お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

AI時代の罪と罰、ロボットが犯した罪はコミュニティーで保証する!

AI時代のラジオ 好奇心プラス

今週は「AI時代の罪と罰」に好奇心!

伊東楓「今日なんか賢そう!」

フロッグマン「伊東さん読んでるんだよね、『罪と罰』」

伊東楓「そう!ドストエフスキー!」

フロッグマン「で、どう?」

伊東楓「なんか、色々考えてるんだなあって思った!」

フロッグマン「(笑)!!」

AIが起こすかもしれない問題について。
自動運転中の事故はどうなるの?
介護の現場でロボットがケガをさせたらどうするの?
「AIによる罪は誰が罰を受ける?」
難しいけど考えなくてはならない今回のテーマに好奇心!

8月17日 今週のAIフレンズ

生活支援ロボットの実用・普及を進めている、
さがみロボット産業特区」推進センター長『内田亨子』さん

”ロボット法”について研究されている
産業技術総合研究所」の特別研究員『赤坂亮太』さん

「さがみロボット産業特区」推進センター長『内田亨子』さんのお話

『「さがみロボット産業特区」というのは?』

神奈川県の圏央道沿いの10市と2町で構成された特区で、
県と連携してロボットをどんどん生み出そうしている県の機関。
2013年に国から総合特区として指定されました。
国からの規制緩和を受けて実証実験ができ、
省庁を超えて申請などができるようになっています。

「県でロボット特区をやる意味というのは何ですかね?」

県が持っている資源を最大限に活用すると言うことです。
実は、神奈川県は、東京よりロボットの研究者が多いんです!
さらに、オンリーワン技術を持った中小企業が多い。
それらをフルに活用しようということです。
開発や実証実験への参加は、県外の企業でもOKですよ!

『具体的にどんなことをしているんでしょう?』

皆さんの「命」を支え、守っていくロボットを次々と生み出そうとしています。
そのロボット開発に欠かせない実証実験のサポートや
実用化に向けた支援をしている。
たとえば、人手不足が深刻な運送業界は
自動運転による配送はかなり必要になっています。
そこで、実証実験がたくさん行われています。

「今の日本の法制度だと、ドライバーさんがいない車は公道は走れないんですよね?
実証実験だとそういうハードルはどうしてるんですか?」

はい。今行われている実証実験はレベル3。
運転者が必ず運転席にいるときのみの自動運転の実証実験のみを行っています。

「他のハードルはありますか?」

ロボットが怖いという方も多いです。
予測しない動きをしそうとか、AIに乗っ取られてしまうのでは?とか。
そういったロボットが身近になることへの不安ですね。
そのために、ロボット自体の安全性の確保と、正しい知識を広めていく活動をしています。

▼2018年9月6日(木)から16日(日)江の島を自動運転バスが走ります!
「セーリングワールドカップシリーズ江の島大会」の開催に合わせて
【自動運転バス】の実証実験があります。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/prs/r6493380.html

▼11月から藤沢市辻堂駅前を「ロボタウン」として
街中でロボットとの共生を体験できるモデル空間を整備します。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/prs/r1319696.html

「ロボットが身近になってきているけれど、今後、生活の中でどのような場所で活躍するんでしょう?」

農業現場の深刻な鳥獣被害。
ドローンが動物が嫌いな音を出して畑を荒らす動物たちを追い払うというもの。
GPSで駆使して追い払うというも考えてられています。

ラグビーのワールドカップ、東京オリンピック、パラリンピックでの活躍。
・多言語対応のロボット
・会場間の移動を支援するロボット
・障害のある方の個別サポート
・テロ対策の警備ロボット などが活躍する予定

これからも、生活に役立つロボットが次々と生まれ、活用させるようにしていきます!

フロッグマン「少子高齢化、これからの社会が抱えていく問題を
 ロボットが肩代わりしてくれる。
 それを研究者の方がどんどん開発して、
      どんどん実用化されていくということですね。
      明るい未来が聞けて嬉しい!」

「産業技術総合研究所」の特別研究員『赤坂亮太』さんのお話

「ロボットが身近になっていますが、法的にはどんなことが想定されている、起こりうるんですか?」

「自動運転の車が実際に公道を走れるのか?」
「AIで怪我を負わせてしまったとき、誰が責任を負うのか?」
……などがあります。

事故が起きた場合の責任問題。
今までは、予見して責任を考えていたのですが、
AIは環境によって性質が進化していくものなので、予見が難しくなってきました。
また、今までは、人は人格と体身体が一体となってましたが、
遠隔操作ロボットができると人格と操作が離れていることが考えられる。
そういった場合、どう捉えていくのか、といったことが考えられている。

非常に身近なところで、
ロボットは基本的には可愛く、人に親しみやすくできています。
それを故意に傷つけたり、ひどい目に合わせたり、
その行為をネットで拡散したりすることは問題があるのではないか。
こういったことを法律で規制してロボットを守り、
特別に保護しないといけない、という問題も現在考えらえています。

