていって欲しい。
こういった、国民の皆さまの理解が、医療の面、経済の面でも国民全体の利益に繋がるということを
今後、さらにPRしていかないといけないと思っています。

フロッグマン「最新医療は個人情報の提供が、結局は国民の利益につながる。
 それを啓蒙してくことが大事ということですね。
 そのPRに鷹の爪団とか良いキャラクターがいますので、是非どうぞ!」

今週のAI人

AIを身近に感じるキュレーションサイト「AI新聞」の編集長『湯川鶴章』さん

湯川さんは20年もアメリカのシリコンバレーで、ハイテク産業の取材をしてきた方!

初期の頃からシリコンバレーで生意気な若者たちを見てきましたが、そういう若者が大好きだった。
最近読んだ『ライフアフターグーグル』という、
グーグル時代が終わるという本が面白かった!
そこにやはり生意気な若者が紹介されています。

「ルミナー・テクノロジーズ」というベンチャー企業、自動走行車のセンサーの会社。
社長23歳。(神童と言われているオースティン・ラッセル氏)
AIはデータが全てなんですが、
ルミナーの社長によると
「うちはデータの取り方が違うから、グーグルとかがやっていることは無駄になる。うちのセンサーはすごいから、もし市販されたら、グーグルなんて一からやり直さないといけないから負けますよ。」
イーロン・マスク(天才起業家)なんて目じゃないって言ってます。
なかなか生意気でいいですよ!!注目しています。

もう一つ医療について。
アマゾンが自分の健康保険組合を作るというニュース。
全く新しく作るので、予防医療、病後医療、健康保険、いまはバラバラな業界ですが、
これを一緒にして、データを統合して解析してすごいの作りそうです。

フロッグマン「すごいこと始まってますねえ。
 アメリカでは民間でそいういことが始まっているんだ。」

伊東楓「日本も国内でコンペティティ……、コンペティ……、
 コンペティティブになっている場合じゃないってことですね!」

フロッグマン「コンペティティブ!競い合ってちゃダメですね!」