TBSラジオ『TOMAS presents High School a Go Go!!』(毎週・月曜夜9時~9時30分)
「High School a Go Go!!」は、「学校」を取りまくいろんな話題にスポットを当て、高校生の興味ある話題や悩み、疑問など直撃取材などをする高校生応援プログラムです。ハイスクール・ア・ゴー・ゴー、通称「ハイゴー」です。
▼メインパーソナリティ:TBSアナウンサー・石井大裕
▼2018年7月16日(月)放送後記
<高校生の主張>
毎回、高校レポーターが都内近郊の高校に伺い、その高校に通う現役高校生から学校生活にまつわる旬な話題をTBSラジオキャスターが取材。
毎週、様々な高校をご紹介していますが、先週に引き続き、ご紹介するのは、東京都・池袋にあります、豊島岡女子学園中学校・高等学校。豊島岡女子学園は、このコーナーで以前も紹介しましたが、今回、豊島岡女子学園が「キャリア甲子園」で優勝、キャリア甲子園とは、高校生がチームを組んで企業からのテーマに挑戦するビジネス・アイデアコンテストなんです。
このコンテストで優勝したのが豊島岡の「Girling(ガーリング)」という4人のチームで、何とTBSラジオの代表として出場したんです。
今週は、豊島岡のガーリング結成のきっかけなどについてお送りしました。担当は、TBSラジオキャスターの楠葉絵美(くすば・えみ)さんです。
- 楠葉キャスター
- チーム名の「Girling(ガーリング)」の由来は何ですか?
- 生徒
- 中学2年生の時にも企業インターンという、今回のと違うビジネスコンテストに参加し、その時のメンバーで高2の時にもう一度やろうという話になり結成しました。「女の子っぽいことをしよう!」ということで「Girl」に進行形のingをつけて「Girling」で、また、「女の子を今している!」という意味もあったりするんです。先生からグループ名を付けるよう言われ、なかなか思いつかず、友達にアドバイスをもらったところ決まりました。
- 楠葉キャスター
- 豊島岡の魅力は何ですか?
- 生徒
- 様々なイベントを提案してくれて、自発的に取り組むことで、力を伸ばし自信が付きます。スポーツや勉強、学校外で活躍するなど色んな才能を持った生徒が多く、毎日一緒に過ごすことでたくさんの刺激を受けます。また、明るくて優しい学生が多いのでとても楽しく学校生活が送れています。それに、施設も充実していて、毎日メニューが変わる食堂や講堂、シンデレラ階段などがあります。教室にはプロジェクターや電子黒板もります。自分たちでさえ気づかなかった力を伸ばせる環境があり、のびのびと様々なことに取り組む生徒に囲まれ、常に刺激的な学校生活を送れています!
- 楠葉キャスター
- 今後の夢を教えてください!
- 生徒
- (キャリア甲子園で)提案したアプリを実現したいです。中高生にラジオを聞いて貰えるようなきっかけになればと思っていて、もちろん、アプリの実現もしたいですが起業をしたいと思います。まだ、業種や分野などは定まっていないが、これから決めていきたいと思います。
- 人の役に立てるような仕事につきたいです。薬剤師とか精神的にも手助けできるような他人が良い気分になるような仕事がしたいです。
- 将来の夢はまだないですが、大勢の人の前で発表することがとても気持ち良かったです。今後そういった経験を生かせる仕事をしたいです。
<課外授業>
「学校ではあまり教えてもらわないかもしれないこと」をゲストを招いて色々と教えてもらうコーナー。
スタジオは、高校2年の玉田志織さん、高校3年の山口まゆさんです。
先週に引き続き、今年の本屋大賞を受賞した『かがみの孤城』の作者で、作家の辻村深月さんをお迎えして、ご自身のお話から、小説家を目指している人へのメッセージなども伺いました。
・辻村深月(つじむら・みづき)さん。1980年生まれで、千葉大学教育学部卒業後、2004年、『冷たい校舎の時は止まる』でデビュー、『鍵(かぎ)のない夢を見る』で直木賞を受賞、そして、『かがみの孤城』で、2018年、本屋大賞を受賞しました。
・『かがみの孤城』とは。学校での居場所をなくし、閉じこもっていた中学生のこころの眼の前で、ある日、突然、部屋の鏡が光り始めた。その鏡を通ると、そこには同じ境遇の7人が集められていた…。学校に行けない理由、親との関係、学校、友達、様々な想いが込められた一作。
- 石井アナ
- 辻村さんが小説家を目指したきっかけや、小説家を目指している方にメッセージを下さい。
- 辻村さん
- 私は子供のころから本を読むのが大好きだったんですけど、実は小説ばかり読んでいたわけではなくて、漫画やアニメ、映画、音楽も好きで、フィクション全般が大好きだったんです。漫画は藤子・F・不二雄さんが好きでした。また、週刊少年ジャンプも発売に自転車をこいで買いに行っていましたね。面白いものにすごく貪欲で、「ジャンプ」も買うし「リボン」や「ブーケ」も買っていました。映画は父親がラベリングした「007」とかを借りてきて見るみたいな感じでしたね。こういう世界の向こう側で仕事をしたいと思いましたね。小説は、身近にできるし、道具もいらない。広告の裏と鉛筆さえあればできるんですよね。絵心さえいらないし、協調性さえいらないので(笑)。自分一人でも始められるし、一番身近に感じられたのが、小説だったんです。それと、同年代の小説家の方とも話していると小説だけでなく、映画や音楽など、色々なところから影響を受けているんです。それと、作家になりたいんだけど、どうすればいいんですかと聞かれることがあるのですが、書いたことがないというんです。だから、まず、どんなことでもいいから書いてほしいです。みんな準備しちゃんですよね。。