「今の法律では対応できなくなってきているんですか?」

多くの場合は現在の法律で対応できるけれど、
それを超えてしまう場合が増えていくと考えられていますね。

「ロボットやAIによって国を超えて犯罪や事故が起こった場合は?」

それも今、議論されるべき問題としてあります。
行為がおこなれた国の法律で対処するのか?結果が発生した場所なのか?
海外からの遠隔操作による暴力の場合、
その行為を行なった人がいる国の捜査が必要で、
現場の被害者の捜査は違う国になる、などなど。

「将来、遠隔地で手術を受けるケースがあると思いますが、その手術の最中にロボットがミスを起こしてしまった場合などはどうなるのでしょうか?」

その手術のミスの中で、どこにミスがあったのか、
しっかりと細かく審査する必要があります。
ロボットの技術のミスだったら、ロボット会社の問題。(PL法がある)
インターネットの通信回線の不備によるものだったら、
プロバイダの責任になるのか?病院のインフラ整備の問題なのか?など
問題は複雑になります。
そういったことを新たな事実として考えていかないといけないです。

「今後、ロボットに関する新しい法律はどういうふうになるのでしょうか?」

今のところ、ロボット法という形で
新しい法律を作ろうという話はない。
だだし学説上は「ロボットに人格権を与えればいいのでは」という議論も今あります。
ロボットの事故で誰も責任を負えないのだったら、
ロボットに人格権を与えるということです。

フロッグマン「ロボットに人格権を!?!?」

突拍子もないことに聞こえますが、そんなこともないんです。
例えば「会社」。会社も「法人」とう人格権が与えられています。
AIを会社や人のように、ひとつひとつ人格を与えて、
法でとりしまる、ということです。
法律の世界だと、ロボットに法を適応する
「入れ物」としての人格という形をとるだけなので
割と無理のない考え方です。実現も難しくありません。

フロッグマン「まさにエーアイ人!!」

もう一つの考え方があります。
誰も責任を負えなくても誰かが責任を取った方がいいというなら、
「無過失責任制度」というものがあります。

過失を問わないで、とりあえす補償しましょうという考え方。
ニュージーランドで進んでいるもので、
全ての事故にこの「無過失責任制度」が実施されています。
車の事故も医療事故もです。

「そのお金はどこから出てくるの?」

そういった基金を運営する団体があって、
何か事故があったら、そこから補償のお金がでる。
そのお金は、税金のような形でみんなで積み立てられている。
ニュージーランド特有の考え方で
「コミューティーの責任」というのがある。
技術や、制度はみんなをが利益を受けているのがから、
それで被害受けた場合は、みんなでその補償を負担しましよう、ということ。
コミュニティーの中で起こったことは、
コミュニティーで補償しましょう、という考え方です。

「自動運転の車が事故を起こした場合は今はどういう対応になっているのですか?」

現在、人に怪我をさせた場合は
「自賠責保険」で車のオーナーが保証していますが、
今後は、何か保険に入ってもらい、
「自賠責保険」を拡張していく方向になっています。

「自動運転のハードルが他にもあるとか?」

道路交通に関する国際規約ジュネーブ条約です。 
この条約の基本的に一致した解釈としては、
車の運転には、誰か人が乗っていなければいけないということがあります。
この理解を何かしらの調整を入れる必要が出てきました。
この条約は、なんと1949年に制定されたもので、
時代的に「馬車」についての項目もあります。
(それでは今とはもう合わない・・・)
自動運転に対応した法律の見直しをする必要に迫られてきました。

今週のまとめ

「さがみロボット産業特区」の内田亨子さん

規制の緩和が特区の特徴。
やりたい!といった時に本当だったら認められないのが
「さがみロボット産業特区」だったらできる、実証実験がしやすい。
これを生かして、どんどん前に進んでいきたい。

「産業技術総合研究所」赤坂亮太さん 

法律は、規制をするものではなくて、
やりたいことの交通整理をするもの。
そして、モノを走らせるための丁度いいブレーキになるといいと思います。

フロッグマン「規制の緩和、法律の見直し、実行にあたっての交通整理を
 前向きにやっていかないと
 せっかく作った技術が使われないのもったいない!
      これから我々もみんなで議論していきましょう!」

今週のAI人

現在、八重洲ブックセンター本店の5階に設置されている「AI書店員ミームさん」。

フロッグマンが実際にのぞいてきました!
実際に利用されている方にも突撃インタビュー!

八重洲ブックセンター営業部 兼、本店商品流通マネージャーの
内田俊明さんにもインタビュー。

「僕は島根県出身!お会いできて嬉しいです!
 ラジオを聞いてきてくれる方が多いです。
 実際に手にとって買ってくれています!」

AI書店員ミームさんが表情を読み取って、その人にあった本を紹介!
鷹の爪団の吉田くんはそのお手伝いをしています!
8月31日まで開催中。 無料です!
是非体験してください!

※ラストはフレーム仕立ての伊東楓アナを添えて。笑