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スマホで出来る防災対策

森本毅郎 スタンバイ!

6月の大阪北部地震や、平成30年7月豪雨による甚大な被害などを目の当たりにして、改めて日頃の防災について考え直す機会が増えています。そこで今日は私たちの一番身近にある携帯電話・スマホで出来る防災対策について考えます。「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまる「現場にアタック」!!7月11日(水)は、『備えあれば憂いなし、スマホで出来る防災対策を考える。』をテーマに近堂かおりがレポートしました。

★様々な防災アプリが!

ネットの記事でも『どの防災アプリが使いやすいか』という話題を目にします。実際、ここ最近、様々なスマホの防災アプリが注目されているようです。そんな中で評判がいいのが「東京都防災アプリ」。東京都総務局・総合防災部・防災管理調整担当課長の宮澤夏樹さんのお話です。

宮澤夏樹さん
「【東京都防災アプリ】は”あそぶ・まなぶ・つかう”という3つのコンセプトのもと、事前の備えや災害時に役立つコンテンツを盛り込んだアプリです。多くの都民に利用して頂くため、『東京防災』や『東京くらし防災』の内容を簡単に閲覧検索できるような機能の他、地域の危険度を知るマップなど防災を身近に感じながら、日頃からの活用につながるようなコンテンツを盛り込んだ工夫をしています。オフラインでも防災マップについては使えるようにしています。」

これが「東京防災アプリ」のトップ画面

【東京都防災アプリ】は、今年3月1日にリリースされた東京都公式の防災アプリ。防災に備える情報、実際に被災した際の役立つコンテンツが簡単に見られます。また、電波の繋がらない状況=オフラインでも防災マップなどを利用できるよう、工夫されています。

こうした防災アプリは、東京都だけでなく、現在様々な種類のものがリリースされていて、少し前の「災害時といえば災害伝言板だけ」、という状況とはかなり変わっています。

例えば、さまざまな災害情報を通知してくれる【Yahoo防災速報】、

Yahoo!防災

最寄りの避難所や自宅の方向を示してくれる【全国避難所ガイド】、

また、懐中電灯やブザーを鳴らせるというシンプルなアプリなど、検索するとずらっと出てきます。

 自分に必要なアプリをダウンロードして、試しに使ってみる。そうやって自分の使いやすいものを探しておくと安心ですよね。もちろん普段使い慣れたLINEなどでも良いですね。

★スマホの防災対策していますか??

では、街のみなさんは、防災アプリをダウンロードするなど、スマホでの防災対策をしているのでしょうか。聞いてみました。

●「会社で緊急の連絡確認したりとかLINE使って、職場の連絡を取り合う訓練とかはしてますね。」
●「なんもやってないです。実家にいる時とかはここに集合とかあったぐらいで。もう実家出ちゃったから何にも関係ない」
●「何もやってないです。でもツイッターとかは見るようにしてます。NHKの災害なんとか、とか・・・」
●「特にしてないです。でも家族にはすぐに連絡できるようにはしてますけど。ラインのグループで。位置とかはわからないです。両親が茨城にいるんで、地震があった時とかに連絡したりはしますね。」
●「何にもやってないですよ。今のところ必要を感じないというか。本当に何にも無対策なままで、まだ実感が無いんですかね自分自身に。」

かなりの人数に聞いたのですが、スマホに防災アプリをインストールしていますと言う方は思った以上に多くて、ちょっとびっくりしました。

とはいえ、アプリをインストールとまではいかないまでも、ツイッターでよく防災情報をチェックしています!という方はチラホラといらっしゃいました。最近は、市長や知事がツイッターで情報を発信する、ということも増えていますから、すばやく正しい情報を得る方法のひとつであるようです。

その一方でこんな人もいらっしゃいました。

●「Yahooの防災アプリ。例えば地震とか豪雨とか通知でエリア設定してすぐにくるようにしてます。使えます使えます!家のあたりに警報出たりとか地震がある2秒前に通知が来たりとか、まあ2秒前じゃ何もできないですけど。まあたまたま入ってるんですけど、オフラインのマップアプリとかは入ってるんですけど、圏外の時もそのアプリで地図は見れるかなと。わからない場所にいたらそれは使えるかなと。バッテリーは常に持ち歩いてはいないですけど、モバイルバッテリーですね、多分4回くらいできるちょっと大きめのやつがありますね。」

この男性は、備えの点から、そして被災してしまったとき、しっかりと準備していらっしゃいました。いざというときにあわてないために、困らないために、見習いたいです!!

★被災時にスマホを使うときの豆知識

備えの防災アプリのお話をしてきましたが、今度は、実際に被災してしまった場面で、スマホを使うときに知っておきたい豆知識について、 ITジャーナリストの三上洋さんに教えていただきました。

三上洋さん
「避難所や例えば市役所・区役所といったところでは無料のWi-Fiが設置されます。通称ファイブゼロジャパン、これはWi-Fiの名前が 【00000JAPAN(ゼロが5つのあとにJAPAN)】というもので無料で使えます。パスワードも必要ありません。避難所やコンビニなどでインターネットがすぐに使えるのでとっても便利です。ただし注意点があります。パスワードがかかっていません、イコール暗号化されていないです。悪意のある人物がいればその通信を読み取られる可能性があります。ですのでファイブゼロジャパンを使うときには重要な個人情報を入力するようなサービスは使わない。今まではファイブゼロじゃパンについてはぜひ使ってくださいというだけでしたが、政府は今回盗聴されるようだと、最低限のものにしてくださいという注意喚起を出しました。」

災害時には、公衆の無線LAN【00000JAPAN】が開放され、誰でも無料で、ネットの接続が可能になります。(今回の豪雨災害では、おとといの7月9日から使えるようになりました。)災害が起きると電話は繋がりにくいので、ネットでのやり取りが有効です。

ただし情報は暗号化されていないので、銀行取引やクレジットカードを使うなど、重要な個人情報を入力する利用は控えたほうがよいということです。この点は、充分に注意してください!

★ケータイ・スマホの電池を長持ちさせるコツ!

しかし、そもそも携帯やスマホは電池がなくなってしまったら意味がない、ですよね。被災した時に電池をもたせるにはどうすれば良いのか、再び三上さんに伺いました。

三上洋さん
「長持ちさせるコツがあります。一つは画面を暗くすることです。スマホや携帯電話の画面がもっとも電池を消費します。設定で最も暗くすること。もう一つ大規模災害だと基地局自体がダウンすることが起きてしまいます。そうすると携帯電話サービスがなくなる、圏外になってしまいます。圏外になると電池を非常に消費します。どういうことかというと携帯やスマホは基地局を探す、無いと最大のパワーで探します。ですので圏外やアンテナが1本の場所では必要な時だけ見て、必要ないときは機内モードにしたり電源を落とすことが電池の節約につながります。」

被災したときに真っ先にやるべきは画面の明るさを最も暗くすること!

2、3日すれば避難所に携帯会社が充電機器を設置してくれるのですが、そこまで持たせるために、電池の節約は重要!!

また、小型のモバイルバッテリーを防災バッグに入れておくことも大切、とのことです。防災バッグに入れたモバイルバッテリーは、入れっぱなしで時間が経つと、使っていなくても放電してしまうので、定期的に使ってまた充電しておく、というのもポイントだそうです。

アプリを使ってみる、携帯・スマホの画面の明るさの調整の仕方を試して知っておく、バッテリーの充電をしておく・・・そのときになってからではなく、事前に一度でも動いておくことが、大きな違いになるかもしれません。ぜひこの機会に備えてみてください。

「現場にアタック」近堂かおり

近堂かおりが「現場にアタック」で取材リポートしました。